新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1258 不良専業をどうおもわれますか?


投稿者 匿名希望さん  投稿日時 2013.11.28 PM 6:57


はじめまして。いつも拝見させていただいております。

非常に勉強になり日々業務に励んでおります。

現在、某新聞社の販売店で専業職として勤務しております。

同僚でベテランの専業の勤務態度が非常に怠慢で、ホトホト困っております。

@朝刊時間帯、折込手入れが終わると自身の配達が無ければすぐどこかに行ってしまい、留守番もしない。

当然急な欠勤の代配などやらず、代配は既に配達に行っしまった専業が戻ってから気づきまた配達に出るということが多々ある。

いつの間にか戻って来てタイムカードを押して「お先に」と上がってしまう。

A昼の勤務は出社しタイムカードを押して営業に行くわけでもなく外出。調べるとスポーツクラブに行っているとか。

夕刊配達時間に店に戻り、夕刊配達。その後は残業時間稼ぎで一応20時頃までは留守みたいなことはしてますが…

B顧客対応は全くせず。「この歳になるとお客になんか頭を下げたくない」と平気で言い放つ始末。

契約事や、顧客へのお届けもの、クレーム、対応は全くせず、気の弱い別の社員に行かせる(この社員を奴隷のようにパシリに使っています)。店の責任者も見て見ぬ振りで何も注意しません。(気の弱い社員もそうだが、何か弱みでも握られているのか)

当然営業活動なんてやっている姿すら見たことはありません。

Cその他たまに自身がイライラしていると大声で暴言・威圧するような言動をするなど人としていいところは全く見られません。

店主は恐らくそのような事実は殆ど知らされていないと思われます。(現場実務は責任者はじめ専業に一任している店で、店主方針のようですが…)

このような不要専業が現在の責任者が引退した後に年齢としては次の責任者となるべき経験・勤続年数ではありますが、責任者として就いた場合、現在の従業員はほぼ辞めてしまうと思われます。

今でも私他、専業、配達員、集金人、事務員はこの人自体認めておりません。

ただ風貌、言動もヤ○ザのような人物で、店主に密告しようものなら、報復として何をされるのか判らないと怯えております。

私もこの一年見て見ぬ振りで過ごしてまいりましたが、責任者の引退も間もなくの感あり、志を共有できる唯一のもう一人の専業と相談し、このままではいけないと思いました。

そこで彼の日中の行動をチェック、記録をして何かあった時の証拠集めを始めましたが、行動をチェックしていることが勘付かれないかと心配でなりません。

こんな不良専業、何とかして辞めてもらいたいのですが、何か良い方策・手順はありませんでしょうか。

まとめかたが下手で大変申し訳ございませんが、ご教授いただければ幸甚です。よろしくお願い致します。


回答者 ゲン                      


あんたの話を聞けば、自分勝手でその販売店にとっては「百害あって一利なし」という専業のようやが、例えそうであっても、よほどのことでもない限り、何らかの方法を用いて辞めさせるように仕向けるというのは難しいやろうと思う。

特にその同僚と同じ立場のあんたではな。

そのベテランの専業をどうにかできる可能性があるのは店主しかないが、『現場実務は責任者はじめ専業に一任している』というのであれば、その責任者の判断次第ということになる。

その責任者は、あんたの指摘する程度のことは知っているはずで、それでも『店の責任者も見て見ぬ振りで何も注意しません』ということのようやから、そのベテラン専業の行為は容認されているということになる。

そう考えると、『@朝刊時間帯、折込手入れが終わると自身の配達が無ければすぐどこかに行ってしまい、留守番もしない』、『当然急な欠勤の代配などやらず』、『いつの間にか戻って来てタイムカードを押して「お先に」と上がってしまう』、『顧客対応は全くせず』、

『契約事や、顧客へのお届けもの、クレーム、対応は全くせず』、『A昼の勤務は出社しタイムカードを押して営業に行くわけでもなく外出。調べるとスポーツクラブに行っている』という、あんたの指摘した行為のすべてが、納得できるのやないかな。

