から新聞勧誘・拡張問題なんでもＱ＆Ａ
NO.1268 ちょっとしたお菓子(労いの意味で既製品、小さな物)を差し上げたいのですが
投稿者 匿名希望さん 投稿日時 2014. 2.22 PM 7:09
初めまして、こんばんは。
お恥ずかしい話なのですが現在、集金にいらっしゃる方に憧れております。
ちょっとしたお菓子(労いの意味で既製品、小さな物)を差し上げたいのですが、そういう物は受け取って大丈夫なのでしょうか？
回答者 ゲン
『ちょっとしたお菓子(労いの意味で既製品、小さな物)を差し上げたいのですが、そういう物は受け取って大丈夫なのでしょうか？』というのは、まったく問題ない。
集金の仕事は公務でも何でもないし、それをしたからといって誰かが困る、迷惑するという話でもないしな。
『お恥ずかしい話なのですが現在、集金にいらっしゃる方に憧れております』というのも人が人に好意を持つこと自体は自由や。恥ずかしいことでも何でもない。
今度、その集金人の人が来たら、自然な感じで「いつもご苦労さまです。よろしかったら、これをどうぞ」と言うて、あんたの考えている物を手渡してみられたらどうかな。
それがお菓子なら「お店の方たちとご一緒に食べてください」と言って言葉を濁すのでもええと思う。
ワシは関西人やが、そんな場合、大阪のオバチャンなら「アメちゃんでも持っていき」と言うて実際に飴玉をくれることが多いがな。それも恐ろしく自然な感じで。
どんな物であっても気持ちがこもっていれば、たいていの集金人さんは喜ぶと思うよ。この仕事は人から感謝されて物を貰うというケースは少ないさかいな。稀に、そういう人がおられると嬉しいもんや。
ただ、その先のことはワシには何とも言いようがないがな。
普通は、それをきっかけに話に花が咲くという状態が一番ええのやろうが、集金人さんは、あんたが考えておられるより忙しい人たちやというのは分かってあげて欲しいと思う。
それについては『第１８９回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞販売店員奮闘記 その１ 集金秘話』 やＱ＆Ａ『NO.919 このまま集金件数が増え続けるのでしょうか』 などで話しているが、集金をされている方は、たいてい月末２５日から月初め５日頃にかけて集中して仕事をするのが普通や。
少ない方で４００件、多いと７００件以上もの集金をこなす人もおられるという報告が届いている。
一般には、集金くらい簡単だろうと思われるかも知れんが、新聞販売店の集金は、これで結構、難しいことが多い。
それなりの準備をしてへんかったら、予定どおり、おいそれとできるもんやないさかいな。
集金時間は、通常、夕刊配達後の午後４時から夜の９時頃までというのが多いが、そのとき、いつ行っても在宅してて快く支払ってくれる客もいれば、なかなか会えない客や、何かと理由をつけて支払いを渋る客などいろいろいる。
なかなか会えない客には約束の日時を取り付けて集金するのやが、そうは言うても新聞の集金というのは、それほど大事なことやと考える人は少ないから、約束の時間に在宅していないことも多く、会えないケースも珍しくはない。
ましてや、給料日の後の土日となると尚更やな。
特に独身者は、金があると遊びたくなるから、自宅で新聞の集金のために待つというようなことはほとんどないさかいな。
つまり、その期間内に確実に集金するには効率よく動く必要があるということや。
その忙しさのため、その集金人次第では先を急ぐあまり、短い時間で済ませたいと考える人もいるから、あんたの話し相手になれるかどうかまでは何とも言えん。
もし、先を急ぐような素振りをしたとしても、それは、そういうわけやと理解して欲しい。何もあんたを避けてというのやなく、単に時間との勝負やと考えているだけのことやと。
ただ、感謝の気持ちは業界の人間にとってはとても有り難いので、あんたが好意で手渡す物については、無下に断る者は少ないやろうと思う。当然、記憶にも残る。
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