新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1236 出来る事なら回収100%を目指したいんですがどうすればいいですか?


投稿者 OK さん  投稿日時 2013. 7.15 AM 1:43 


以前ナンパと拡張で相談して頂いた者です。親切な回答で大変ためになり営業1ヶ月くらいで新歓2件起こし2件縛り先起こしは50くらい取れました。ありがとうございます。

それでまた質問です。1ヶ月してわかった事なんですが、担当区域の前任者の天ぷらや、プラス拡張団カードでサービス品の凄いトコロが多く回収が思う様にいきません。

出来る事なら回収100%を目指したいんですがどうすればいいですか?

あと契約の取れる波が短時間で5件いく時と3時間で一件も縛りすら全然、取れない時があるんですが何かその波って意識的につくれるんですか?

アドバイスお願いします。


回答者 ゲン


『担当区域の前任者の天ぷら』というのは、あんたには何にも関係のないことやから、「てんぷら契約」と分かった契約は、すべて販売店に報告することや。

当たり前やが、そんな契約の「継続」なんか取れるはずもないし、黙っていたら、「てんぷら契約」であっても処理上は正規の契約として扱われている場合が多いさかい、その継続が取れない責任をあんたが被ることにもなりかねんからな。

『プラス拡張団カードでサービス品の凄いトコロが多く』というのも、すべて販売店に報告し、その客を今後どうするかの判断、指示を仰ぐことや。

販売店が『サービス品の凄い』というのを、そのまま容認するのなら、そのサービス品を提示して継続すればええし、その販売店が「そんなサービス品は出せん」と言えば、一応客には「当店のサービスはこれが限度ですので、これ以上は無理です。それでも良ければ継続して頂けませんか」と頼んでみる。

たいていは「それなら、もういらん」と言われるとは思うが、それはそれで仕方ない。店には「やはり無理でした」と言うておくことや。あんたの責任外の契約は、なるべく早い内に除外するように手を打っておく必要がある。

その後、そんな契約には手を出したり、追いかけたりしたらあかん。 実際、それらの契約を含め『出来る事なら回収100%を目指したい』てなことを考えると、自腹を切ってでも何とかしようと無理をしてしまいかねんさかいな。あかんものはあかんと割り切ることも必要や。

契約欲しさにそういう客を追いかけて身を滅ばした専業員は多い。そんな連中の末路は哀れを極める。たいていは借金まみれになって苦しむか、夜逃げ同然に逃げ出すしかなくなる。ロクなことにはならん。

そんな事例は嫌というほど見てきた。

前任者が『天ぷら』を数多くしたというのは十中八九、その無理が祟った結果やないかと思う。契約が取れないがために、ついそうしてしもうたと。

『てんぷら』契約は厳密に言えば詐欺行為になる。如何なる理由があろうと、やった者が悪いとされる。本人は心のどこかで店のためにやったという気持ちになるようやが、店はおろか誰もそんなことは配慮せん。

とんでもないことをしてくれたと詰られるのがオチや。挙げ句、それで身銭を切ることで借金まみれになって仕事もできんようになるケースが大半を占める。何一つ良いことはない。

それより、勧誘の成績が悪くとも、そういう契約に一切手を出さん方が、例え店や上司からボロクソに言われようと大きなマイナスにならんだけマシや。

勧誘は稼ぐためにしとるので、そんくなことで赤字なるのは、つまらんわな。理屈では誰でもそれくらいは分かっているはずなのやが、成績が上がらんとつい『てんぷら』に手を染めるのやろうと思う。

あんたには、そうなって欲しくない。幸いあんたは『親切な回答で大変ためになり営業1ヶ月くらいで新歓2件起こし2件縛り先起こしは50くらい取れました』と着実に成果を上げておられるようやから、それをそのまま続けられたらええ。

正規に上がった契約を正当な方法で継続していくことが、結果として店のためにも、あんたのためにもなるということや。目先の契約欲しさに絶対無理したらあかん。

そんなことに金をかけるくらいなら、現在、当サイトで『第1回「新聞拡張員ゲンさんの嘆き」オフサイト・セミナー』という企画をしているので、それに参加された方が数段マシやと思う。同じ金をかけるのなら、身になることにかけるべきや。

