新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1022 遅すぎるかも知れませんが相談させてください
投稿者 Nさん 投稿日時 2011.5.31 AM 2:04
はじめまして。こちらに質問するのは初めてとなります。
現在、Y新聞との契約について非常に困っていることがあります。
自分の至らない部分が多々あったため、状況がややこしくなっており、正直ご相談するべきかどうか悩みましたが、一人では答えがだせなかったためご助言を頂きたく、ご相談させて頂くことにしました。
遡る事、約7ヶ月前になります。そのタイミングで、それまで6ヶ月間購読していたY紙との契約期間が切れ、当然の如く契約延長を求められました。
但し、契約延長するつもりはなかったため、拒否しました。
しつこく粘られたため、別の新聞を6ヶ月取ると嘘をしまいました。
拡張員の人は「じゃあ6ヶ月後に又来ますんで」といって帰っていったと記憶しております。
数日後、玄関にY新聞からの景品?(洗剤など)と思われるものが置かれており、はじめは無視しておりましたが、置きっぱなしにしておくのもアパートの隣人に不信がられるかと思い結局、家の中に持ち込んでしまい、全てではありませんが一部使ってしまいました。
※これは大きな失敗だったと思います。この時にしっかりと確認すべきで、それを怠ったことに反省しております。
それから6ヶ月後、何の前触れもなくY新聞が投函され始めました。
最初の一週間ぐらいは何かの間違いだろうと思って、新聞を取らずに放置していたところ、
ある日、Y新聞の人が来て「今月から契約になってるんで、ちゃんと新聞は回収してもらわないと困ります」といわれました。
当然私はそんな認識がなかったため、何かの間違いではないですか?と聞いたところ、「半年前に契約していますので、忘れているだけだと思いますよ? 契約書の控えもあるはずなので探してみてください」といわれ、その時は「わかりました確認しておきます」といってしまいました。
(契約した記憶なんてなかったため)え?と思いながらも契約書を探してみましたが、やはり見つかりません。
毎日の仕事に忙殺され、契約書がないことについてあまり深く考えず「まぁつぎにY紙の人がきた時に確認すればいいか」と軽い気持ちで考えてしまい、こちらから電話で契約について問い合わせるようなこともせず、後手後手に回っていました。
今思えば、自分の対応にもかなり問題があったと後悔しています。
月末になり、最初の料金徴収でY紙の人がきました。
「契約書の控えは見つからないのですが、やはり何かの間違いではないですか?」
「契約書があるなら持ってきてもらえませんか?」
と確認したところ、「多分あると思いますんで」といったようなことをいわれ、結局その月の料金は払いました。
去り際に、念を押して「来月契約書見せてください」といい、返事があった事を確認しドアを閉めました。
契約書があるなら仕方ないか・・・。と思いこのときは半ばあきらめ、次月を待つことにしました。
2回目の料金徴収になり、前回と同様のY紙の人がきました。当然の如く料金を請求されたため、「先に契約書を見せてもらえますか?」といったら、いきなりキレられました。
その時は動揺してしまい、言われたことを完全に覚えてはいませんが、下記のようなことをいわれたことは覚えています。
・「契約についてはうちは関係ない、あなた個人と拡張員の問題だ」
・「あなたが契約をした拡張員に契約の是非に確認したが6ヶ月前に契約したといっていた」
・「あなたが契約をした拡張員の連絡先は個人情報なので教えられない」
・(契約から実際に新聞が配達されるまでの流れを説明され)「うちは何も間違ったことはしていない」
・「警察呼ぶならいいですよ」
「あなたがお金を払わなければ、拡張員とのトラブルが発生して事が大きくなるだけ」
・「半年前になんで他の新聞とるって嘘ついたの?嘘つくな」
・「景品受け取ったんだからそれが契約した証拠でしょ?」
