新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1257 新聞社が社会に貢献している点について


投稿者 YMT さん  投稿日時 2013.11.18 PM 11:25


はじめまして、ゲンさん。私は某新聞の関係者です。

最近、このサイトを知って、よく訪問しています。とても興味深く拝見させていただいています。

一つ難を言わせてもらえば、Q&Aを拝見していると新聞に関して読者からのネガティブな情報を多く取り上げ過ぎているように思います。

ゲンさんも新聞販売関係の方でしたら、Q&Aの回答をもっとポジティブにして頂けると有り難いです。

新聞社が社会に貢献している点も多くあると思いますので、それについて一般の読者の方々に知らせて欲しいです。

先日の台風26号での災害時、新聞各社が何をしたか、ご存知ですか?

もし、ご存知なければお知らせします。

このサイトは一般読者の方が数多く見られているようなので一言申し上げたかっただけですので、失礼がありましたら、ご容赦ください。

それでは、これからも楽しくて有意義な発信を期待しています。


回答者 ゲン


『Q&Aを拝見していると新聞に関して読者からのネガティブな情報を多く取り上げ過ぎているように思います』ということやが、特に意図してそうしているつもりはないがな。

寄せられた相談は拒まずの姿勢で回答しとるだけや。ワシらのQ&Aは基本的には相談者が掲載を拒否せん限りはサイトにアップしとる。ワシらが選んで、そうしとることやない。

Q&Aは、相談者の質問に答えるというのが主旨やから、その相談次第で回答も違うてくる。

悪質な勧誘員に遭遇して大変な目に遭って困っているとか、何とか新聞を止めたい、あるいは新聞記事に問題があるなどいった質問に答える場合、ネガティブやと感じられることがあるかも知れん。

ただ、こんな風に客観的に言うてても始まらんので、どの相談や回答がネガティブなのか具体的に指し示して教えて欲しいと思う。また、どう答えたら良かったのかも。

その上で回答させて貰った方が分かりやすいと思う。

今回は一般論やから、一般論で答えさせて頂く。

『新聞社が社会に貢献している点も多くあると思いますので、それについて一般の読者の方々に知らせて欲しいです』というのは、あんたがまだ気がついておられないだけで、このサイトには随所に、すでにそういったものがあるがな。

ワシらは、新聞の良い面も悪い面も両方、分け隔てなく公平に知らせているつもりや。ただ、このQ&Aのような形式やと、あんたの言われるように少ないかも知れんな。

最近の質問の『NO.1243 理想の新聞像を、お聞かせください』で、


現在、ある新聞では、記事の中にある写真をスマホにかざすと、その写真が動画となって動き出し、テレビニュースのように見ることができるという試みが始まっている。

それを利用して、特定の新聞記事をスマホなどでかざすことにより、その記事について読者が書き込みできるようにすることも可能になるのやないかと考える。


という紹介をしたことなどはポジティブな情報になるのやないかな。その手のものやったら、じっくり読んで頂ければ、いくらでもあると思う。

ただ、そういったものを求められるのなら当サイトで発行しているメルマガの方がええかも知れんな。それなら、かなりのものがある。

例えば、

▼第21回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■年の終わりに
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage13-21.html

▼第23回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■取材で分かる新聞の良』
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage13-23.html

▼第66回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞の利点
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage13-66.html

▼第130回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■役立つ賢い新聞の読み方
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage13-130.html

▼第11回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞とインターネットの関わり方について
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-11.html

▼第45回 ゲンさんの新聞業界裏話  ■新聞への批判について
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-45.html

▼『第67回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞とネットの共存共栄はあるか?
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-67.html

▼第74回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞を読むことの意義と素晴らしさについて
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-74.html

▼『第86回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■社会に貢献できる新聞の営業法について
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-86.html

▼第93回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞はネットで生き残ることができるのか?
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-93.html

▼第117回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞販売店による高齢者見守りサービスへの取り組みと、その問題点
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-117.html

▼第146回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■情報を伝える人々の使命感と気概、そして新聞の存在意義について
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-146.html

第205回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞とは何か その2 新聞の理念と使命、存在意義について
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-205.html