開催日時は9月8日。翌日が新聞休刊日。場所は東京国際フォーラム内。セミナー参加費は1万円。

あんたが、その日、その場所に出向くことが可能なら、その道の超一流のプロが勧誘の極意について講義するので、得難い経験になるのやないかと思う。損になることは絶対ないと保証する。

ただ、現在は締め切り期間が過ぎていて、定員に余裕があるので追加募集しとるだけの話で、いつ終了になるかが分からんさかい、そのつもりがおありなら、急がれることや。

営業に関して意欲的な相談をされた方で、そうされた方がええと判断したすべての人にそう誘うとるが、どうされるかは、あんた次第や。無理にとは言わん。

それを千載一遇のチャンスと受け取るも良し、まだその必要はないと考え、このままで頑張ってみられるというのも方法やさかいな。

『あと契約の取れる波が短時間で5件いく時と3時間で一件も縛りすら全然、取れない時があるんですが何かその波って意識的につくれるんですか?』ということやが、意識的に調整しようと思えばできる。

継続の場合なら「比較的長期に渡って購読している客」、「何度も契約の更新をしている客」、「定期的に他紙の新聞を購読している交代読者」、「新規の客」というのは、今でも分かっておられると思う。分かっておられなくても店のデータを見れば、たいていはそれと分かるはずや。

「比較的長期に渡って購読している客」や「何度も契約の更新をしている客」の場合は、「○○さんは○月が契約の更新月ですので、少し早いですが、サービス品をお持ちしました」と、いつものことという雰囲気で先にそのサービス品を手渡せば比較的簡単に継続して貰えやすい。これを仮にAランクの客とする。

「定期的に他紙の新聞を購読している交代読者」の場合は、次の契約は決まっているから、「○○新聞の後で結構ですので」と言って、それまでと同じ契約内容で「いつものように○ヶ月でお願いします」、あるいは、その期間を書き込んだ契約書を示して「いつものように、これでお願いします」と言うだけでええ。その際にも、サービス品を渡しながらの方が効果がある。これを仮にBランク。

問題は「新規の客」の継続の場合で、この中に『前任者の天ぷらやプラス拡張団カードでサービス品の凄いトコロが多く』というのが混ざっているものと思う。そういうのは話にならんから、ランク外とする。

これに関しては一件ずつ当たって確かめるしかないが、まずはそれで問題のない客か、切るべき客かを販売店の意向を確かめながら選別することや。新規で問題のない客を仮にC
ランクとする。

「てんぷら」や「切るべき客」ほどやなくても、説得が難しいと感じた客をDランク。

継続以外の新勧は、あんたにはまだ難しいと思うので、Eランクにする。

『契約の取れる波が短時間で5件いく時』というのは、たいていはAランク、Bランクの客にばかり当たっているからやろうと思う。

反対に『3時間で一件も縛りすら全然、取れない時』というのは、Cランク、Dランク、Eランクばかり、またはランク外中心に勧誘していたのやないかと考えられる。

『何かその波って意識的につくれるんですか?』ということで、そうしたいのなら、それらの客を意識的にうまく混ぜ合わせて勧誘することや。

例えば『先起こしは50くらい取れました』というのなら、Aランク、Bランクの客を1日に2件、Cランク、Dランク、Eランクをその間に勧誘するという風にすれば一応、今でも平均した数字は出せるはずやと思う。

ただ、この仕事は波があって普通やさかい、「勧誘の仕事とはこんなものや」と考え、あまり一喜一憂せんことやと言うとく。

『契約の取れる波が短時間で5件いく時』というのは調子に乗って気分もええから、行く先々で契約が貰えるような気になれ面白い。逆に『3時間で一件も縛りすら全然、取れない時』というのは、「今日はあかん日なのか」と考え意欲が削がれ、やる気をなくす。

その気持ちが差になって表れることも多い。「勧誘の仕事とはこんなものや」と考えることができれば、「ええ時もあれば、悪い時もある」というのが分かり、また違うてくるやろうがな。

そして、あんたの場合は、これからやさかい、慣れるに従い契約数も上がってくるはずやから、そのままでも問題はないとは思う。

ただ、勧誘の波を意識的に作るのなら、上げやすい客とそうでない客とのバランスを上手く組み合わせて行けばええということや。


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