新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1183 全国勧誘について
投稿者 匿名希望さん 投稿日時 2012.11. 9 AM 6:53
今回は本社の方から専業は2件をどこでもいいので(エリヤ以外)3ヶ月以上のカードをお願いしますとの事でしたが、もう3回目なので親戚友達関係も使い果たしてしまいもうそのあてがなくなりました。
知り合いに頼むのもなんかいやですし・・・
さてこういう場合はどうしたらいいのでしょうか?
回答者 ゲン
『本社の方から専業は2件をどこでもいいので(エリヤ以外)3ヶ月以上のカードをお願いしますとの事』というのは、紹介読者運動のことやないかと思う。
それについては当メルマガ『第218回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞販売店物語 その9 新聞社指令、紹介読者運動の裏側』で話したことがある。
その中で、『もう3回目なので親戚友達関係も使い果たしてしまいもうそのあてがなくなりました』ということについては、情報提供者の方が『実家の両親や姉には「また来年頼むから、6ヶ月の契約が切れた後、そのY新聞の販売店とは個別に契約しないでくれ」と釘を刺しておく』と言うておられたが、その点はどうされたのかな。
1年に何度もその紹介読者運動とやらがあるのなら仕方ないが、たいては1年に1度とのことやから、『親戚友達関係』の人は、そのメルマガの情報提供者の言われるように、紹介読者運動用に残しておかれた方がええと思うがな。
『さてこういう場合はどうしたらいいのでしょうか?』ということについては、そのメルマガの中で提案している部分がある。
あんたと同様の質問を新聞販売店の経営者から受けて回答したものや。
「身内以外に読者紹介を増やすのに何か良い方法はないですかね」というものやったので、以前、非公開にした回答の中に役に立つと考えられる方法があったので、そのやり方を提案したことがある。
そのやり方とは、電話勧誘に関したものや。
俗に『パッケージセールス(試読セールス)のテレマ(テレフォン・マーケティング)』と言われとるもので、そのやり方をアドバイスしたことがある。
その部分や。
20数年前、ワシはある大手の建築会社で営業をしていた。その初期の頃、アポを取りのために電話していたことがある。
中略。
もっとも、ワシなら同じ鉄砲を撃つのでも拡張員の寄りつきそうもない高級住宅街か、オートロックのマンション、あるいは地方の僻地の村や辺鄙な住宅街に狙いをつけて電話するがな。
そういう所は、その気になって調べれば分かるはずや。
新聞勧誘の多い地域やと、例え「試読サービスですので勧誘とは違います」と説明しても、「そんな上手いこと言って、どうせ後で勧誘員が来るんだろ」と懐疑的な客の方が圧倒的に多いやろうと思う。
なぜか。それは常に勧誘され続けとるからや。当然、その手の勧誘手口も珍しくない。
食傷気味を通り越して、嫌悪している人が多い。そういう人は「新聞」という言葉を聞くだけで「結構です」と言うてしまいやすい。条件反射やな。
その点、拡張員の寄りつきそうもない地域なら、当然のことながら、新聞勧誘の洗礼を浴びてないから、比較的、聞く耳を持つ人の方が多いと思う。
例えば、高級住宅街の場合は客が出てくるまでに時間がかかり、数多く叩けないということがあり、オートロックのマンションなどは、入り込むことすら難しいということがあるからや。
地方の僻地の村や辺鄙な住宅街の場合は、行くまでに時間がかかりすぎるということがある。
それらはいずれも効率が悪いということが、勧誘員たちを敬遠させる理由にもなっている。
しかし、電話をする分には、殆どそれらの悪条件は関係がない。留守でもない限り、必ず誰かは電話口に出るさかいな。
全国紙であれば、どんな場所にでも、その地域を管轄する新聞販売店が必ずあるはずやから、そこから試読紙を配達するくらいは、造作ないやろうと思う。
最初は、そういった新聞勧誘とは無縁そうなエリア外の地域の客に電話して、「試読サービス」で話を持っていき、「紹介読者」に仕立てるというものや。
実際、それで成功した新聞販売店の経営者もおられる。
ただ、問題がないわけやない。見ず知らずの人に電話するということに対する抵抗感や時間的余裕、また電話代などの金銭的なこともクリアせなあかん。電話での勧誘トークもそれなりに必要になる。
それらに問題がなければええが、それが難しいようなら、まず手始めに、いつも頼んでいる親戚縁者、友人知人たちに協力を求めてみられることや。
適当な人がいたら「新聞を一週間タダで配達するから紹介してくれ」と。
試読サービスの一週間というのは公のサービスやから、これを嫌がる販売店はまずない。必ず実行する。そして、新聞勧誘の少ない地域では、この勧誘トークでも結構、効果のある場合がある。
それでも難しそうなら、『6ヶ月契約で5000円、1年契約で1万円が紹介した者が新聞社から貰える』というのを利用して、その範囲内のサービスを個人的に持ちかけるという方法もある。
先の新聞販売店経営者にとっては、そんな報酬など、あってもなくても関係がないという思いが強く、紹介読者運動のノルマをクリアできさえすればええということやったので、それを実行したとのことや。
そう言う方が親戚縁者、友人知人たちに頼みやすく、その彼らを含めた紹介客も得をするから嫌がられることが少なかったと。
『知り合いに頼むのもなんかいやですし・・・』ということやが、無償で頼むということでなければ、それほど気にする必要はないのと違うかな。
後は、やっている時には絶対バレんようにすることが条件になるが、隣接する同系新聞販売店のバンク、または離れたバンクへ実際に勧誘に行って、その客にOKを貰ってから、「紹介読者」に仕立てるという方法もある。
それらの方法を実行するかどうかの判断は自己責任でやって頂きたい。『さてこういう場合はどうしたらいいのでしょうか?』ということで回答しただけやさかいな。
そういう方法もあると。
まあ一番無難なのは、「また来年も頼むから、契約が切れた後、その販売店とは個別に契約しないでくれ」と釘を刺しておくことやと思う。
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