といったものやと新聞についてポジティブな内容になっているので、読まれることを勧める。あんたの希望に近い論調のものが多いはずや。

他にも探せば、まだまだあるとは思うので、暇なときにでも見ておいて欲しいと思う。

『先日の台風26号での災害時、新聞各社が何をしたか、ご存知ですか?』というのは知っている。

あんたが言われておられるのは、


新聞通信 2013年10月25日掲載 より引用
http://shinbuntsushin.co.jp/


朝日新聞、台風被害の大島へ新聞を空輸

 朝日新聞社は、台風26号によって土石流被害に襲われた伊豆大島(東京都大島町)に対して、発生初日の10月16日午後には、取材用ヘリ「はやどり」に販売局社員が搭乗し、災害発生を1面で報じた当日の夕刊750部を島に運び込んだ。

 販売店の状況を確認後、町役場や商店などへ新聞を配置した。

 1986年の三原山噴火・全島避難以来という今回の重大ニュースを伝えるために、朝日新聞社では翌17日以降も島内に販売局員が交代でとどまるとともに、通常の船便による新聞輸送が回復する21日までの間、取材用ジェット機「あすか」で、朝夕刊を単独で運び続けた。

 地元販売店の了解を得たうえで販売局員が島内を回って、避難所や公共施設、商店、入浴施設など人の集まる島内主要施設に多数の新聞を配置して回った。日刊スポーツの空輸にも協力している。


新聞通信 2013年10月25日掲載  より引用
http://shinbuntsushin.co.jp/


毎日のジェット機で新聞7紙を空輸、台風被害の大島へ

 毎日新聞社は10月20日午前、大型台風26号により土砂災害に見舞われた伊豆大島(東京都大島町)に、取材用ジェット機「希望」で毎日新聞350部のほか、スポーツニッポン、東京新聞、産経新聞、日経新聞、東京中日スポーツ、サンケイスポーツを合わせた計約850部を羽田空港から輸送した。

 同島内6店の販売店を通じて宅配されたほか、避難所にも配達した。伊豆大島への新聞は通常、各社とも静岡県伊東市に陸送し、島の販売店が手配する船に積み込んで共同輸送している。

 ところが、被害が発生した16日以降、荒天のため輸送船を確保できない状態が18日まで3日間続いた。19日は船便輸送がいったん再開したが、20日は再び輸送手段を確保できない見通しとなった。

 このため、毎日新聞社は独自の輸送が不可欠と判断。当初は取材ヘリコプターを使う準備に入ったが、20日は強風に見舞われたうえ、共同輸送を希望する各社の新聞の量が多かったことから、航空機使用に切り替えた。

「希望」には、本橋和夫航空部長や販売局員ら5人が搭乗し、大島空港で無事、販売店に新聞を預けた。片道30分のフライトだった。

 人の手を介して運ばれ、手にとって読む新聞には、他の媒体とは違う利便性や温かみがあると信じ、社内の担当者は空輸を手配した。島内の販売店からは、感謝の声が届いているという。

 毎日新聞社社長室では「災害で新聞輸送に空白の日ができてしまったことは非常に残念だが、それを極力少なくし、また購読紙の別を問わず、島の人々に少しでも喜んでいただけたことは喜びだった」と話している。新聞輸送の定期便は21日以降、平常に戻った。


のことやないかな。

これに関しては、新聞各社自身の紙面では記事にしてないさかい、知らんかったという人は多いのやないかと思う。

阪神大震災や東日本大震災の時でも新聞各社は単に被災地の映像を撮ってだけやと思われがちやが、そうでもない。報道以外のところで被災者のためにできることを精一杯やっていたのは事実や。

まあ、そうすることが人として当たり前という感覚やから、新聞社自身はそのことについて記事にしていないだけでな。殊更、喧伝するほどのことではないと。

ワシらも上記のメルマガの幾つかにあるように、新聞社のそうした美談を伝えたことはあるが、それは、その必要に迫られた時に、そうするだけで、何もないのに宣伝がましいようなことはして来なかった。

逆に、新聞社に対する苦言も数多く言うとるが、それについても何の脈絡もなく批判することもない。

ワシらには、新聞社を持ち上げることもなければ、貶めるつもりもないということや。

良い面も悪い面も正直に話したい、知らせたいと考えとるだけや。それ以外に他意はない。

ここで新聞社のためになる話をするには、そのための情報をぜひ教えて頂きたい。読者のためになると判断すれば、いくらでも掲載するつもりやさかい。

ワシらも情報のアンテナは目一杯拡げてはいるが、所詮、個人サイトやから限界がある。

もっとも、それを補って助けてくれているのは読者の方々やけどな。本当に有り難いことやと思う。


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