・「なんでクーリングオフしなかったの?」「話の意味が通じてる?痴呆まわってるの?」
など、かなりの威圧的な態度でいきなり怒鳴られてしまったため、動揺してしまい上手くこちらの言い分も伝えられず、私が嘘をついてお金を払わないようにしているといった言い方をされてしまいました。
どうしていいかわからず、結局お金を払ってしまいました。
(私がお金を払った後も、怒りは収まらないようでしたが)契約期間を確認したところ「6か月」といわれました。
又、残り4ヶ月は私の所に取立てにくるのが嫌なので、コンビニ支払いにさせて貰うと言われ、私自身も、もうそれでいいか・・と思い。了承しました。
上記に関しては自分の落ち度も大きいと感じているため、料金は支払わざるをえないと考えております。
但し、契約期間が本当に残り4ヶ月かどうかは販売所に電話して聞いてみようと思います。
又、契約書のコピーも是非確認したいため、一人の客として要求するつもりです。
こういった事になったのは、私の至らぬ事ことが非常に問題であると認識はしておりますが、もし上記に関して、他に必要なことやご助言をいただければ幸いです。
今後は、絶対に拡張員がきても言葉は交わさないと心に誓いました。
長文となり申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
回答者 ゲン
とんでもないガキやな。程度が悪すぎる。こんな人間の対処法なら腐るほど知っとるし、撃退するのも、それほど難しいことやない。
ただ、それには、あんたの強い意志が必要になるがな。
当然やが、その撃退法、対処法を実践すれば揉める公算は大や。
もちろん揉めても、このケースであんたが負けることはないやろうが、気持ちで負けてたんではそれまでや。勝てるものも勝てん。
文面を見る限り、あんたはかなり気の弱いお人のようや。まあ、せやからこそ、それにつけ込んで、そんな無茶な真似をするんやろうがな。
『契約期間が本当に残り4ヶ月かどうかは販売所に電話して聞いてみようと思います』というのは、そうされるべきやし、『又、契約書のコピーも是非確認したいため、一人の客として要求するつもりです』のも、そう要求されたらええ。
しかし、そんなものを確認するまでもなく、あんたの話どおりなら、その契約書はその販売店の人間が勝手に書いた「偽造契約書」に、ほぼ間違いないやろうと思う。
それがために、それを見せるのを引き延ばしとったと考えられるさかいな。できれば見せたくないというのが本音のはずや。
ちなみに、これは考えとるほど軽い罪やない。
刑法第159条に私文書偽造等というのがある。
これには、勝手に他人名義の契約書を作ったり、契約書を改竄することも含まれる。つまり、あんたのようなケースやな。
これが認定され立件されれば、3ヶ月以上5年以下の懲役に処するという実刑のみの罰則規定で処罰される可能性が高い。
その罪に該当するかどうかというのは契約書の内容次第や。その契約書を確認すれば、それが分かる。
『「先に契約書を見せてもらえますか?」といったら、いきなりキレられました』というのは、その偽造契約書を見せたくないためのフェイク(見せかけ)として、ワザとキレて見せたのやないかと思う。
言うてることが無茶苦茶やさかいな。一々説明するのもアホらしいくらいの低次元な言動ばかりやが、あんたの後学のためにも一応、言うとく。
次に同じようなことがあれば、簡単に反論もできるやろうしな。
『・「契約についてはうちは関係ない、あなた個人と拡張員の問題だ」』というのは、逆で、あんたとその拡張員こそ、何の関係もないと言える。
新聞が配達されたということは、販売店はその契約書の内容に従ったということや。
拡張員は法的には、その販売店の従業員として営業しとることになる。もしくは代理人としてや。その従業員なり代理人なりの責任を販売店が負うのは、当たり前のことや。
販売店はその雇い主なんやから、本来、口が避けても『契約についてはうちは関係ない』とは言えんはずや。そんなアホな話が通用するわけがないさかいな。
