新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1287 このごろY新聞の動きが少し変です
投稿者 Tさん 投稿日時 2014. 7.16 AM 8:45
サイト開設10周年おめでとうございます。
激動の新聞業界の中で、ひときわ輝くわれらが星、頼れる兄貴といった感じのサイトですね。
勇気を奮い起こして一歩を踏み出すのは結局自分自身なのですが、ゲンさんと博士さんにそこまで連れていってもらったことは何度かあります。
私が新聞業界に別れを告げるまで、末永くお供させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
ところで、このごろY新聞の動きが少し変です。
紹介キャンペーンと言うのはいつもやっていることですが、継続はNGだったのがOKになったり、お客さんにまで紹介客を折り込みを通じて募ったり、そのお礼にクオカードをあげると告知してみたりと、いつになく焦っているような雰囲気が職場に漂っております。
これらは本社ビルをリニューアルしたことにもよると思いますが、ゲンさんはどう思われますか?
回答者 ゲン
『サイト開設10周年おめでとうございます』とのこと、有り難い限りや。
数多くの方が同じような祝辞を送ってくださるので、この場を借りて感謝の意を表したいと思う。ありがとう。
『紹介キャンペーンと言うのはいつもやっていることですが、継続はNGだったのがOKになったり、お客さんにまで紹介客を折り込みを通じて募ったり、そのお礼にクオカードをあげると告知してみたりと、いつになく焦っているような雰囲気が職場に漂っております』というのは、その辺りのY新聞だけのことなのやろうか。
今のところ他からの情報が届いていないので何とも言えんが、あんたのメールからは、なりふりなど構っていられないという雰囲気が伝わってくる。
4月1日からの消費税増税のために販売部数が落ち込んでいるためというのが、一般的にな理由しとして最も考えられやすいが、現在、分かっている限りでは、消費税増税による部数の落ち込みの影響は少ないと聞く。
当初、予想されたほどの部数の落ち込みはなさそうやと。
Y新聞社自体も2013年度の決算報告では、グループ全体で前年の38.8%増の233億円の純利益を上げているということやさかい、経営が悪化しているどころか好転に転じているという数字になっている。
ただ、それにしては、確かにあんたの所での慌てぶりは異常やわな。
単に、その販売店だけのことなのか、地域全体、およびY新聞全体でのことなのか、あるいは他に何か理由があるのかといったことも含めて、もう少し、様子を見ないことには分かりそうもないな。
一過性のことやったら、昔から一時的なキャンペーンを張るというのはよくあることで、それほど心配する必要はないと思うが、今後、事態がエスカレートするようなら容易ならざる事態になりつつあるということも十分考えられる。
今後の動向についても是非、教えて頂きたいと思う。
『これらは本社ビルをリニューアルしたことにもよると思います』というのは、去年、2013年11月、総工費200億円以上をかけて東京都千代田区大手町に新社屋として竣工した地上33階、地下3階、高さ200mにおよぶ、別名「ナベ○ネタワー」と呼ばれているマンモスビルのことを言うておられるのやろうと思う。
これについては、当のY新聞社内部の人からの批判も届けられている。新聞の部数が毎年のように落ち込んでいる時期に何でこんな無駄遣いをするのかと。
あんたも、そのためのしわ寄せが現場の人間にきているのではないかと思われているようや。
それについては、否定や肯定をするほどのデータを持ち合わせていないさかい確かなことは言えんが、経営に悪影響を及ぼす可能性のある事業やったやろうというくらいは素人でも分かる。
今後現場にしわ寄せが向くような事態になった場合、「ナベ○ネタワー」のせいやと言われても仕方ないやろうな。
どう考えても今のこの時代に、そんなマンモスビルを新聞社が造る必要性があるとは、とても考えられんさかいな。
『ゲンさんはどう思われますか?』ということやが、ワシの個人的な意見とすれば、単にその決定を下した人間のメンツでやったことやと思う。何かの勝算があったとは、とても考えられん。
大組織にはありがちなことやが、官僚的な考えに毒されていて、一度決めたことは、どんなことがあっても最後までやりぬくということなのやろうな。それが大組織を率いる人間のメンツということになる。
そして、そのための犠牲、下支えになるのは、たいてい底辺にいる者と相場が決まっている。つまり、トップの考え次第で下の者に負担がかかるのは仕方がないということになる。いつの時代でもそうであるようにな。
新聞業界が劇的な回復を遂げれば、また違うかも知れんが、現状やとその「ナベ○ネタワー」とやらは賞賛より、批判の対象になる可能性が高いやろうな。
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