新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1178 Y新聞の社員で営業に行くことがありますか?
投稿者 Tさん 投稿日時 2012.10.16 AM 9:02
はじめまして。
いくつか聞きたいのですが。
拡張員さんが落とせなかったところを社員が営業にいくという内容はありますか?
Y新聞の社員で営業と本人は話しているのですが、嘘ではないかと思う話がいくつかありますので教えてほしいです。
本人は社員証を持ってますが、ん? と思うことがあります。
新聞セールス証 人物写真 Y新聞 株式会社◯◯◯ 名前 No.987654321 2013 新聞セールス インフォメーション・センター 証印 |
株式会社ってことはY新聞の社員じゃなくて株式会社◯◯◯の社員ってことじゃないですか?(ーー;)
寮に住むというが敷金が最初にいるから10万いると言って人から借りてました。寮なのにいるんですか?
今月は、巨人がリーグ優勝したからノルマが増えて(まず、そんな目標数増やすみたいなことあるんですか?)それが理由で毎日夜中まで残業で会社から家に帰ってないといっていますが(営業かける家を色変えする?といってました)夜中まであるんでしょうか?
5日に一回の目安で休みがありますが今月は三回しか多分ない。と言いだしました。そんなにY新聞って厳しいんですかね?
わかりづらいかもしれませんが頼る人がいなくて(;_;)すみませんが、いろいろだまされているようで気持ち悪いので教えてください!
回答者 ゲン
『拡張員さんが落とせなかったところを社員が営業にいくという内容はありますか?』ということやが、Y新聞社の社員が個人宅へ新聞の購読営業に赴くことは殆どない。
新聞社は公式には直接、新聞購読者との契約には関わらない、タッチしないということになっとるさかいな。新聞の勧誘は、新聞販売店および新聞拡張団に任せている。
唯一の例外は、Y新聞社の社員研修で新人社員が1日だけ勧誘営業をすることがあるくらいやが、今頃の時期にそれはないから、まず新聞社の社員とは違うと断じてええやろうと思う。
ただ、新聞の勧誘員は「新聞社名を名乗る事」と義務づけられとるから、「Y新聞社」を名乗るのは構わない、というか名乗らなあかんとされとる。
「Y新聞の○○です」と言う分には問題はない。
せやから、例えその勧誘員が『Y新聞の社員で営業に来ました』と言うてたとしても、それは『Y新聞の営業会社の社員で営業に来たという意味です』と言えば、それで通る。
社員証(新聞セールス証)をちゃんと見せて、そう言うとるわけやから法的にもウソを言うてないと主張することができる。単なるあんたの聞き違い、勘違いで済まされる可能性が高い。
もっとも、『拡張員さんが落とせなかったところを社員が営業にいく』と言うてるのは意図的に、客であるあんたを騙そうとしているのが見え見えではあるがな。
ただ、その言葉どおりの文言を吐いたということが証明されんかったら、それも否定するやろうと思う。
『株式会社ってことはY新聞の社員じゃなくて株式会社◯◯◯の社員ってことじゃないですか?』というのは、そのとおりで、その株式会社◯◯◯はY新聞社と業務委託契約を交わしている新聞拡張団のことや。
『寮に住むというが敷金が最初にいるから10万いると言って人から借りてました。寮なのにいるんですか?』というのは、普通はそんな金は必要ない。寮費も給料日に精算されるのが普通や。
それは単に借金の口実として言うてるだけやないのかと思う。ただ、新聞拡張団にもいろいろあるさかい、中にはそうせなあかんという会社もあるのかも知れん。そういうのは聞いたことはないがな。
『今月は、巨人がリーグ優勝したからノルマが増えて(まず、そんな目標数増やすみたいなことあるんですか?)』というのは、その拡張団次第ではあるやろうな。
新聞拡張団は何かにかこつけて拡張員のケツを叩く、ハッパをかけるというのは普通にすることや。また新聞社もそれに関連したグッズを作っとるやろうから、それを持って勧誘する方が有利やということで、そうするというのは十分考えられる。
『それが理由で毎日夜中まで残業で会社から家に帰ってないといっていますが(営業かける家を色変えする?といってました)夜中まであるんでしょうか?』というのも、上記の理屈であり得るかも知れんな。
ただ、新聞社からの通達で深夜の勧誘は控えるように指示されとるから、その辺はどうなのかはワシにも良う分からんがな。法律的には深夜の勧誘をしたらあかんということはない。
ただ、そうすると苦情が増えるさかい新聞社が怒るやろうがな。また、実質的には深夜の勧誘営業は殆どの人が嫌がるさかい、やったとしてもあまり効果はないと思う。
一般的に新聞の勧誘が午後8時頃までと決められとるのは、販売店の都合もあるが、夜遅くの勧誘に効果がないというのが最大の理由でもある。
『営業かける家を色変えする?』という意味はワシにも良う分からん。「営業する家をいろいろ変える」というのなら分かるが、そんなことは勧誘員としては当たり前のことやから、部外者のあんたにそう言うてみても仕方ないと思うがな。
『5日に一回の目安で休みがありますが今月は三回しか多分ない。と言いだしました。そんなにY新聞って厳しいんですかね?』というのは、Y新聞に限らず新聞拡張団なら恒常的にあることや。
新聞拡張団には新聞社から厳命されたノルマがある。それをクリアするのは絶対とされとるから、そのノルマに到達してない場合、休日返上で勧誘させるというのは普通にある。
『すみませんが、いろいろだまされているようで気持ち悪いので教えてください!』ということやが、あんたはそう言われたさかい契約しようと考えておられるのかな。
そうなら、その勧誘員を信用できなければ契約せんといたらええだけの話やと思う。もし、契約してしもうた後やというのであれば、契約日から8日間以内なら「クーリング・オフ」を使って解約することができる。
その方法についてはサイトの『ゲンさんのお役立ち情報 その8 クーリング・オフについての情報』 を参考にして貰えたらと思う。
ただ、契約してしまった後でその期日が過ぎているのなら、「ウソをつかれた」という理由で解約するのは、あんたの場合、難しいかも知れんな。
その勧誘員は『社員証(新聞セールス証)』を見せた上で、勧誘しとるわけやさかいな。「ウソをつかれた」という根拠が弱い。
あんたの『いろいろだまされているようで気持ち悪いので教えてください!』というだけの質問なら、ワシの説明で納得して貰えるものと思う。
しかし、契約してしもうた後とか、そのウソを言われたことで、あんたが何らの不利益を被っておられるというのなら、それについて教えて頂けない限り、これ以上のアドバイスは難しいと言うとく。
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