新聞購読契約というのは、新聞販売店と契約者個人間のみでしか有効とはならんものや。
そんな程度のことも知らんというのは、ある意味、可哀想にさえなってくる。実に救いがたい人間やと。
『・「あなたが契約をした拡張員に契約の是非に確認したが6ヶ月前に契約したといっていた」』というのも、本気でそんなことを言うとるのやろうか。
拡張員が、そう言うたからという理屈が通るのなら、販売店はそこら中に契約者を作ることができるで、ホンマ。言いたい放題でええわけやさかいな。
こんなバカなことを言う前に、本当に正規の契約やという自信があるのなら、その契約書をあんたに見せたら終いの話やないかと思うがな。
その契約書にあんたの筆跡で名前や住所が書かれてあれば、その契約は動かし難い事実、正しいということになる。
それを、そんな変な言いがかりをつけて契約書を見せんということは、それが偽造契約書やと知っているという何よりの証しやないかな。
『・「あなたが契約をした拡張員の連絡先は個人情報なので教えられない」』というのも、あんたが、そんな拡張員のことを知る必要はない。聞いても聞かんでも、どうでもええことや。
あんたが交渉できるのは法的にも、その販売店しかないわけやさかいな。裏を返せば、その販売店もあんたとの交渉を逃げることはできんということや。
『・(契約から実際に新聞が配達されるまでの流れを説明され)「うちは何も間違ったことはしていない」』というのは、何が正しいことやと言いたいのやろうか。理解に苦しむ。
ワシには間違いだらけとしか見えんがな。
『・「警察呼ぶならいいですよ」』
これは意味不明やな。
その言葉を発する前に何かあったのかな。それとも、さすがにその従業員は自分の言うてることが法に触れるかも知れんという危機感を抱いて、思わずそう言うたのやろうか。訳が分からん。
『「あなたがお金を払わなければ、拡張員とのトラブルが発生して事が大きくなるだけ」』というのは、明らかに脅しと受けとれる。
実際、そのトラブルになれば、あんたも困るかも知れんが、事が大きくなって困るのは、その販売店と新聞社の方やと思うがな。
新聞社は冷酷で、その販売店が何か大きな良からぬ問題を起こせば、いとも簡単に、改廃(強制廃業)に持っていくさかいな。
まあ、それは、あんたやから脅しとるだけの話で、実際に、そこまでするようなアホやないとは思うがな。
『・「半年前になんで他の新聞とるって嘘ついたの?嘘つくな」』というのは、あんた自身、負い目に感じとるのかも知れんが、それはよけいなお世話や言えば通る。
「契約したくなかったから言うただけや」と。
まあ、そんな言い訳をする前に、嫌なものは嫌ときっぱり断っておく方がええがな。
『・「景品受け取ったんだからそれが契約した証拠でしょ?」』
これは新聞販売店の人間が良く言う定番の台詞やが、その前提には契約を交わしたという事実が必要になる。
当たり前やが、ドアの前に勝手に置いていったものを『景品』とは呼べんわな。そんなもの江戸時代の義賊、鼠小僧の施しと一緒やと思うがな。
有り難く頂戴して「それを使うて何が悪い」と開き直ってもええくらいや。
もちろん、それについては法的にも返還請求なんかできんと考える。少なくともワシらの認識では、そうや。
『・「なんでクーリングオフしなかったの?」』というのだけは、まともな意見やが、その契約の存在を知らんかった、あんたにそのクーリングオフをするのは無理やわな。
「そんな契約書など貰った覚えがない」と突っぱねたらええ。あんたに争うつもりがあるのなら、その闘い方を教える。
それにしても『話の意味が通じてる?痴呆まわってるの?』と言うのは、あまりにもバカにした物言いやな。
おそらく、それらすべての言動は、気の弱いあんたになら、それで押さえ込めると考えて言うたのやろうと思う。
結局、その目論見は成功したことになる。あんたは、その場はあきらめたわけやさかいな。
そんな従業員のいとるような販売店と、今後、どんな交渉、頼み事をするにしても、それなりの準備をしてからにした方がええと言うとく。
