新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1219 あなたはどういう考えで稼働して行きましたか?


投稿者 Hさん  投稿日時 2013. 4. 7 PM 10:37 


自分も拡張員をしています。始めまして。

読ませてもらって気になったのでメールしました。

どうしても強くなりたいです。

でもそんな漠然とした事やる気だったり根性だったりで終わる話で何処に視点を置けば成長していけるんですかね?

もちろん答えでは無くあなたはどういう考えで稼働して行きましたか?


回答者 ゲン


『読ませてもらって気になったのでメールしました』ということやが、どのページのどの部分を読まれて気になったのやろうか。まずそれを教えて頂きたい。せやないと返答に困るさかいな。

まさか、サイトの隅々まで読まれたということではないと思う。今やこのサイトには300ページほどの一般書籍に換算して、悠に100冊分以上の文書量がある。普通の人が短期間で読める量やないと思う。

このサイトを9年ほど前に開始した初期の頃からの読者なら、すべてを読まれているという人は相当数おられるやろうが、最近になって訪れた方で、そのすべてを読まれたという方は知らん。数ページ読まれて、多くを読まれたと錯覚される方はおられるがな。

これは何も、あんたを責めて言うとるわけやない。ワシが逆の立場でも、この手のサイトを見つけて、面白いなと思うたとしても、その文書量の多さに閉口して、とてもやないが、すべて読もうという気にはならんさかいな。

その一部分を読まれて『漠然とした事やる気だったり根性だったりで終わる話』と受け取られたとしても無理もないことやと思う。

正直、ワシらですら、どこにどんなことが書いてあるか分からんし、また過去の分を読み返そうという気にもならんさかい、そう言われても何のことか、さっぱり分からんわけや。その箇所を具体的に教えて貰わんことにはな。

その箇所により、漠然とした話もあれば、細部に拘りすぎた話もある。特にQ&Aあたりやと、相談者、質問者のメール次第で、そのいずれかになるケースが多い。

漠然とした相談であれば、漠然とした形の返答になるし、具体的な方法での質問ならば、より具体的な方法を示しとるはずや。

ただ、『あなたはどういう考えで稼働して行きましたか?』ということなら、『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座』を見て頂ければ、大凡のことは分かるのやないかと思う。

これはサイトを開設した当初、拡張初心者の方からの希望で、初心者向けに始めたものや。拡張についての心構えに関するものと具体的な方法論にも触れとるから、まだ見ておられないのなら読んでみて頂きたい。少なくともワシの基本的な考え方くらいなら、それで分かるはずや。

あんたが『どうしても強くなりたいです』と言われておられるのは営業力を伸ばしたいということやと思うが、それについては当メルマガで時折、中上級者向けの話もしとる。

その主なものや。

第13回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの勧誘実践Part 1 雑談から』というのがあり、この『ゲンさんの勧誘実践』にはPart 2、Part 3もある。

第186回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの話し方教室 その1 悩める初心者のために』 も同じく、その2、その3がある。

第83回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■2010年からの新聞営業講座……その1 拡張の心得について』に至っては、その1〜その8まである。

それらの中には、そこまで言うかというくらいに具体的な勧誘方法に踏み込んだものが多い。

上記に挙げた以外でも、それぞれの回で営業について語っている場合も多々ある。参考になりそうな書籍の紹介もしている。ここで一々挙げることはできんがな。

このサイトは拡張員を含む業界関係者のためだけのものではなく、他業種の営業関係者からも参考になると言って貰っている。営業全般に役立つ内容やと。

さらに言えば、サイトの7割以上を占める読者は業界とは何の関係もない一般の方々で、その人たちに面白いと言って貰っていることが一番の特色やと思う。

読者の中には、大学教授をはじめとする教職者、弁護士などの法律家、医療関係者、警察関係者など多岐に渡る分野の人たちがおられ、その方々から寄せられた他では殆ど知られることのない情報もサイトの中には数多く散りばめられている。

また業界関係者の中には、新聞社の上層部や現役新聞記者、元記者、ジャーナリスト、フリーライターいった方々もいて、その方々から寄せられた情報も随所にある。

それらの情報を面白く読みやすい文章で紹介しているのは、このサイトの管理人であるハカセで、プロの物書きや。ワシは、このハカセに頼まれ、コメンティターとしてサイトに協力しているにすぎん。

