新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1087 悪用されないか心配です
投稿者 博さん 投稿日時 2011.12.28 PM 11:16
僕は大学2年生で一人暮らしをしているのですが、ある日新聞勧誘の人が来て就職に有利だからと新聞を勧めてきました。
学校の先生も言っていたので1年契約をしたのですが、やはりやめようと思い契約書に書いてあった住所に直接行ってクーリングオフできないか聞きに行きました。
行ってみると、クーリングオフをするために必要な紙がないから後で代筆しといてあげるといわれ、契約書の控えを渡すように言われました。
どうすればいいかわからなかったので控えを渡してしまったのですが、そのあと名刺にクーリングオフ受付た旨と受け付けた日にちをかいて僕に渡してくれたので、すっかり安心して家にもどってしまいました。
しかし、よく考えてみると控えを相手がもっているので悪用されないか心配ですし、名刺にクーリングオフを受け付けた旨と受け付けた日にちを書いただけで本当に解約できたのか心配です。
よろしくお願いします。
回答者 ゲン
結論から言うと、その契約は解除されているとみて、まず間違いないと思う。
『やはりやめようと思い契約書に書いてあった住所に直接行ってクーリングオフできないか聞きに行きました』ということやが、クーリング・オフは販売店に口頭で伝えるだけでは成立せんよ。
法律で、文書での通告をする事と義務づけられとるさかいな。
クーリング・オフについての詳しいことは、サイトの『ゲンさんのお役立ち情報 その8 クーリング・オフについての情報』 を見て頂ければ分かると思うので、ここでは割愛させて頂く。
クーリング・オフが成立していなくても、『そのあと名刺にクーリングオフ受付た旨と受け付けた日にちをかいて僕に渡してくれた』というのであれば、解約については受理されたと見てええ。
但し、それはクーリング・オフではなく「任意での契約解除」ということになるがな。
ただ、『クーリングオフをするために必要な紙がないから後で代筆しといてあげるといわれ、契約書の控えを渡すように言われました』というのは、ちょっと怪しいな。
『クーリングオフをするために必要な紙』というのを新聞販売店が持っているはずもないし、『代筆しといてあげる』と言うのも、おかしな話や。
そういうのは初めて聞いた。その点については、ええ加減な話やと思う。
ただ、その名刺には販売店名が印刷されとると思うが、それに『クーリングオフ受付た旨』という記述があるのなら、解約を承知したと受け取れるさかい、後でシラを切るようなことはないはずや。
シラを切るつもりなら、そんな書き付けなんか渡すようなアホな真似はせん。口先だけで、何とかごまかそうとするもんや。口頭だけの通知、やり取りだけなら危なかったがな。
万が一、『控えを相手がもっているので悪用されないか心配です』ということが現実になったら、またここに相談されたらええ。
まあ、その心配はないとは思う。そこまであこぎなことをする輩は、そうそういとるもんやないしな。
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