新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1221 どうすれば乗り切れるかアドバイスいただけますでしょうか?
投稿者 Dさん 投稿日時 2013. 4.17 PM 1:00
はじめまして、ゲンさん早速ですが質問よろしくお願いします。
私は30代後半で、関西から千葉の販売店に専業員として入りました。
入社して2週間以上経ちますが、慣れない仕事で大失敗の連続でもう辞めたくて悩んでいます。
この仕事を選んだのも関西で生活に困り、家賃を払っていくのが無理になったのですぐに住み込みの仕事はないかと探して行き着いたのですが、大変な仕事だろうとは思っていましたが、想像を遥かに超えて環境や仕事内容等で行き詰まっています。
元々長く働くつもりはなく、ある程度お金が貯まったらまた地元に帰ろうと思っていたので、今は正直来月で辞めて地元に帰ろうと思っているのですが、それにしても毎日が精神的に辛くて辛くて。
この情緒不安定な精神状態をどうすれば緩和して自分の決めた期間を乗り切れるかアドバイスいただけますでしょうか?
是非よろしくお願いします。
回答者 ゲン
『この情緒不安定な精神状態をどうすれば緩和して』と言われても、ワシは精神科医でもセラピストでもないさかい、その方面での適切なアドバイスはできんと先に断っておく。
冷たいようやが、心の問題は自身で解決して貰うしかない。無責任に頑張れと言うつもりもなければ、同情するつもりもない。どんな結果を招いたとしても、その選択をしたのは、あんた自身やさかいな。
もっとも、現在の置かれた状況を誰かに吐露する、話すことで気持ちが晴れて楽になる場合もあるというから、それで良ければ話ならいくらでも聞くがな。
ただ、ワシがあんたの立場に立っていたとして、どうするか、どう考えるかについて、これから話すので、参考になるようやったら参考にして貰えればとは思う。
『慣れない仕事で大失敗の連続』というのが、どんなものなのかは分からんが、初めての専業業務の場合、誤配や欠配といった配達ミスがまず考えられる。
ワシも新聞配達をしていたことがある。もちろん、誤配や欠配をしたこともある。ワシなら、そんな場合、「人は失敗するもんや」と思って笑って済ます。
実際、失敗したことを悔やんでも仕方がない。過去の過ちは事実として残るさかい変えようもないしな。やってしもうた事はやってしもうた事として認識するしかない。
失敗することで、一つ勉強ができたと考えれば、その失敗も長い目で見れば失敗にはならん。ワシなら、そう考える。
もっとも、さすがに店の責任者の前で、そんな態度は見せんがな。表面上は、神妙に反省している素振りを見せるようにしとく。気持ちの中では「やってしもうたもんは、しゃあないやんけ」と開き直っていたとしもな。
物事は捉え方一つで、どうとでも変わる。マイナスをマイナスと考えて落ち込むか、マイナスはプラスに転じることができると考えるかで、同じ失敗をしたとしても天と地ほどの違いが出てくるもんなんや。
『想像を遥かに超えて環境や仕事内容等で行き詰まっています』というのも、どうにもならんと考えれば、本当にどうにもならんようになる。あんたのように『毎日が精神的に辛くて辛くて』という状態になるだけのことや。自分で自分を追いつめることにしかならん。
発想を変えれば、『想像を遥かに超えた環境や仕事内容』というのは滅多にお目にかかれるものやないという考え方ができる。ワシなら、そういう事態に遭遇すれば「勉強になる」と捉えるがな。
しかも、それがピンチであればあるほど千載一遇のチャンスが到来したと考える。
どんなに辛い苦しいことでも過ぎ去って見れば、すべては経験、思い出になる。ええか悪いかは捉え方次第やが、たいていは後日の笑い話になるようなことが多い。
どうせなら、その経験、思い出を自身のプラスになるように考えた方が得やわな。
ワシにも筆舌に尽くし難い過去の汚点、失敗が幾つもある。例えば、『新聞勧誘・拡張ショート・ショート・短編集 第3話 命の笑い』などもその一つで、当時は人生のどん底を味わい、一度は行き倒れになって死ぬことすら覚悟したほどやった。
今ではそれも懐かしい思い出の一つになっとるがな。
それに、ええ事も悪い事も、そう長くは続くもんやない。いつかは終わる時が必ずくる。
あんたは『来月で辞めて地元に帰ろうと思っている』ということやから、それほど遠い話やないのと違うかな。
もっとも、毎日を辛い辛いと嘆いていたら、その1ヶ月余りが10年にも20年にも感じるやろうがな。
反対に何事も勉強やと考えれば、どんな仕事でも学ぶべき事は多いさかい、あっという間に時が過ぎると思う。
どうせ同じ時間を過ごすのなら、後者の方がええわな。物事は捉え方一つで、どうとでも変わるというのは、そういうことや。
ただ、あんたがどう考えるかで、すべてが決まることだけは間違いない。ワシがどんなアドバイスをしようが、すべてはあんた次第やさかいな。
白塚博士の有料メルマガ長編小説選集
月額 210円 登録当月無料 毎週土曜日発行 初回発行日 2012.12. 1
ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集 電子書籍版パート1
2011.4.28 販売開始 販売価格350円
書籍販売コーナー 『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集』好評販売中