新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1113 同一販売店で違う新聞に変える場合


投稿者 ひなあられ さん  東京都在住  投稿日時 2012. 3. 2 PM 0:17


ゲンさん、ハカセさん、こんにちは。いつも興味深くサイトを拝見しております。

今回初めてご相談させて頂きます。よろしくお願いいたします。

我が家では昨年の震災後あたりからY新聞を購読しております。三ヶ月契約を二回ほど繰り返し、今年五月までという六ヶ月契約を交わしている状態です。

特に大きな不満があるわけではないのですが、六ヶ月契約に切り替えたとたん、「釣った魚に餌は・・・」状態だなと少々感じるところがあり、

(つまらないことです、一例で、小さな子供がいるのですが、年末にディズニーカレンダーを持ってきてくれなかったのです・・約束してたのに・・涙)このあたりで一旦違う新聞に切り替えようとS新聞に問い合わせたところ、販売店が現在のY新聞販売店と同一の店だったのです。

違う新聞とはいえ、配達する店が同じの場合、いわゆる「交代読者」にはならないのでしょうか?

契約の際の景品が目当てというわけではなく、ただ長期の安定した読者だと侮られるのもちょっとシャクだし・・・という程度の気持ちなのですが。

何だかケチな発想ですね、決して「読んでやっている」「とってやっている」という気持ちではないのですが。

新聞は好きですし、夫婦ともに読みなれているY新聞を購読し続ける意思はあります。

我が家の場合、YからSに変えても販売店は痛くも痒くもないという認識であっていますか?

ゲンさんのお知恵をお貸しください。


回答者 ゲン


『違う新聞とはいえ、配達する店が同じの場合、いわゆる「交代読者」にはならないのでしょうか?』ということやが、形の上では「交代読者」と言えるが、業界で言う「交代読者」というのとは少し違う。

業界で言う「交代読者」とは、新聞と販売店の両方を替えることを意味する。

『S新聞に問い合わせたところ、販売店が現在のY新聞販売店と同一の店だった』 というのは、Y新聞とS新聞の複合店ということやと思う。

勧誘員の場合、「交代読者」については他紙他店からの顧客を獲得するということで契約カードになるが、同じ店の商品(新聞)の場合、売り込むことすらできん。

客の希望なら仕方ないが、それやと『同じ店の商品(新聞)』ということになりY新聞からS新聞を替えたとしても、サービス品がなくなるのが普通や。勧誘員にしても何の成績にもならんから、そのことを伝えても喜ばれることはない。

勧誘時のサービス品が『拡材』と言うのは『いつも興味深くサイトを拝見しております』と言われてるくらいやから良く分かっておられると思う。

拡材というのは、他紙他店の顧客を獲得するための特別なアメ、サービスで、それ以外の客に渡す意味がないと考える販売店は多い。

その延長で『六ヶ月契約に切り替えたとたん、「釣った魚に餌は・・・」状態』だと感じさせる販売店が往々にしてあるのは確かや。その時点では、あんたは特別な客ではなくなっているということでな。

そんなことではあかんのやが、新規の顧客獲得ばかりに目を向けとると、結果としてそうしてしまうのやろうと思う。

もちろん、そんなことはせず契約時の条件をそのまま持続してサービスする販売店も多いというのは言うとく。

それについては、販売店経営者の営業姿勢、考え方次第という面が大きいから、ワシからは何ともコメントのしようがない。

ただ、『「釣った魚に餌は・・・」状態』やと、あんたのような不満を漏らされても仕方ない。それなら他紙を購読しようかという気になるのも無理はないとも思う。

勧誘員が狙うのは、まさにそんな状態の客なわけや。

純粋な交代読者になれば、いずれの販売店にとっても常に拡材を要する顧客ということになるからサービスに努める。

新聞勧誘の仕事は、現在購読している新聞を切り替えさせることにある。それ以外で獲得できる客は、ほとんどいない。

例外は引っ越し客くらいなものやな。引っ越し客なら、以前に住んでいた新聞と勧誘する新聞が同じであっても業界では他店の顧客という位置づけになる。扱いは新規客やから勧誘時には同等のサービスを受けられる。

無読といって新聞をまったく読まない人たちもいるが、そういう人に売り込むのは難しい。たいていは確たる信念を持って、無読を貫いている人が多いさかいな。

『我が家の場合、YからSに変えても販売店は痛くも痒くもないという認識であっていますか?』というのは、必ずしもそうとは限らん。

その販売店が、どちらの新聞をメインにしとるのかにもよる。おそらく最初にY新聞を勧誘されたようやから、その販売店はY新聞がメインなのやろうと思う。

東京都に住まわれておられるということからすると、S新聞はシェアが少なく販売店の数もあまりないため、配達だけをそのY新聞の販売店に委託しとるものと考えられる。

関西ではS新聞とY新聞は、ほぼ互角の勢力を誇っているから、そういうケースはあまり考えられんがな。

せやから、あんたが『YからS』に替えると言えば難色を示すやろうと思う。おそらく、「もっとサービスしますのでY新聞を続けて欲しい」と言うはずや。

その時に『年末にディズニーカレンダーを持ってきてくれなかった』とでも言えば、次からはそんなこともなくなるのやないかな。

あんたとしては『約束してたのに』と思われるかも知れんが、その販売店には客も多いやろうから、忘れていたということも考えられる。

あんたにとって、その販売店の人間は一人でも、販売店の人間にとってみれば、あんたは数多い客の一人にしかすぎんわけや。取り交わした約束が口頭だけの場合、忘れたとしても、それほど不思議ではない。