当サイトは、もともと業界関係者のためと言うより、拡張という仕事を世間の人に正しく理解して貰いたい、知らしめたいという趣旨で始めたものや。

もっと言えば、当時、ネット上で氾濫していた「拡張員は悪者」という論調を少しでも和らげたいとの思いもあったわけや。その傾向は今もあまり変わらず、孤軍奮闘しとるがな。

ネット広しといえど、「中にはええ拡張員もいてまっせ」てなことを言うてるサイトは、ここくらいなものやさかいな。

それもあり、ここは拡張営業に特化したサイトやないということや。業界話が中心で拡張の営業話もあるという風に捉えて貰うた方がええやろうと思う。

話をもとに戻す。

『何処に視点を置けば成長していけるんですかね?』というのは、あんた次第や。あんたが自分で、どうすれば成長するかということを見つけるしかない。

ワシらは、そのための情報をいろいろな形で知らせて示すようにはしとるつもりやが、最終的にそれらをどう取り入れて、どう活かすかは、それぞれが考えて決めるしかないと思う。

あんたはサイトを見て、どう思われておられるのかは知らんが、ワシに関しては、いくら20年近い拡張経験があり、他業種を含めると40年以上の営業経験があるとは言うても、それを読者に押しつけるつもりは毛頭ない。

営業で正解というのは絶対と言うてええほどないと考えとるさかいな。こうやれば絶対に契約が取れるという便利な方法など世の中には存在しない。

それを謳い文句にする営業本なら腐るほどあるがな。少なくともワシは、そんな大言壮語をするつもりはさらさらない。

ワシ自身、営業に関してはまだまだやという思いが強い。おそらく一生かかっても拡張の神髄とか奥義といったようなものを会得することはできんやろうと思う。

それだけ奥が深く難しい仕事やと理解しとるつもりや。それやからこそ、生涯をかけて悔いのない仕事でもあるわけやけどな。

あんたの拡張歴がどれだけあるのかは知らんが、他人が成功したやり方が他の者にも通用するとは限らんということくらいは分かっておられると思う。

あんたのやり方を真似てワシが契約を取れるという保証もなければ、ワシのやり方どおりにして、あんたが契約を上げられるとは限らんということや。

拡張は、各新聞社、各拡張団、各販売所、各地域、あるいは季節、日時、気候などの諸条件によってそれぞれ違うてくる。また、当然やが客も違えば、拡張する人間も違う。二つと同じ条件が重なり合うことなど絶対にないと断言できる。

所詮、どんなに素晴らしいと言われる営業法でも、その人間にとって有意義で役立つものでなければ、それは単なる絵に描いた餅にすぎんということや。

絵に描いた餅を食えるようにするのは難しいが、どうにかして食おうとするのが、「やる気」であり「創意工夫」やと思う。所詮は絵に描いた餅やないかと考える人間は、そこまでの器でしかないということや。

例えば、絵に描いた餅は絶対に食えんが、絵と似た餅を作ることで食えるようにすることは可能や。その似た物を作る技術を磨くことで、食える物の幅も拡がってくる。

料理本のレシピに似ている。料理本のレシピそのものは食えんでも、そのとおりにして料理を作ることはできる。ただ、その味は画一的なものやない。作る人間、それぞれのやり方や技量で美味くもなれば不味くもなる。

営業にも、それと同じことが言えると思う。

初期の間は、人のやり方を真似る、教えを請うというのでもええが、それ以上になりたいと思うのなら、人のやり方のええ所だけを自分なりに取り入れて工夫を加える必要があると思う。

つまり、どんなものでも参考にするという気持ちになるということや。『どうしても強くなりたい』のなら、それしかないとワシは考えるがな。

最後にもう一度言うとくが、どうされるか、どう考えられるかは、あんた次第や。このサイトは拡張員を養成したり指導したりするようなサイトやないさかいな。

拡張営業についてありていに言えば、やる気のある人、向上心のある人だけが参考にしてくれたらええということや。その人たちからの相談や質問であれば全力で答えるし、参考にならないと言う人は、それはそれで仕方ないと思うとる。

ただ、それだけのことやと。

このサイトに対して、どのような感想を持たれるのも自由や。批判的に見られるのも好意的に捉えて頂けるのも、すべて読者の判断に委ねていると知って頂きたい。


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