特別扱い、特別待遇を受けていると。

あんたが憤慨するように、普通はそういう人間が認められることはない。『不要な専業』と見られる。

しかし、そのベテラン専業員は長年勤めてきて、それが許される地位を確立しとるのやろうと思う。

そのベテラン専業員の立場で考えれば、それまでになるには、それなりの努力と苦労をしとるのかも知れんしな。あるいは、あんたには見えん部分で、その販売店に貢献しているということも考えられる。

例えば、『風貌、言動もヤ○ザのような人物』というのも、他店を牽制する上で役立っているということもあるしな。

何かあっても、「あの店には、うるさい奴がおるから文句を言うのは止めておこう」というだけでも、それなりの存在感はあるわけや。

その行いの是非は別にして、そういう地位を掴んでいる者を引きずり降ろすのは限りなく難しいという外はない。

『このような不要専業が現在の責任者が引退した後に年齢としては次の責任者となるべき経験・勤続年数ではありますが、責任者として就いた場合、現在の従業員はほぼ辞めてしまうと思われます』ということであれば、その思いを一致団結して店主、および現在の責任者にぶつけられてはどうかと思う。

具体的には、次の責任者が決められそうやとなった段階で、思いを同じくする人たち全員で、次の責任者は「○○さんにしてください」、もしくは、そのベテラン専業員が責任者になるのなら「私たちは辞めさせて貰います」と直談判するという手もある。

『今でも私他、専業、配達員、集金人、事務員はこの人自体認めておりません』というのであれば尚更、そうするのも心強いのやないかな。

本当に、そのベテラン専業員が責任者になった場合、多くの従業員が辞めるというのなら、そうするのも効果があると思うがな。

その候補者がいなければ、あんたがなるのでも、『志を共有できる唯一のもう一人の専業』がなるのでもええのやないかな。

ただ、そうするには『ただ風貌、言動もヤ○ザのような人物で、店主に密告しようものなら、報復として何をされるのか判らないと怯えております』と考えとるようではあかんで。

毅然として、はね除けるくらいの気概を示さなあかん。もともと、店長クラスの責任者になろうという者は、その程度の度胸、器量がなかったら勤まらんと考えるさかいな。

そのベテラン専業員を辞めさせるように持っていくには、それがベストやと考える。人間の社会は数を味方につけた者の勝ちやと。

『そこで彼の日中の行動をチェック、記録をして何かあった時の証拠集めを始めました』というのは、どうかなという気がする。個人的には、あまり意味がないのやないかと思う。

物事の捉え方、見方には、いろいろある。あんたの指摘していることが、すべてあかんとは限らんということも、この際やから知っておかれた方がええ。

例えば『@朝刊時間帯、折込手入れが終わると自身の配達が無ければすぐどこかに行ってしまい、留守番もしない』というのは、現在の立場やからこそ、そうしているだけで、その人間が責任者という立場に立つと変わる場合もある。

立場が人を作り、立場が人を変えるというのは、ありがちなことやさかいな。特に店主は、それを期待する。

『A昼の勤務は出社しタイムカードを押して営業に行くわけでもなく外出。調べるとスポーツクラブに行っている』というのは、勤務時間中にそうするのは良うないが、店がそれを認めていれば問題はない。『見て見ぬ振り』も含めてな。

『夕刊配達時間に店に戻り、夕刊配達』というのも、最低限度の仕事をする意思があるという見方もできる。

『その後は残業時間稼ぎで一応20時頃までは留守みたいなことはしてます』というのは、そのベテラン専業員を嫌っているあんたには『残業時間稼ぎ』と映るやろうが、店主や責任者にしてみれば、『よくやってくれている』ということになるかも知れん。

『B顧客対応は全くせず。「この歳になるとお客になんか頭を下げたくない」と平気で言い放つ始末』というのは、今の立場なら許されるかも知れんが、責任者という立場になれば、そうもいかんわな。そんな考えでは、すぐに行き詰まるはずや。

もし、そのベテラン専業員が本気でそう考えとるのなら、責任者という立場を辞退するのやないかな。今のままの方が気楽やと考えて。

『契約事や、顧客へのお届けもの、クレーム、対応は全くせず、気の弱い別の社員に行かせる』というのも、あんたにとっては、とんでもないことかも知れんが、見方を変えれば、それで、その気の弱い別の社員を鍛え仕事を覚えさせているとも受け取れる。