幸い、あんたは『又、契約書のコピーも是非確認したいため、一人の客として要求するつもりです』という意志だけは固そうやから、まず、それをされることや。
その際、その会話は必ず録音しとくことを勧める。というか、今後、その販売店の人間と関わるときには必ず、その言動のすべてを録音しといた方がええ。
その内容次第では証拠にも使えるし、言うた言わんというのも阻止でき、何かと有利に事が運べるはずやさかいな。
契約書のコピーについては、そこまでする義務は販売店にはないさかい、それを持ってくるか、どうかは販売店次第ということはあるが、少なくとも、その原紙である契約書は持って来て、あんたに見せる必要がある。
もし、「ない」とか「見せられん」と言えば、その時点で、その契約書は「ないもの」として無効を主張することができる。
販売店などの業者には、その契約の期間中は、その契約書の保管義務が法律で義務づけられとるさかい、ないとか見せられんとは絶対に言えんわけや。
ちなみに、契約者には、その義務はない。
その契約書のコピーが貰えれば、それを調べてから、次の段階に入ればええ。そのときに、相談してくれれば、いくらでもアドバイスさせて頂く。
その契約書のコピーが貰えなければ、その新聞社の苦情係に連絡すればええ。これはネットでその新聞社のWEBページで探せばすぐ分かるはずや。
その際、その販売店と揉めているというようなことを言うたらあかんで。新聞社は基本的には、購読者と販売店の契約の揉め事にはタッチせんというスタンスやさかいな。
この場合は、「その販売店に不法に契約を偽造されて新聞を配達された上、その代金まで強制的に払わされて困っています。その証拠にその契約書のコピーすら持って来ません」と言うとくことや。
そうすれば、ほぼ間違いなく、新聞社はその販売店に連絡するやろうから、その契約書のコピーを持って来る可能性は高い。
もしくは、あんたとの契約は打ち切ると言うかのいずれかやな。その偽造契約書の存在をあくまでも隠したいのなら、そうするしかない。
ただ、再度、あんたを甘く見て同じように脅しにかかってくるという可能性もある。
その場合を想定して、その契約書を見せてくれと言ったときのやり取りを録音したものを持って、事前に最寄りの警察署の市民相談課に相談することを勧める。
間違っても、近くの交番とか警察署の刑事課なんかに直接行かん方がええ。取り合って貰えん可能性の方が高い。彼らは総じて、事件性が少ないと感じた相談事はなかったものにしたがるさかいな。
その点、警察署の市民相談課は違う。すべてとは断言できんが、これまで、そう勧めてきた人たちのほとんどが、懇切丁寧な対応やったと言うてたしな。まあ、この部署は、警察のイメージアップが目的で設置されとるから、必然的にそうなるのやろうけどな。
このときは、その警察署の市民相談課何かをして貰うと言うのではなく、これまでの経緯を正直に話して聞いて貰うとくだけで十分や。
その後、その販売店の従業員が怒鳴り込んできた場合の備えになるさかいな。その安心感があるたけで、交渉する際には勇気が出ると思うがな。
ただ、そんな揉め事は嫌いで、『上記に関しては自分の落ち度も大きいと感じているため、料金は支払わざるをえないと考えております』ということで、そのままにしたいのなら、その選択肢もある。
『今後は、絶対に拡張員がきても言葉は交わさないと心に誓いました』というのでええ。
ただ、いくらあんたがそうしても、そんな連中は同じように勝手に契約を偽造して、同じことを繰り返す危惧が大やと思うので、嫌でも、その拡張員と応対した方がええと思う。
それで、はっきりと「契約しません」と断ることや。
その際、先に言うたように、いつでもその会話を録音できるようにしとくことや。隠し録りというのがええやろうな。
もっとも、次にそうなったら、すぐにここへ相談して来られるやろうから、そのときにその状況に合わせたアドバイスはさせて貰うさかい、心配せんでもええと言うとく。
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