新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1010 粗品らしき物を部屋に入れられたら
投稿者 はとさん 投稿日時 2011.4.23 PM 3:55
NO.980で相談をした者です。回答頂きありがとうございました。
その後少し困ったことがあり、何度も申し訳ないのですが相談させて下さい。
あの後2回Y新聞の方が来ることがあったのですが、帰ってといってもなかなか帰らない、本当に警察に連絡をしようかと思った頃には帰りましたので結局何もせずですが、
一度、何者か名乗らない人が来たので警戒していたところ、玄関近くの窓から粗品らしき物を部屋に押し込もうとされました。
詳細に書くと、「こんにちは」、と挨拶があり、小さく「Y社…の」という声が聞こえたので、「新聞ですか?」と聞きましたが返事は無く、粗品のようなものを近くのたまたま換気で開けていた窓から室内へ入れようとしました。
粗品のように見えましたが、嫌がらせのなにか危ないものではないとは言い切れないので、「新聞でしたら結構です」と言い素早く窓を閉めてなんとか押し込まれなくて済みましたが、窓を何度かその箱状の物で叩かれ玄関のドアを何度もガチャガチャとして(鍵を掛けていたので開けられません)、しばらくして去って行ったようです。
窓やドアに破損はありません。そんなに激しいものでは無かったですから。
同じ会社でこれだけ多いと不安なので、管理会社に聞いてみましたが他の人からはクレームは無いらしく、私が単独で販売店に連絡するのは構わないけど…といった感じでした。
私だけ神経質になっているのかもしれませんね…所詮田舎者ですし(^^;
これから夏で窓を開けっ放しにする事も多くなると思います。
同じように粗品などを挨拶なし、またはこちらに聞こえないくらいの小さい声で挨拶してから放り込む、などされるとどのように対処するのか分からず、おたずねしたい次第です。
相手は粗品だとは言っていないのですから、「間違って入れてしまった、返して下さい」ということになると玄関を開ける必要があるケースもあるかもしれませんが、これは怖いです。
しかし、「粗品は受け取ったのだから契約しないとダメだ」と言われそうで返さないのも怖いのですが、この場合も帰ってくれと言って、それでも帰らない場合は警察で良いのでしょうか。
警察が来ても、私の方に非がある(粗品らしき物を返さなかったなど)と法的に判断されるのでしたらたまったものではありませんし。
また、郵便受けにゴミ袋などの粗品(新聞社名入り)が勝手に入っていることもありますが、これは使うなり破棄するなり、私の判断でしても問題ないのでしょうか。
保管しておくのもあまり気持ちよくありませんし、後から「あのときのゴミ袋を返して」とやってこられると困りそうです。
こういった場合の良い対処法が何かあれば教えて頂けると幸いです。
回答者 ゲン
『あの後2回Y新聞の方が来ることがあった』というのは、同じ人間なのかな。それとも、それぞれ別の人間なのかな。それによって対処法は多少違うてくる。
同じ人間の場合、今回と同じように徹底して無視し続けていれば、いくらしつこいとは言うても『しばらくして去って行った』という程度の人間なら、そのうちあきらめて来なくなるやろうと思う。
『あの後2回』ということは、前回の相談が2月10日やから、ほぼ1ヶ月に1回というペースやな。これは、通常、拡張員の回るペースや。
一般的な拡張員は、月に20〜30箇所くらいの販売店に行って新聞勧誘をする。同じ拡張員の場合やったら、最初に会ったとき、あんたを「落としやすい客」、もしくは「しつこく攻めれば契約する客」と踏んで、その地域の販売店に入店する都度、あんたの所に訪れとるものと考えられる。
そうであるなら、もう来ても無駄やと思わせることが一番手っ取り早い。
具体的には、ドアチェーンをかけたまま、ドア越しに対応して、はっきり「いくら来られても絶対に契約しません」と断ることや。
その際、相手の出方が不安なら、携帯の録画機能などを使って、その様子を録画しとくのでもええ。
あからさまに携帯のカメラを向けるのは、まずいと思われるのやったら、応対に出たとき携帯での話し中を装うという手もある。そうすれば、手に携帯を持っていても、それほど違和感もなく、怪しまれることもないやろうしな。
それに、これは相手を用心させることにもなる。
電話中ということは、普通はその会話の相手も一緒に、その拡張員とのやり取りを聞いていると考えるから、例え何かをしようとしていたとしても、うかつなことは出来んと躊躇するもんや。
余談やが、女性などが夜遅く歩いて帰宅する際は、例えポーズでも携帯をかけながらだと、襲われる確率は激減するというさかいな。
良からぬことを考える相手には結構、効果のある方法やと思う。
また、常に録音できる物を用意しといて、その拡張員が来た場合、すぐにそれを取り出し、その会話を隠し録りしとくというのでもええ。
あるいは、親兄弟、友人知人に、このことを話しといて、その拡張員が来たら、すかさず本当に、その相手に電話をし、それをスピカーホンにしとくというの手や。