もしそうなら、それはそれで一つの教育、育て方ということになる。

そのベテラン専業員は、あんたの見えんところで、気の弱い社員にアドバイスしとるということも考えられるしな。

そのあたりのところを、それとなく確かめられたらどうや。「君も大変やなあ」という程度でな。その気の弱い社員が、それを嫌がっているのなら、そう言うのやないかな。

『この社員を奴隷のようにパシリに使っています』というのも、そのベテラン専業員流の「かわいがり方」かも知れん。

ワシも、たまに若い専業員に「あれやれ、これやれ」と言うて使うことがあるが、それは憎くてとか、使い勝手がええからということとは違う。

そうすることで、その若い専業員がどう反応し、どう動くかを見ているつもりや。人物評価の一環として。

『Cその他たまに自身がイライラしていると大声で暴言・威圧するような言動をするなど人としていいところは全く見られません』という程度の人間は、どこにでもいとると思う。

まあ、今までのことに加えて我慢ならん、気に入らんと言いたいのは分かるがな。あんたに限らず、そういう人間は、たいていの人から嫌われるもんや。

「また、アホが何か言うとる」くらいに考えて実害さえなかったら、放っておいたらええのと違うかな。

したがって、あんたが指摘した程度のことをいくらチェックしていても無駄や思う。

例え、店主や責任者がその気になったとしても、その程度では解雇、辞職に持っていくのは難しいな。

それに、そんな重箱の隅を突くような欠点を一々ほじくり返して報告すれば、却って、あんたの方が変に思われるだけ損やと考えるがな。

調べるのなら、誰もが納得できる不法行為の証拠を掴むことや。誰が見ても法に触れると言えるような決定的な事実を押さえて報告するのなら話は違うてくる。

例えば「店の金を使い込んだ」、「酒を飲んで配達している」といったようなことやな。

勧誘しているのなら、爆行為の事実とか、てんぷら(架空契約)行為などの事実を暴くのでもええが、『営業活動なんてやっている姿すら見たことはありません』ということのようやから、その点での不法行為はしとらんやろうと思う。

いずれにしても、不法行為の事実があれば、どんな店主でも何らかのペナルティを下すやろうし、次の責任者につけるようなことはないはずや。

ただ、裏を返せば、そういう事実でもない限り、そのベテランの専業員を追い詰めるのは難しいということでもある。

あんたの話からは、そこまでの不法行為をしとるようにも思えんしな。

ワシが、『辞めさせるように仕向けるというのは難しいやろうと思う』と言うたのは、そういうことからや。

結論として、そのベテラン専業を辞めさせられるかどうかは保証できんが、『何か良い方策・手順はありませんでしょうか』ということなら、『一致団結して店主、および現在の責任者』に次期責任者の選考について店主、および責任者に談判することを勧める。

そのベテラン専業員を責任者の候補から外せと。

ただ、一致団結できんとか、『報復として何をされるのか判らないと怯えております』ということを危惧されるのなら、関知しないでおくという選択肢もあるがな。

あるいは、そのベテラン専業員を責任者の立場につけてから、追い込むという手もある。

まさか責任者になってまで同じようなことはせんやろうとは思うが、すれば墓穴を掘ることになる。

店主が責任者任せにしているのは、それで新聞販売店の経営が成り立っているからで、まともな仕事もしない責任者によって業績が悪化すれば、どんな店主でも考え直すはずや。

案外、そのベテラン専業員を責任者の立場につけた方が、追い落とすのは簡単かも知れんな。あんたの言うとおりの人間なら、すぐに馬脚を顕し、勝手に自滅する可能性が高いと思う。

いずれを選択されるかは、あんた次第や。良う考えて、どうされるか決められたらええ。


白塚博士の有料メルマガ長編小説選集
月額 210円 登録当月無料 毎週土曜日発行 初回発行日 2012.12. 1

ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集 電子書籍版パート 
2011.4.28 販売開始 販売価格350円
 

書籍販売コーナー 『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでも選集』好評販売中


ご感想・ご意見・質問・相談・知りたい事等はこちら から


Q&A 目次へ                                 ホーム