加えて、『ディズニーカレンダー』というのは人気の高いものやから、他でも持ってきて欲しいといろいろ言われとると思う。

しかし、そういう新聞社から販売店に配られるサービス品は数が限られとるのが普通や。

その場合、販売店はどうするか。長期購読者で優良客から順番に配るのやろうか。

残念ながら、そういう基準で配る販売店はまずない。うるさく催促される客から順番に配られる。そんなものである。

裏を返せば、それを知っている客ほど、持って来いとうるさく言うわけや。『「釣った魚に餌は・・・」状態とは関係なく。

おそらく、あんたは約束した『ディズニーカレンダー』を持って来ないことに関して何も苦情を言うてないのやろうと思う。

『契約の際の景品が目当てというわけではなく』、『何だかケチな発想ですね』という気持ちになるのは良く分かるが、はっきり言うて、何も言わずとも数の限られたサービス品を持って来るやろうと考えるのは、業界の事情を知っているワシらからすれば、少し甘いということになる。

こんなことは言いたくないが、おとなしい客ほど損をする。そういうケースが新聞の顧客には多いのは事実や。それはどこの販売店に替えたところで大差ないと思う。

ハカセなんか、それを良う知っとるから、欲しい物があれば必ず『何月何日までに持って来てくれ』と念を押しとる。もちろん、その日までに持って来んと文句を言うとるがな。

ただ、販売店の方でもハカセが、うるさい客やというのは百も承知やから、たいていは約束どおりに持って来とるようやがな。

相手の誠意に期待するのは構わんが、事、新聞販売店のサービス品ということに関して言えば、それだけではその気持ちが伝わるケースは少ないと言うとく。

当たり前やが、限られたサービス品というのは限られた客にしか配られんわけやから、どんなに良心的な販売店であっても、えこひいきせざるを得なくなる。そして、その基準は、うるさく言われるか、そうではないかということになりやすいわけや。

例えて言えば、バーゲンセールの商品の取り合いみたいなものやな。黙って見ていたんでは欲しい物はゲットできん。欲しい物は積極的に取りにいくしかない。それと同じやと。

誰かが得をして、誰かが泣くことになる。泣きたくなければ、その意志をしっかり伝えとくことや。そうするしかない。

もし、うるさく言うと変に思われると考えておられるのなら、新聞販売店にはそういう考えは、ほとんどないと言うとく。なぜなら、そういう客が多いからや。一々、あの客はうるさいなと言うてる暇がない。それよりも、そういう客に先に配って黙らせようとする方が先決やと考えるわけや。

結果、おとなしい客ほど何でも後回しにされ損をしやすいということになる。

これは新聞販売店だけに限らず、すべての商店に共通して言えることやけど、おとなしくしていて行儀のええ客ほど、ないがしろにされるケースがあると考えといて、まず間違いない。

そんなことではあかんというのは誰もが思うことやが、それが世の現実でもあるわけや。

ハカセも、それがために心を鬼にして文句を言うとるという。もっとも、奴さんの場合は、あちこちでしょっちゅう文句を垂れとるから、どこまで本当に心を鬼にしとるのかは分からんがな。

『新聞は好きですし、夫婦ともに読みなれているY新聞を購読し続ける意思はあります』ということなら、何も新聞を替えて、その販売店が心を入れ替えるのを待つまでもなく、ストレートに欲しい物は欲しいと言うて、それを持ってくるのを条件に継続契約すればええのと違うかな。

具体的には、契約書の端にでも『年末にディズニーカレンダーを持って来ること』と書いて貰うことや。契約時に、それを嫌がる者は、まずおらん。それで持って来なければ文句も言いやすいと思うしな。

『小さな子供がいる』ということなら、ハカセやないが、そのお子さんのためにも心を鬼にして文句を言われたらどうかと思う。もともと、約束して持って来ない販売店の方に落ち度があるわけやさかいな。遠慮することはない。

まあ、ワシらは大阪人やから、そういう発想になるのかも知れんが、不満に思うことはストレートに言うた方がええと思うよ。あまり文句も言わずに我慢してばかりいるとストレスを溜め込んで病気になるかも知れんさかいな。

もっとも、どうされるかは、あんたの方で判断されたらええことやけどな。

ただ、ワシらの意見ということなら、そうや。


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