新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1073 サボる時は、どこで休んだりしてますか?


投稿者 投稿者 king さん 新聞セールス員  投稿日時 2011.11.14 PM 10:22


こんばんは。

また質問ですが、よろしくお願いします。

ゲンさんも、時には、今日は仕事したくない、サボリたい…という日もありますか?

それはどんな時ですか?

サボる時は、どこで休んだりしてますか?

また、そういう日があったとしたら、全くの坊主(ゼロ)で帰ってくることもあるのですか?


回答者 ゲン


『ゲンさんも、時には、今日は仕事したくない、サボリたい…という日もありますか?』というのは、ワシも人間やから、たまにそういうときもある。

『それはどんな時ですか?』というのは、いろいろやな。

気分のすぐれないないときや風邪気味などで体調の悪いとき、最近は少なくなったが歯が痛いときなんかも、あまり気乗りせんな。

歳を食ってから暑いのも寒いのも弱くなってきたから、それらの厳しい日や極端な悪天候の日も、あまり仕事する気にはなれん。

それとこれが一番大きな理由かも知れんが、自分で契約の上げ枚数を適当に調整するということがある。言い方を変えれば手を抜くわけや。そのためにサボるということもある。

あまり全力でやりすぎた場合、自分では精一杯やったという充実感は得られるが、上からは来月も同じような成績が上がるものと期待される。全力が普通、基本ベースになるわけや。

人間は全力でやった成績をずっと維持できるもんやない。そんなことを続けていけば、どこかで必ずバンクする。

そうなれば、この世界は、そのときの状態で評価されやすいから、期待外れの男という烙印を押されかねん。

プロ野球の打者が去年3割以上打っていたのに、今年は2割そこそこしか打てんかった場合に似ている。そうなると、とたんにその打者の評価は落ちる。期待はずれやったと。

食べることに腹八分目というのがあるのと同じように、仕事にも八分目というのがあってもええと思う。つまり意図して、自分の力を8割くらいにセーブして、それを下回らんように持続させるのも一つのやり方やと。

もっとも、その八分目というのも人よりかは、ええ成績を上げているということが条件にはなると思うがな。

ただ、それにしても人より突出するというのは避けた方がええとは思う。

この業界、特に拡張団では成績がええと思われとる者とか、それを誇示しとるような人間への妬みには相当なものがある。実際、それを理由に足を引っ張られることも多い。

残念やが、この世界でトップになっても、あまりええことはないということや。

それが未だに、この業界からスーパースターが生まれてない大きな要因かも知れんという気がする。他の業界では、ほぼ確実にその道で名の通ったスーパースターがいとるのやがな。

老子の有名な教えに「敢えて天下の先たらず」というのがある。

人の先頭に立たない謙虚さの美徳と処世術について語った意義深い教えでもある。

一言で言えば、この仕事を長く続けていく秘訣というのは、それに尽きる。

トップに立つようなことはせず、そこそこ稼ぐくらいの気持ちが一番ええとワシは思う。

ワシは営業の仕事は好きやが、がむしゃらに稼ぎたいというほどでもないさかい、その方が性に合うとるということもあるがな。

日々、のんびり暮らしていければええという願いの方が強い男や。加えて、目立つことが嫌いな性格というのもある。

それに今更目立つまでもなく、このメルマガやサイトのおかげで、そこそこ有名になっとることでもあるしな。

ワシのような男の考え方でも勉強になったとか役に立ったと言うて貰えるだけで十分満足や。

これ以上は、何も望むものはない。

『サボる時は、どこで休んだりしてますか?』というのは、喫茶店(漫画喫茶を含む)、図書館、映画館、パチンコ屋といったところやな。

『また、そういう日があったとしたら、全くの坊主(ゼロ)で帰ってくることもあるのですか?』というのは、今までにはないな。

サボっているときほどカードはきっちり出すように心がけとる。

ワシは、いらんことは言わん主義やが嘘をつくのは好きやない。仕事もしていないのに「一生懸命頑張りましたけどダメでした」とは口が裂けても言うつもりはないさかいな。とはいえ、「サボっていたので契約が上がりませんでした」と正直に言うわけにもいかんわな。

ワシはサボると決めたときには、事前に「隠しカード」を作ることにしとる。

「隠しカード」については、あんたも良く分っておられるとは思うが、前もって上げていた未提出のカードとか、その日確実にカードになるという客を確保しとくことなんかが、それになる。

ワシには、その日、叩くだけの客よりも、懇意にして長い付き合いをしている客の方が多いから、極端な話、毎日叩かなくても、そこそこカードが上がる。そういう仕組みを構築するために日夜、さまざまな営業法を考え出し、それに磨きをかけとることでもあるしな。

そうして上げたカードをそのサボった日に提出するわけや。

そうしておけば、サボりがサボりとは思われず、変な引け目を感じることもなく、堂々とサボれるということや。上げカード枚数の調整をするという目的にも適う。

サボるという行為は、傍からはあまりええようには見られんが、結果を伴うものであれば、それはそれで一つの仕事のやり方になると思う。

もっとも、こんなことは人に薦められることでも奨励できることでもないがな。真似されて上手くいかんかったと言われても困る。

ただ、ワシについて言えば、そうやというだけのことやと理解してほしい。


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