新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1225 どんな気持ちの高ぶらせ方をしていましたか?


投稿者 Hさん  投稿日時 2013. 5.23 PM 10:48


返事遅れてごめんなさい。今でも僕は拡張員しています。

僕は来月始めての役職を付けてもらえそうです。この仕事を始めて10ヶ月、すごく嬉しいです

一部の下の後輩からも慕われるようになって来てこの会社に貢献して行こうと腹くくってます。

だけど神様はいたずら好きでまた僕に壁を作りました。契約がここ3日間最悪です。

先輩からはお前はここの支部のペースメーカーやってくれと言われ嬉しかった。後輩からはずっとついてきますと言ってもらえた。なのに気持ちが高ぶりません。もちろん素直に嬉しいです。

なのに、よっしゃやってやる!ってなれません。こんなイケてない考え方じゃだめなのは分かってます。頭では絶対的にわかってます。

なのに、みんな好きなのに。やる日はやります。やらない日はとことんだめで。

イベントごとでやると目立つ日はやります。気持ちが、意識が強いんだと思います。だけどやらなきゃ行けない時に出来ない事が最近目立ちます。

ここ3日間のペースメーカーと言われてからか。だからってプレッシャーには感じてません。むしろ認めてもらえて素直に嬉しいです。

なのに、やらなきゃ行けない時なのに。強くなりたい。もっともっと強くなりたい。いつでも本気になれる貪欲さ。いつでも本気になれる好奇心、向上心、やる気と元気、責任感。

どうやったら気持ちを高めらることが出来るんでしょうか。

そんな事を聞いても人それぞれ違うのは分かってます。

聞きたいです。どんな気持ちの高ぶらせ方をしていましたか?


回答者 ゲン


『やらなきゃ行けない時に出来ない事が最近目立ちます』ということやが、やる気があっても結果が伴わないことは誰にでもある。

それが一過性のことなら、それほど気にする必要もないが、ちょくちょく、そういう事態に陥るというのなら問題やな。

やる気があっても結果が伴わない理由の多くは、営業の引き出しの少なさにあると思う。

あんたが、どういうやり方で拡張しとるのか分からんから確かなことは言えんが、あんたのような悩みを持たれて相談される方の大半は、限られた方法でしか営業していないというケースが多い。

いつも同じようなやり方で拡張しているだけでは、すべての客に通用することなどないと言える。

あんたのやり方が通用せん客とばかり遭遇すれば、『契約がここ3日間最悪』という事態になっても不思議やないということや。

これは精神的な部分というより技術的な問題の方が大きいと思う。限られた営業法では限られた客からしか契約は取れんさかいな。

例えば、拡材を前面に出すだけの営業では、それを欲する客からは契約が取れても、拡材に魅力を感じない客を落とすことはできんという理屈や。しかも、その拡材がいつも同じというのでは、よけい範囲を狭めることになる。

拡材に興味を示さん者にとっては、いくらそのサービスを強調されても心を動かされることなどない。契約は拡材だけで取れるものやないということや。

拡材とは、あくまでも契約して貰ったお礼として渡すものやと考えておいた方がええ。拡材のみで客を釣ろうとする者は、たいてい行き詰まる。

以前にも話したと思うが、拡張の営業には様々なやり方がある。それを知っているのと知らんのとでは結果に雲泥の差が生じるということや。

当たり前やが、客にはいろいろなタイプ、性質の人がいる。また同じ人でも、その時々の事情、精神的なもので違うてくるということも起きる。

一つのやり方であかんかったら、次の方法を繰り出すといった具合に引き出しが多ければ多いほど有利になるのが営業の仕事というものや。

その引き出しがない状態で、『どうやったら気持ちを高めらることが出来るんでしょうか』と、精神的なモチベーションに拘ってもあまり意味がない。

何のこっちゃと言われる方には、拡張の仕事を野球に例えて説明すると分かりやすいと思うので、そうする。

例えば、直球を打てる技術を持っていても変化球の打ち方を知らなければ、コンスタントにヒットを打つことなどできんという事と似ている。

しかも相手のピッチャーは一人やない。人が変われば、投げてくる球もその分、違うてくる。それらのすべての球に対応できんとヒットを打ち続けるのは難しいわな。

何が足らんのかは明白や。変化球を打つ技術がないのと、相手により投げてくる球に違いがあることに気がついてないという点や。

技術が未熟で相手を知らなければヒットなど打てるわけがない。

それを気持ちの持ち方に原因があると考えているようでは救いがないということや。まずは技術的なことを勉強して磨くことや。精神的な問題は、その後やと思う。

ワシは契約が上がらんときには、「拡張の力、営業力が足らんかった」と考えるようにしとる。未熟やから契約が取れんかっただけやと。

それが『どんな気持ちの高ぶらせ方をしていましたか?』の答えになると思うが、あかんかったときの『気持ちの高ぶらせ方』は、ワシの場合、更なる営業を研究しよう、会得しようと考え、その方法を編み出すことやな。それでモチベーションを高めることができる。

ワシは拡張の仕事を約20年、営業の仕事そのものを含めると40年以上、続けてきたが、それでもすべてをマスターしているとは、とても言い難い。まだまだ知らん事、会得せなあかん事が山ほどあると考えとる。

ただ、人間である限りは、いつもそんなテンションではいられないということもあるがな。営業とは関係がなくても体調のすぐれないときもあるし、気分が乗らず滅入るときもある。

そんなときは一時的にでも仕事から離れる。他のことで気持ちをリフレッシュしてから、また仕事に戻るということを心がけとるがな。

もちろん、それはワシなりの方法で、それがベストかどうかは分からん。あんたが、そうして上手くいくという保証もできんしな。

あんたの『なのに、やらなきゃ行けない時なのに。強くなりたい。もっともっと強くなりたい。いつでも本気になれる貪欲さ。いつでも本気になれる好奇心、向上心、やる気と元気、責任感』という言葉から、その思いは伝わってくるのやが、その具体的な方法、普段どのように拡張されておられるのかといった事柄を教えて貰わんことには、これ以上のアドバイスは難しいと思う。


白塚博士の有料メルマガ長編小説選集
月額 210円 登録当月無料 毎週土曜日発行 初回発行日 2012.12. 1

ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集 電子書籍版パート 
2011.4.28 販売開始 販売価格350円
 

書籍販売コーナー 『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでも選集』好評販売中


ご感想・ご意見・質問・相談・知りたい事等はこちら から


Q&A 目次へ                                 ホーム