新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1036 景品の返還方法について
投稿者 a さん 投稿日時 2011.6.26 AM 0:58
私の場合NO.1033さんと同様のケースです。程度の低い販売店の人間に引っ越し後も継続契約をせまられていますが,私は継続するつもりがありません。
販売店の人間が電話をしてきたり,家に来たりしますが,無視しています。なぜならこのような人間を相手してもストレスがたまるだけだからです。景品を返して引っ越してしまおうと思っています。
そこで,質問があるのですが,社会人としてこのような質問をするのは稚拙であり,このようなことぐらい自分で調べろと言われたら返す言葉がありません。
大変恐縮でありますが,景品の返還方法について教えていただきたいのです。
前述したように,たちの悪い販売店の人間なので,直接返還すれば話が早いのですが,顔を合わせたくありません。
したがって,郵便で返還することにしますが,販売店に景品を返還したことを証明する返還方法を教えていただきたいのです。
内容証明分のようなメール便に関しては,郵便協のサイトに説明があるのですが,景品のような小包に関しては説明がありません。
たちの悪い販売店ですので普通に送っても,あとでいちゃもんをつけられそうです。調べてみたところ,配達までの記録はしてくれるようですが,物品そのものの証明はできないようです。
どうすればいいのでしょうか。それとも,いちいち考える私が神経質すぎるのでしょうか
もしよろしければ,教えていただけないでしょうか。
回答者 ゲン
『,郵便で返還することにしますが,販売店に景品を返還したことを証明する返還方法を教えていただきたいのです』ということやが、文書なら内容証明郵便の場合、その控えが郵便局に保管されるから、その証明はできるが、小包による郵送でその中身についての証明をすることはできんという。
そうすると、『たちの悪い販売店ですので普通に送っても,あとでいちゃもんをつけられそうです』ということで、それを受け取ってないと言い逃れられるのやないかという心配をされておられるのやとは思うが、客観的に考えて、そうする方が難しいやろうと思う。
小包郵便(現在は、小口荷物の宅配サービスと呼ばれている)の場合、その送付申請用紙に「品名」を書く欄があるから、そこにその『景品』の商品名と個数を明記しとくことや。
その小包郵便は、送付した際、相手方から確かにそれが届けられたという受け取りを貰うことになっとるから、受け取ったどうかがそれで証明される。少なくとも、あんたの方は確かに送ったと主張できる。
また、配達に関しては、郵便追跡サービスというのがあるから、それで手続き後に貰える小包郵便の個別識別番号を入力すれば、いつ届けられたかということが分かる。
ただ、その中身については、その送付人の書いた「品名」でしか分からんから、それが、その『景品』やったかどうかということはまでは証明できんがな。
しかし、『程度の低い販売店の人間に引っ越し後も継続契約をせまられています』ということからすると、その販売店は、あんたが引っ越しすることを知っていると考えられるさかい、そのタイミングで、その『景品』と同じ物が、あんたから送られたと示されているいうことは、客観的に考えて、その契約の解除をする意志があって送られた物やと見られる。
この場合の客観的という意味は、もし、これが法廷闘争までに発展した場合、状況的には十分にその事実があったと裁判所で認められる可能性が高いということや。
現在の状況で、あんたがその販売店に小包郵便で、それ以外の物を送る理由が他にないさかいな。
ただ、それでも心配すればキリがない。「そんな物は受け取っていない」とか「受け取り拒否するのではないか」と考えれば際限なく心配は拡がっていくさかいな。
その場合の心配を払拭する手段としては、その小包郵便の梱包から送付までを、その郵便局内でしたらどうや。つまり、その梱包の段階の状況を何枚かに分けて写真に収めとくわけや。デジタルビデオで撮影するのでもええ。
郵便局では、その証明ができずとも、その梱包の様子がそれと分かり、それがその個別識別番号の郵便物やとさえ断定できれば、これは大きな証拠になるさかい、あんたも安心ができるのやないかと思う。
その送付手続きが終わった後、その小包郵便が届いた後を見計らって、その販売店に電話しとくというのも効果がある。ついでに言うとくが、その会話も録音しときや。
その『程度の低い販売店の人間』がどかんな立場の者かは知らんが、郵便物などの受け取りについては、そこの事務員がするのが普通やさかい、その人間が関わることはないのやないかと思う。
せやから、「○○ですが、今日、景品の○○を送りましたが届いていますよね」と言えば、「はい、確かに届いてます」という返事をその事務員がするやろうと思う。
それを言質とすることもできる。
まあ、そんな心配をせんでも、このQ&Aでも、過去、相当に程度が悪いと思われる販売店に、あんたと同じように景品を送り返された人が何人かおられるが、一度もそれでトラブルになったという報告はないから、そこまでの心配はされんでもええと言うとく。
ナンボ程度が悪くても、そこまでする人間はおらんと。
とにかく、何でもそうやが、あんた自身が正しいと思うことをしとくことや。そうすれば、誰に対しても強気でそのことを主張できるさかいな。たいていの場合、それで問題はないと思うよ。
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