新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1228 新聞販売店の専業を始めましたが、ナンパするようには上手くいきません
投稿者 OK さん 投稿日時 2013. 5.29 AM 8:30
はじめまして。まったくの素人です。
新聞販売店の専業1ヶ月目です。昔、ナンパばかりしていたので楽勝だと考えて店長に頼み込んで三日前から営業まわっているのですが、お客様の断り文句(まだ早い。次は××新聞が入っている。読まなくなったので止めるなど)に切り返せなく三日で四件しか縛れてません。
ナンパはもう会うことない人と話すので自然体で会話出来るのに対して新聞勧誘は店のイメージを悪くしてはならないと思ってしまってなかなか強くおせません。
しかも店長には新人だからとの事で拡材は洗剤五個までの制限が付けられています。
自分的には自由にやれれば全然、やれる自信はあるんですがなかなか現実は思っている以上に成績にならなくて悩んでいます。
何かアドバイスお願いします。
回答者 ゲン
あんたはナンパが得意とのことやが、勧誘の仕事にはその経験が役に立つと思うよ。少なくともワシの知る限り、ナンパが得意やという人間は勧誘も上手いさかいな。
ナンパも初期の頃は、無視され断られることの方が圧倒的に多いはずや。目当ての女の子と話せるようになるまでの確率はおそろしく悪い。
今のあんたが客に対して、どう対処してええのか分からんという状況に似とる。
しかし、慣れるに従い、徐々に声をかけて振り向いて貰え、話ができるようになる。さらに喫茶店に誘い、携帯番号の交換するまでになれば、ほぼ成功と言える。
なぜ、慣れるとそうなるのか。それは相手を観察し、これはと思える女の子を選び声をかけるからやと思う。それは過去の失敗による積み重ねの経験が蓄積されとるためにできることでもある。結果、自分になら、この女の子は落とせると見極めてから行動するわけや。
それにより、声のかけ方、嫌がられないためのテクニックなどが自然に身につくということもあるが、それ以上に例え断られたとしても後に尾を引かんということも大きな要素やと思う。
あんたのナンパの成功率が、どれほどのものかは知らんが百発百中ということはないはずや。失敗することの方が多いと思う。
しかし、ナンパは例え100人中1人としか、付き合えなかったとしても成功と言える。そんなとき、残り99人あかんかったとしても苦にはならんはずや。
つまり、その成功体験があれば例え何人の相手にふられようが、それは成功に至るまでの過程として受け止め、次に向かってファイトを燃やすことができるということや。
その思いが本当に成功を呼ぶ。ナンパの上手い人間はおしなべて、あきらめるということを知らん。成功の味を知っているからな。
それは勧誘の仕事についても言える。『まだ早い。次は××新聞が入っている。読まなくなったので止める』といった断り文句は、女の子がナンパの初心者に向かって言うてるのと大差ないわけや。この業界では断りの定番とも言えるものやさかいな。
その言葉に切り返そうとしても無駄で意味がない。なぜなら、相手は今のあんたやから断っとるわけや。また、その断りを入れる隙をあんたが与えとるからやとも言える。
この業界で、勧誘で成功するコツは相手に好かれることやと思う。相手があんたを好き、あるいは悪く思っていなければ、そう簡単に『まだ早い。次は××新聞が入っている。読まなくなったので止める』といった断り文句は言いにくい。
誰でもそうやが、気に入っている相手に対してそう簡単には断れんさかいな。
つまり、今のあんたは、そう言う客からは気にいって貰ってないということになる。それ故、よけいに断りやすいということになるわけや。まあ、そうは言うても初心者は、たいていそうやけどな。気にすることはない。
あんたはナンパの初心者が「上手くいきません」と悩んでいても、おそらく同じことを言うのやないかな。「初心者やから仕方ない。気にするな」と。「そのうちコツも分かる」と。
あんたは『ナンパはもう会うことない人と話すので自然体で会話出来るのに対して新聞勧誘は店のイメージを悪くしてはならないと思ってしまってなかなか強くおせません』と言うておられるが、ナンパと新聞勧誘を別けて考える必要はない。目的は同じやと思う。
『ナンパはもう会うことない人と話す』のであっても、その場の相手には嫌がられないようにしていたはずで、『イメージを悪くしてはならないと思ってしまって』というのもナンパしているときにも同じように考えていたのやないかな。
あんたはナンパしているとき、相手を喜ばせるために、お世辞やおだて、ヨイショなどありとあらゆる方法を使っていたと思う。
そのやり方は勧誘にも共通している部分が多い。勧誘の上手い人間は、ほぼ例外なくお世辞やおだて、ヨイショが上手い。それを駆使して客から好かれ気に入って貰っている。
ナンパにはナンパのお世辞やおだて、ヨイショがあるのと同じように勧誘にもそのテクニックがある。
それについては、サイトの『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座 第2章 新聞営業の実践についての考え方 拡張トーク編 その2 お世辞トークについての考え方』や『第107回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■2010年からの新聞営業講座……その6 お世辞トーク集』 などが参考になると思う。
また、その補足として『第167回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの拡張ジョーク集 Part1』 、『第175回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの拡張ジョーク集 Part2』 、『第68回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞の勧誘ユーモア&ジョーク集 Part 1』 なんかも役に立つのやないかと考える。
ワシが冒頭で、ナンパが勧誘の役に立つと言うたのは、ナンパの得意な者にはお世辞やおだて、ヨイショが上手くユーモアやジョークのセンスがある者が多いということがあるからや。
女の子に好かれるのと客に気に入られるのは根本的なところでは同じやと思う。同じような労力とセンスを必要とする。
故に、ナンパの上手い者は勧誘も上手いということになるわけや。
その点、あんたには新聞勧誘の素質があると言える。後は経験と自信をつけるだけやと。心配せんでもナンパと新聞勧誘は同じようなもんやと理解できれば、すぐに会得できるはずやと思うよ。
『しかも店長には新人だからとの事で拡材は洗剤五個までの制限が付けられています』というのは、あまり気にする必要はない。客に気に入られさえすれば、そんなサービスの多寡など関係ないと気づくはずや。
『自分的には自由にやれれば全然、やれる自信はあるんですがなかなか現実は思っている以上に成績にならなくて悩んでいます』というのも、ナンパの考え方を勧誘に活かすというので十分、成績になると思うよ。
反対に拡材の多い少ないの差でしか客が取れると勘違いすると救いがなくなる。この業界でつぶれていくのは、共通して拡材のみで客を得ようという者たちやさかいな。
ワシからのアドバイスとしては、そんなところや。まだ『新聞販売店の専業1ヶ月目です』ということのようやから、これからいろいろな問題にぶつかると思うので、また何かあれば遠慮なく相談して来られたらええ。いつでも相談に乗るさかい。
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