新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1056 何かいいアドバイス教えて下さい


投稿者 anpanman さん  投稿日時 2011.9.11 AM 1:24


拡張員になって2ヵ月です。2ヵ月で14枚位です。なかなか上がらないです。

自分の性格からは引っ掛けは出来ません。

また営業職はこの仕事が始めてです。以前はパチンコ屋で働いてました。

何かいいアドバイス教えて下さい。お願いします。


回答者 ゲン


『自分の性格からは引っ掛けは出来ません』というのは、あんたの所属する団では、それが主流になっているのか、あるいはそうするように強要されとるのかな。

いずれであっても、その『引っ掛け』による勧誘は、2009年12月1日から施行された『特定商取引に関する法律』の改正法により違法と断定されるようになったから、できるできんに関係なく止めといた方がええと言うとく。

この改正法の第3条ノ2第1項「勧誘の意志の確認」で、


販売事業者又は役務提供事業者は、訪問販売をしようとするときは、その相手側に対し、勧誘を受ける意志があることを確認するよう努めなければならない。


と規定された。

これにより、これからは、「新聞の勧誘をさせて頂きますけど、よろしいでしょうか」と確認してからでないと勧誘したらあかんということになったわけや。

この「勧誘の意志の確認」の中には勧誘者の身分を明らかにしてということも含まれるから、『引っ掛け』をする者にとっては、ただでさえ厳しい拡張がさらに辛くなるものと考えられる。

現在は、それが発覚すると簡単に解約理由にされて、せっかく取った契約も解除されるということになりやすいさかいな。

それまでは、『引っ掛け』のような身元を偽る営業手法そのものを直接規制する法律がなかったから、「感心せんやり方やな」で済んでいた部分もかなりあった。

新聞社や販売店が公然とそれを取り締まることもなければ、ペナルティを加えるということもなかったさかいな。

半ば容認されていたようなところがあった。

そのため、それを一つの営業手法やと誤解している勧誘員も多いのやないかと思う。

それなりに効果のあるやり方やから、その程度のことは、別にやっても構わんやないかと。

あんたのところの団もそう考えとる可能性がある。そのことを表立って批判する必要はないが、染まらんようにはした方がええ。先のないやり方には間違いないしな。

まあ、あんたは『自分の性格からは引っ掛けは出来ません』と言うておられるくらいやから、その必要はないとは思うがな。

『また営業職はこの仕事が始めてです』ということで『2ヵ月で14枚位です。なかなか上がらないです』という状況をどうしたらええのか迷われておられるようやが、悪いが、多少の個人差はあるにしても、たいてい最初のうちはそんなものやと思う。

この拡張の仕事に即決を求めて、すぐ成果の上がる方法はないかとは良く聞かれるが、それはないとしか言いようがない。今よりは良くなるかも知れん方法ならあるがな。

ワシは他の分野での営業を20年、この拡張の仕事を17年以上やってきたけど、それでもまだまだやと自分では思うとる。簡単に会得できるものやない。

もっとも、その団から『引っ掛け』営業しか教えて貰えず、あんたはそれをしていないわけやから、その団からはあまり営業のテクニックといったものは教わってないのかも知れんな。

それで、いくらかでも契約が取れているということなら、あんたには望みがあると言える。

そうであるなら、初心者向けの方法として解説しとるサイトの『ゲンさんの勧誘・拡張営業』 というのがあるさかい、まずそれを見られることを勧める。

それを見られて、自分に向いている方法があれば少しずつでもええさかい、それを自分のものにすることや。

また、この仕事は向き不向きといった適応性も必要やさかい、それを見られて、ご自分で判断されるのでもええと思う。

後は、あんたの性格とか、常の勧誘方法、狙いの客層、地域性といったものが分からんから、これ以上のアドバイスは難しいが、あんたにできそうな勧誘方法なら一つある。

あんたは『以前はパチンコ屋で働いてました』と言われとるが、それを営業トークとして使われたらどうかと思う。

あんたのその知識とターゲット次第では効果があるのやないかと考える。

拡張員が毎日パチンコをしていてプロ並の腕があると言うても、疑われたり否定されたりされることはまずない。さもありなん、というのが世間一般の反応であり認識や。

ましてやあんたは、『以前はパチンコ屋で働いてました』ということやから、その内幕も良う知っておられるはずや。

それを利用して営業トークに活かすことを考える。

言えば、「マル秘テクニック教えます」という感じやな。パチンコ好きな人間なら食いついてくる可能性は高い。

その方面では、あんたもプロやったんやから、どういう人間がパチンコ屋に良う来ていたかくらいは分かっていると思う。つまり、ターゲットを絞りやすいということやな。

そういう人間を見つけたら、まず軽く雑談する。それで脈がありそうやなと思うたら、新聞を売り込む前に、その話をするわけや。そして、それに乗ってきそうやったら、そのテクニックを教えるからと持ちかければ、客を確保できる可能性も高くなるかも知れん。

実際、そういうのを専門にやっとる者もいとるさかいな。

後は、あんたの知識と持って行き方次第やが、それについての基本的なことも『ゲンさんの勧誘・拡張営業』 に書いてあるから、ご一読されることを勧める。

ワシは「新聞を売り込むより、自分を売り込め」というのをモットーにしとる。早い話が、あんたの魅力で新聞を買って貰うということやな。

残念やが、新聞営業は新聞の銘柄(ブランド)とサービスだけでは、そう簡単に売れるもんやない。そう考えといて、ほぼ間違いないと思う。

せやからこそ、売り込む人間次第で差がつくわけや。

それが分かったら、この仕事で上手くいく日も近いと思う。実際、それで成功されたという人も多いさかいな。

ただ、何度も言うが向き不向きがあるから、すべての人がそうなれるとは限らんよ。すべてはあんた次第やと言うとく。


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