親兄弟、友人知人に、頼もしい、いかつい声の男性がいれば、それがスピカーホンから聞こえるだけでも効果はあると思う。
そして、それらの準備をして、はっきり断ると同時に「帰ってくれ」という言葉を連発することや。
それでも、その拡張員が居座れば、刑法第130条の不退去罪に該当する。
これが認められれば、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処するとある。
まあ、その罪で警察が捜査するかどうかは、その状況とその警察署の裁量次第というところがあるから何とも言えんが、違法行為には違いない。
せやから、警察へ通報するのは一向に構わん。やってきた警察官もそのままほっとくことはできんと思う。その証拠と証人がいとるわけやしな。
ただ、こういう場合の結果は、よほど悪質な勧誘とその警察官が判断せん限りは「もう帰りなさい」と、その拡張員をその場から追い返すだけというケースが多いようやが、それはそれで良しとするしかない。
これをする真の狙いは、その拡張員にあんたを「厄介な人間」、「何度来ても客にはならんな」と思わせることにあるさかいな。その拡張員にそう思われれば、よほどのアホ以外は二度と来ることはないと思う。
何度も同じことを繰り返せば、当然やが、悪質性が高いと判断され、警察もその販売店にきつく注意するはずや。警察官次第では「連行」されることもある。
これが、それぞれ違う拡張員やと、少し厄介なことになる。その場合は『あんたを「落としやすい客」、もしくは「しつこく攻めれば契約する客」』という情報が、その拡張団の中で知れ渡っているという可能性がある。
それやと、その中の一人を撃退しても次々と別の人間がやってくる可能性が考えられる。
あんたにとって何度も来られて煩わしいやろうが、訪問勧誘自体は違法行為でも何でもないさかい、そういうケースなら、それぞれで毅然と断り続けるしかないと思う。
いずれにしても、「あの客はダメだ」と思わせることが肝心やということやな。
『素早く窓を閉めてなんとか(粗品を)押し込まれなくて済みました』というのは、それでええし、『これから夏で窓を開けっ放しにする事も多くなると思います』ということで不安なら、その窓に網戸を付けられてはどうかな。
これは何もその粗品を入れるのを防止するだけやなく、蚊などの虫除けにもなると思うがな。
万が一、粗品を放り込まれた場合でも、先ほどの手順で、ドアチェーン越しに対応したらええのと違うかな。
それと、これは間違ってたらごめんやが、あんたは女性の方なのかな。
もし、そうなら、同じ拡張員の場合であれば、不退去罪プラス、ストーカー被害に遭っていると警察に通報することも可能や。その場合なら、やって来た警察官も簡単には済まさんやろうと思う。
『相手は粗品だとは言っていないのですから、「間違って入れてしまった、返して下さい」ということになると玄関を開ける必要があるケースもあるかもしれませんが、これは怖いです』というのも、ドアチェーン越しの対応で対処できると思う。もちろん、その際のやり取りも録画、録音するようにしてな。
『しかし、「粗品は受け取ったのだから契約しないとダメだ」と言われそうで返さないのも怖いのですが、この場合も帰ってくれと言って、それでも帰らない場合は警察で良いのでしょうか』というのも、当然構わん。というか、そこまで言う人間なら警察官の前で、白黒つけといた方がええやろうな。
その場合にも、録音している事とか第三者の証言が生きてくるはずや。
そうすれば『警察が来ても、私の方に非がある(粗品らしき物を返さなかったなど)と法的に判断されるのでしたらたまったものではありませんし』ということには絶対ならんしな。
『また、郵便受けにゴミ袋などの粗品(新聞社名入り)が勝手に入っていることもありますが、これは使うなり破棄するなり、私の判断でしても問題ないのでしょうか』というのも、そうしても何の問題もない。
これは景品ではなく、業界では「捨て材」と呼ばれとるもので、街で配るポケットティシュと同じようなもんや。
『保管しておくのもあまり気持ちよくありませんし、後から「あのときのゴミ袋を返して」とやってこられると困りそうです』というのも、心配せんでもまず、そう言うて来ることはないはずや。
街で配るポケットティシュを返してくれと言うのと同じやさかいな。そんなアホな話はないわな。
万が一、そういうことがあったとしても、「あんな物を入れられたら迷惑です。私には必要のない物ですから捨てました」とでも言うておけばええ。
嫌なことは嫌と毅然として断る。それが問題を避ける一番の方法やと思う。
ただ、世の中には、常識では考えられん者がおるのも、また事実や。その拡張員が、そういう類の人間で何か困るようなことがあったら、いつでもまた相談されたらええ。
相手の出方次第で、その対処法はいくらでもあるから、心配せんでもええと言うとく。
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