新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1057 どうやればお客さんは喜びますか?


投稿者 y さん  投稿日時 2011.9.11 PM 11:35


今、自分は18歳で入りたてです。

自分には特に取り柄もなくただご挨拶まわりをやってるだけなんですが、どうやればお客さんは喜びますか?

なかなか他の新聞屋に勝てないので、お客さんが、そういう事ならとってあげるよってなるにはどうすればいいか教えて下さい!!


回答者 ゲン


『今、自分は18歳で入りたてです』というのは、相談文からどこかの新聞販売店に勤め出したと考えられるが、それでええのかな。このサイトは他に拡張団に勤める人からも似たような質問があるので、一言言っておいてほしかったと思う。

それにより若干、回答も違うてくるしな。

取り敢えず、今回は新聞販売店に勤めているものとして答える。

『どうやればお客さんは喜びますか?』というのは、その客次第で違う。すべての客が喜ぶというのは考えにくい。というか、そんなことはあり得ん。

年輩の人と若い人ではその好みは違うし、旦那と主婦でもかなり違う。相手次第というしかない。

一般的にはサービスが良ければ喜ばれると業界の人間は考えがちやが、人によれば新聞の購読契約程度で貰える物になびかんというケースもある。そんな物どうでもええと。

また、長年読んでいる新聞を変えるというのを嫌う人も多い。特に年輩の人ほど慣習を重んじるさかいな。

その客を喜ばせるには、その客のことを良う知るしかない。せやから、それが知りたいというのなら、『ご挨拶まわりをやってる』ときに気に入って貰えるように接することや。

基本的には、礼儀正しく明るく振る舞うということやな。すべてやないにしても、それでかなりの人に好印象を持って貰えるはずや。まずは、それからやな。

『お客さんが、そういう事ならとってあげるよってなるにはどうすればいいか教えて下さい!!』ということのヒントなら、サイトの『ゲンさんの勧誘・拡張営業』 にいろいろあるから、参考にされたらええ。

また、当メルマガの『第88回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■2010年からの新聞営業講座……その3 相手(客)に喜ばれる営業とは』や『第107回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■2010年からの新聞営業講座……その6 お世辞トーク集
も役に立つやろうと思う。

いずれにしても、その仕事を始めたばかりなら焦らず、じっくりと勉強していったらどうかと思う。

特に営業に関しては、一朝一夕で会得できるようなものはないし、そんな簡単な方法もない。

あるのは、少しでもそこに近づける方法だけやが、ワシのように19歳から営業の世界に身を投じてもう40年近くになるが、どこまでそれに近づけたかというと、はなはだ疑問やとしか言いようがない。

ゴールは遠い。もっとも、そのゴールがあるのかすら怪しい世界やがな。新聞勧誘に限らず営業とはそんなものやと思う。

昨日成功した方法が明日はダメになる。常に創意工夫せんと取り残される。

同じようにしても、ある人には喜ばれたが、ある人には嫌われた、怒られたということはいくらでもある。万人に通用する営業法などというものは、この世には存在しない。

ワシのたどり着いた答がそれや。

人の好みは人の数だけ存在する。考えれば当たり前のことやが、営業していると、ついこうすれば客は喜ぶのやないかと営業する側は勝手に思い込む。

しかし、所詮、思い込みは思い込みでしかない。思い込みでは相手は動いてはくれない。売り込んでも買ってはくれないということや。難しい。

難しいが、ただ、一つ言えることがある。

それは、その客に気に入って貰うことや。ワシは新聞営業において最も重要なことは個人的なつながりを作ることやと思うとる。

あんたも、何かを買いに店に行くにしても同じ商品なら気に入った店員のいとる所で買いたいと思うやろ。

つまりはそういうことやと理解してほしい。客にとって、あんたがそういう存在になれば、『お客さんが、そういう事ならとってあげるよってなる』というのも、それほど難しくはないということや。

そのための方法は、このサイトにはいくらでもあるはずやから、あんたに合った方法を見つけて頑張ってほしいと思う。


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