新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.105  口約束のキャンセルで申込書を理由に断り無く配達してくることはありませんか?


投稿者 ツバサさん 会社員 20歳 投稿日時 2005.5.25 AM10:25


はじめまして。
夜中に「廃品回収をしています。不要なダンボールなどありませんか」と言う人がきました。

ドアを開けて不要品を渡すと、景品(タオル4枚・ペーパー3個・ビール券5枚・洗剤2個)を渡されました。

そこから新聞の勧誘に発展しました。

「取る気は無い」「インターネットで見ている」と何度か断ったのですが、「ノルマが」「配達の1ヶ月前に連絡がありますので、そのときに契約をキャンセルしてもらって結構です」

「契約は来年の1月から3ヶ月間だけなので」といわれつづけ、10分ほどでつい根負けしてしまいまして、申込書にサインしてしまいました。

1時間ほどで考え直して、店側に電話をして、金銭的に自信が無いのでやはりキャンセルしたいと説明しました。

すると、件の勧誘員が出てきて、小声で「ノルマに響くので明日にお願いします」といわれました。

次の日に仕事前に玄関に出ると、渡したはずのダンボールが玄関脇に放置されていました・・・(やはり嘘でしたか)

店の側に電話をしまして、キャンセルの件と景品を返還すると伝えました。店側は了承しました。電話に出た人の名前もひかえました。

ここからが本題です。

契約キャンセルした、といっても電話での口約束です。むこうが申込書を理由に断り無く配達してくることはありませんか?
クーリングオフを利用して書面で届出を出したほうがよいでしょうか?


回答者 ゲン


今の所、書面での通知はいらんやろと思う。景品の返還をすると伝えとるのやろから、そこの店からは誰かすぐに来るはずや。

その時に、必ず、その契約書も持って来ると思うから、景品の返還と引き替えにその契約書を返して貰うたらええ。持って来んかったら、取りに帰って貰うことや。

来た人間が、それをぐずったら、嘘をつく勧誘員のおるあんたの所の店は信用出来んから、こういうことはきちっとして貰いたいと言えばええ。

まあ、その心配せんでも、ほとんどの店がその契約書は持って来ると思う。

その際、その契約書の余白部分に「解約済み。景品の返還済み」と記入して貰うように頼めばええ。担当者名と日付も忘れずにな。それで、何の問題もなく終わる。

万が一、来るのが遅くなるようなら、再度、電話を入れることや。クーリングオフの期間は8日間やからそれ以内に処理せなあかんからな。催促してもその前日までに店から来んかったら、通知を出しといた方が無難やろと思う。

ただ、これも、解約にはそれほど揉めることもなくその店は応じとるようやから、それはないやろと思う。早ければ、今日にでも来るのと違うかな。

『件の勧誘員が出てきて、小声で「ノルマに響くので明日にお願いします」といわれました』と、言うことやが、何でこんなことを言うのか参考までに教えとく。

拡張員の場合は、あんたがこの日、クーリングオフをせんかったら、カードとしては一応、認められる。即日分のその団から貰えるはずの拡張料を手にすることが出来る。

せやからと言うて、何も得をするわけやない。ただ、その日の体裁を整え、叱責も免れ、幾ばくかの金銭を、その時だけ手にするにすぎん。

解約というのは契約が消滅することやから、ノルマの達成には関係ない。成績になるはずもない。

解約などの不良カードで得たものは当然ながら返還せなあかん。ただ、即日の不良カード以外は、数日後、団の事務所に販売店から知らされることになる。本来なら、その時に返還されるべきものやが、団は給料日に精算の形をとる。

つまり、その場限りの日銭が欲しくて、また体裁を保ちたいために、その拡張員は「ノルマに響くので明日にお願いします」と言うてる可能性が高いということや。

最後に『次の日に仕事前に玄関に出ると、渡したはずのダンボールが玄関脇に放置されていました・・・(やはり嘘でしたか)』と言うことやが、これはあながち嘘とは言えん。

これは、あんたがそのまま契約しとれば、おそらく、それは、持って行ったやろと思う。実際に古紙の回収を契約時のサービスとしてする販売店は多いからな。

ただ、勧誘時に、古紙回収が主であるかのように装い、新聞の勧誘をするというのは、あんたにすれば嘘臭いと思うわな。

こういうのは「宅配便です」などと言って嘘の呼び出しで勧誘するのと大差ないことになる。そして、こういう場合のクーリングオフのキャンセルというのが圧倒的に多い。

はじめから気分を害しての勧誘やからそうなるんやがな。残念やけど、こういうのが後を絶たん。どこかにこんなしょうもないことを教えとる所か、マニュアルでもあるんかいなと思う。

ワシも、この古紙回収をトークで使うことはある。せやけど、それをネタに呼び出しはせん。あくまで客との話の中で困ってとると感じたら「そういうサービスもしてまっせ」と言うてるだけや。

この後で言うというのは、それなりに効果的な場合が多い。客はワシのことを親切そうなおっちゃんやと思うことが多いようやからな。

同じことを言うのでも、はじめと後ではえらい違いになることというのは世の中にはある。常に相手の立場で考えたら、どの時点で何を言えばええのか分かるはずやと思うんやがな。


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