新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1023 団に嫌われてる地域で叩いて悩んでいます
投稿者 ta さん 北海道在住 Y新聞販売店専業員 投稿日時 2011.5.31 PM 10:43
いつも少しずつですがサイトを閲覧し、参考にしています。
私は北海道でY新聞の専業をやっています。
まだ3ヶ月しか働いていません。 震災後極端に折り込みが減りました。多くの読者を掴めと所長に言われているのですが、私が担当をしている地域は販売店の中でも目立って貧困な読者が多い為、話は出来るが「契約は出来ない」と言われているような所です。
団の方々も嫌って拡張に入らなくなってきました。入ってもパンクして帰ってきてしまいます。
私自身は現読のお客様と仲良くなることが専業の仕事と思っています。
ですが折り込みが少ないので現読を増やすといっても、 白叩きをするしかないのですが、先程言ったように、 団に嫌われてる地域を私が叩いても、もちろん上がるわけもなく今とても悩んでいます。
何十年もやり続けてるプロのセールスさんですらほとんど毎日パンクする状態で、入ったばっかりの私がどうすればいいと考えますか?
ゲンさんならでの考え方を知りたいと思います。
回答者 ゲン
『何十年もやり続けてるプロのセールスさんですらほとんど毎日パンクする状態』というのは、かなり難しそうなバンク(販売店の営業エリア)やな。
そういうケースで、ワシがアドバイスするとしたら、「営業方法を変えることや」と言うくらいや。
一般的に、拡張員というのは固定観念が強く、決まった拡張法に拘(こだわ)るというか、同じやり方しか知らんという者が多い。
『ほとんど毎日パンクする状態』というのは、あかん状態で同じことを繰り返しとる可能性が高い。あるいは、契約の上がりにくい地域ということで、最初から仕事自体をしてないか、やる気がなく廻っているかのいずれかやと思う。
後者のケースは論外やが、前者の場合は、そのやり方を変えれば好転する可能性もある。まずは、それにチャレンジしてみろと言う。
しかし、拡張経験の浅いあんたにそれを言うても詮(せん)ないわな。そのあかんという方法すらマスターしてへんやろうしな。
現在、どういう方法で叩いとるかということを教えてくれんかな。そのまずいところがあれば、それを指摘させて貰う。
それと平行して、『私自身は現読のお客様と仲良くなることが専業の仕事と思っています』ということを続けられたらええ。
客と仲良くなる、気に入られるというのは、この仕事をする上で大事なことや。極論すれば、客に気に入られとる人間ほど成績がええというのが、この業界やさかいな。
その気持ちを忘れんことや。
そうすれば、止め押し(継続依頼契約)くらいは楽に確保できるようになるはずや。
また、白叩きする場合、『販売店の中でも目立って貧困な読者が多い為、話は出来るが「契約は出来ない」と言われているような所です』ということを考えすぎず、話ができるのなら、その話を積極的にして、情報を得るということに徹したらええ。
契約を上げようとばかりするから、却って上がらんようになる。逆説的な言い方やが、この拡張の仕事はそんなものや。
思い切って、拡張から離れて、その地域で「なぜ契約が上がらないのか」、「本当に貧困な読者が多いのか」、ということを自分の目と耳で確かめて、その情報を収集することや。
案外、そうでもないということも考えられる。そんな理由は、やる気のない拡張員が、上がらんことの言い訳にしとるようなケースもあるさかいな。
その地域の人口、年齢構成、時間別の在宅率など、あんたの知り得る限りの情報を集めて、先ほど言うた、現在、あんたのやっている方法と一緒に再度、ここに相談してきてほしい。
正直言うて、あんたから聞いた、その情報だけでアドバイスするのは難しいさかいな。
できれば、より具体的な情報が有り難い。
例えば、こういう客を叩いたんやけど、こういう風に言われて断られたといった具合やな。
幸い、あんたにとっては、その誰がやっても『ほとんど毎日パンクする状態』というのが救いになるとは思う。
例え、あんたが契約を上げられんかったとしても、所長さんには、それほどダメな人間とは思われずに済むやろうしな。
今日、明日、カードが上げられんかったら、どうにもならんということでもないはずや。
そうなら、まずはその地域の研究から始めることや。できる拡張員と言われとる人間は、必ずそうしとるもんや。
ほな、ゆっくりでええさかい、その情報を待っとるので知らせてや。
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