新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1066 新聞販売店の面接についてアドバイスをお願いします


投稿者 T.U さん  投降日時 2011.10.10 AM 10:45


仕事の内容については分かりました。営業についてもっと詳しく知りたいとも思いますが。

自分はフリーターで自転車で朝刊配達、夕刊配達、マルキョウで商品整理の仕事しかしたことがありません。

バイクは使わせてもらえませんでした。なので面接を受けるときのための説得力のある言葉が考え付きません。

志望動機は、「バイトをしていて自らの一生の仕事と決意したので、そのために正社員になりたいと思いました。バイトで勤めていたところでは正社員になれないので。長年やってきたのでバイクの乗り方を覚えれば必ず貢献できると思います」と書こうと思っていますが、集金もさせてもらえなかったのでいまいち説得力が無いように感じます。

どうすれば良いのでしょうか。

面接の仕方について、どうかアドバイスをお願いします。


回答者 ゲン


新聞販売店の面接で、その履歴書の志望動機欄に、『バイクの乗り方を覚えれば必ず貢献できると思います』という記述はまずいな。それやとバイクにまともに乗れるのかと誰でも心配するさかいな。

新聞販売店での交通事故発生率というのは結構高い。

新聞というのは紙で軽いというイメージがあるが、これが200部、300部ともなると、かなりな重量になる。それも荷台だけやなく、前かごにも積むことが多いから安定感には著しく欠け不安定になり、危ない。

新聞配達時の早朝は車の通行が少ない分、走行する車はスピードを出して走るケースが多く、特にトラックなどの運送業の車両は、その時間帯に集中する。

また、早朝は点滅信号が多いというのも、それに拍車をかける。中には赤信号でも平気で突っ込むバカもいとる。

それで事故に巻き込まれることがある。

加えて、雨風が強く天候の悪い日でも新聞配達は休めない、休むという発想がないというのもある。例え、台風が来ようと、大雪になろうと、それは一緒や。

実際、それらの悪天候に配達していて命を落とされる方もおられる。

それについては、あんたも『自転車で朝刊配達、夕刊配達』をされておられたのやから、良くご存知のことやと思う。

つまり、それだけ他の業種に比べて事故を起こす可能性の高い仕事で『バイクの乗り方を覚えれば』てなことを言うような危ない人間を雇うような気になるかということや。

他に応募者がおらんかったら、それでも採用するということはあるかも知れんが、いれば、そういう人間は真っ先に排除される。

せやさかい、本当にそこに採用されたいのなら、その部分の記述はない方がええということや。

念のために聞くが、バイクの免許は持っておられるのやろうな。新聞販売店で正社員になろうというのなら、それがなかったら、それも排除される理由になりやすいさかいな。

バイクの免許があるのなら乗っておられたこともあるやろうから、わざわざそれを広言せんでも、雇われた後からでも、ちょっと練習すればすぐに慣れると思う。

せやさかい、バイクの免許さえ持っておられるのなら、そんな記述はせず、『以前、新聞配達のアルバイトをしていた経験があるので、今度は正社員としてやっていきたいと思いました』で、ええと思う。

面接の第一義は、そこで仕事するためのアピールをすることや。正直でありたいというのはええが、それで自信のなさが出るようではあかん。

そんなことは、採用する側の立場で見れば、すぐ分かることやと思う。嘘を書くというのはあかんが、少々のことは自信ありげにしていた方が採用されやすい。そう考えとくことや。

それに、どんな仕事でも最初はみな初心者やねんから、それほど気にする必要はない。要は勤め出してから、どれだけ頑張れるかということに尽きるさかいな。

『集金もさせてもらえなかったのでいまいち説得力が無いように感じます』というのも、たいていの販売店でアルバイトに集金業務などさせることはないから、それも気にすることはない。というか、そんな話自体、する必要はないと言うとく。

「私を雇わないと損ですよ」というくらいの気持ちを持って、その面接に臨めばええ。その方が、ええ結果が得られると思う。少なくとも、自信なさげなことばかり言うよりかは数段マシなはずや。

あんたの長所が、「休まず続ける」ことならそれを、「体力に自信がある」のならそれを、「まじめな性格」を自負するのなら、それをアピールされるのもええ。

最後に、すべての面接に共通して言えることやが、はっきりと元気よく喋るというのが基本やと言うとく。

面接というのは相手に好印象を与えな意味がない。それがあれば雇いたいという気になりやすいさかいな。

それは、勧誘営業する際にも通じることで、そういう人間は勧誘の成績もええもんや。それのよく分かっている経営者、面接官なら、その元気の良さ、印象の良さを一番に評価するはずや。

新聞販売店での『面接の仕方』の極意ということなら、それに尽きると思う。


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