から新聞勧誘・拡張問題なんでもＱ＆Ａ
NO.1068 まったく話すら聞いてもらえないです
投稿者 zzz さん 投稿日時 2011.10.18 PM 2:03
新聞販売店で拡張してます。
その会社のやり方でやってますが…どうにも歯車が合いません…
サービス主体の拡張でまったく話すら聞いてもらえないです。
どうしたら良いでしょうか？
回答者 ゲン
『まったく話すら聞いてもらえないです』という状況が、どの程度なのか、もう一つ良う分からんが、拡張の仕事は１０軒叩いて（訪問） １、２軒で話ができれば「良し」とされとる世界や。
その他の８、９軒は留守か、インターホン・キックで、それこそ門前払いされるのが普通や。この仕事をするのなら、まず、そういうものやと理解しとかなあかん。
その地域毎の拡張の状況、季節や曜日、時間帯でも多少は違うてくるが、基本的に「新聞の拡張は嫌われている」、「快く思われていない」営業やと心得とく必要がある。少なくとも「望まれている」営業ではないと。
客と会話ができる確率を上げるには、その相手の客に「話くらい聞いてみようか」と、思わせるしかない。
『サービス主体の拡張』というのが、よほど破格の条件なら「聞いてみようか」と考える客もおるかも知れんが、それが一般的なものか、それ以下やったら、そんな気にはなれんわな。それだけを前面に出して、そう言えば言うほど、うっとうしいと思われるのがオチや。
そうならんためには、どうしたらええか。その意識が芽生えて初めて拡張のスタートラインにたったと、ワシは考えとる。
拡張のできる者、成績がええと言われとる者の多くは、その自覚のもと、どうすればええかといことを常に考えて、いろいろと工夫をしとるもんや。
ところが、その意識になれん人間は、「話すら聞いて貰えんかったら、どうにもならん」と言うて嘆くだけや。話を聞いて貰えないのは、自分のせいやないと考えてな。
当たり前やが、自分に落ち度がないと考えとったら、その状況を反省することもないし、工夫する気持ちにもなれんわな。
ただひたすら、話を聞いて貰える客を探すしかないとなる。しかし、客に「話くらい聞いてみようか」と思わせることのできん人間、その工夫をしようともせん者が、いくらそれを続けても同じ結果にしかならんのが普通や。
そして、たいていは、ものの数軒、そういうのが続くとあきらめてしまう。意欲が削がれる。それで、深みに嵌り、さらに嘆くという悪循環に陥ることになる。そして、やがてつぶれていく。
拡張で上手くいかんケースで最も多いパターンが、それや。
具体的にその状況を打破するには、どうすればええのか。
『その会社のやり方でやってます』ということで、成果が上がらんのなら、自分なりに考えて、そのやり方を変え、『サービス主体の拡張でまったく話すら聞いてもらえないです』ということなら、他の切り口を模索することを考えることや。
そういった試行錯誤を繰り返し、自分自身にあったやり方を見つけ、創意工夫することを考えなあかん。
あんたの歳がいくつか分からんから一概には言えんが、学校教育の弊害からか、「教えて貰わないと分からない」、「教えて貰って当然」という意識の若い人が増えとるような気がしてならんが、拡張の世界では、それは通用せん。
なぜなら、こうすれば必ず、「客と話ができる」、「契約が取れる」という便利な方法などないからや。
ないものは誰にも教えたくても教えることなどできん。営業の仕事自体がそういうものやさかいな。不確定要素が多い。
ただ、「客と話ができた」、「契約が取れた」というのは普通にあるがな。
しかし、それは、あくまでも結果でしかない。そして、その結果に至るまでの過程は、人それぞれ違う。違うて当たり前や。人間、そのものが違うんやからな。
ワシが、いつも「誰かが成功した方法で、他の人間が成功するとは限らん」と言うてる。その人間の成功した営業法は、その人間だけのものやと。
ただ、他人の成功したやり方を参考にするのはええ。例えば、このサイトの『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座』 には今のあんたの参考になるものがあるのやないかと思う。
ただ、これもワシの経験したものやさかい、あんたにすべてが当て嵌まることはないと言うとく。参考になると考えられるものだけ、参考にして貰えればええ。
それに、参考にするというのは、そのまま応用、実行するのではなく、自分なりの方法に変えることや。真似することとは違う。さらに言えば、そのやり方についても、その考え方を中心に取り入れるようにして貰いたい。
これは何もワシのやり方だけに限らず、あんたの周りで「できる人間」がいれば、それも同じように、やり方そのものより、考え方を取り入れるようにした方が、あんた自身、伸びる可能性が高いと思う。
ワシの言うことに、「なるほど」と思えるようやったら、そうしてほしい。
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