新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1289 こういう場合は販売店にばれないのでしょうか?


投稿者 Aさん  投稿日時 2014. 7.20 AM 3:02


いつもお世話になっています。

私が所属する団の中には一人だけ異常に上げてる方がいます。

毎月だいたい100枚上げてますのでプレとかいろんなものが付きますので100万円ぐらいだそうです。

その方は顧客管理をしっかりしていて・・・

6ヶ月のカードを上げたら1ヶ月ぐらい止めてからまた起こすようなお客をだいぶん持っておられるということです。

その止めたときには1ヶ月だけ他の新聞を入れるそうですが・・・代金はその拡張員が払うそうです。

こういう場合は販売店にばれないのでしょうか?

もしばれたら入店禁止になるのでしょうか?

こういうやり方でもポイント稼ぎで奨励金をがっぽり頂くというやり方でもう何年もきてるみたいですがいかが思いますか?

もうひとつ質問ですが・・・・

わたしは元来お店とか会社訪問などが得意なのですが・・・(以前お店経営してたので)たたきと言うのが苦手です。

1ヶ月分のあげカードは商店、会社などがほとんどです。(特にお店が多いです)

過去読のお客様のたたきはそう苦手でもないのですが白たたき(購読実績がない)はあまり得意ではありません。

特に特別拡張なんかでお店に呼ばれたときには地図の割り振りがありますので地図でのタタキ営業が苦手ですし、たたくときにちょっと怖い感じがしますし断られるのがわかってしまうみたいな感じなってしまいます。

何軒かたたいて上がらなければもうだめだ! みたいな感じになりましてたたくのをやめてしまいます。

それで商店なんかを探して訪問しますが・・・指定された地図のみの営業ですからやはり商店とか会社関係は少なくてこういう特別拡張なんかはどのようにして営業をしたらいいのかわからないのです。

プレも多く付きトップ賞なんかも金額が大きく即いただけるのでいいなあとか思いながらいつもあまりあがりません。

やっぱり100軒とか200軒とかをたたいていくということでしょうか?

10軒ぐらいたたいて上がらないと効率が悪いと思いすぐに商店の方に行くのですが、どのように考えてどのような行動をとれば特別拡張なんかの時にはトップ賞が取れるでしょうか?

それと・・・・

案内拡張のときには専業さんも最近ネタ切れ状態で過去読なんかを案内してくれますがなかなか上がりません。

その地域に商店とかないときなんかどのように拡張すればいいのか?

ご指導よろしくお願いします。


回答者 ゲン


『こういう場合は販売店にばれないのでしょうか?』ということやが、バレているというか、その販売店もそのくらいのことは承知しているはずや。

当然やが、そういったケースは一度や二度やないやろうしな。過去、延々と同じ事が繰り返されているのが普通や。それで分からんわけがない。

まあ、表向きは知らん顔をしているということは考えられるがな。

この業界には、現読拡張禁止の原則がある。しかし、例え1ヶ月であっても他紙を購読していた場合は、過去読扱いになりルール上はセーフということになる。

普通、そういう場合、販売店はええ顔をせんもんやが、その拡張員に限っては特別に認めとるのやろうと思う。

言い方は悪いが、その拡張員は客と結託してそうしているから、それがダメということにすれば、その客が離れるかも知れんしな。少なくとも、その販売店では、そう考えているはずや。

その客は、その新聞、またはその販売店というより、その拡張員の個人的なファンやと思う。客とは相当強固な人間関係が出来上がっているんやろうな。

その販売店にとっては、その契約の都度、拡張料を支払う必要があるが、それでも確実に客をつなぎ止めてくれるさかい、それはそれでええと考えとるのと違うかな。

ワシも、その販売店が認めていてルールに反していない以上、立派な顧客管理をしていると思う。

『もしばれたら入店禁止になるのでしょうか?』というのも当然のことながら、考えにくいわな。むしろ歓迎されとるのやないかな。その販売店が、その拡張員に対して接している姿を見れば、それがよく分かるはずや。

ただ、難を言えば、少しあからさまやわな。普通、こういう場合、3ヶ月毎とか半年毎くらいで他紙と交代で契約するケースが多い。交代読者と呼ばれている人たちがそうや。

交代読者ならば、この業界にはありがちやさかい、契約者側の意向が大きく働いた結果と見なされやすく、その拡張員が客を操作して、そうさせているとは考えんやろうしな。

しかし、今回のようなケースやと販売店は100%、その拡張員が客を唆(そそのか)していると考える。それ以外に、その客がそうする理由がないさかいな。

その拡張員は、おそらく長い年月を通して、そうしているから問題にされないのやろうとは思うが、そのやり方が羨ましい、あるいはワシが評価しているからと言うて、そのまま真似はせん方がええと言うとく。

そのやり方は、おそらくその拡張員にしかできんことやと思うしな。あんたが、真似をするのなら、交代読者を探すことや。それなら、どこからも文句は出ないと思う。

『10軒ぐらいたたいて上がらないと効率が悪いと思いすぐに商店の方に行くのですが、どのように考えてどのような行動をとれば特別拡張なんかの時にはトップ賞が取れるでしょうか?』ということを本気で考えておられるのなら、あんた自身の思い込みをなくすことや。

『わたしは元来お店とか会社訪問などが得意なのですが・・・(以前お店経営してたので)たたきと言うのが苦手です』というのは、あんたの思い込みにすぎんとワシは思う。

ワシも昔、拡張の仕事をする前は大阪で小さな住宅リフォーム会社を経営していたことがある。その関係で、あんた同じく、この仕事を始めた当初は、そういった関連の業者回りをよくしていたもんや。

その方が、とっつきやすく話がしやすかったさかいな。ただ、それだけに頼りすぎると、どうしても限界が生じてしまう。行き詰まる。

今回のあんたのように『指定された地図のみの営業ですからやはり商店とか会社関係は少なくて』という状況になれば、たちまちお手上げ状態になるさかいな。

あんたは営業に関して相当な実力をお持ちの方なのやろうと思う。また自信もそれなりにおありのはずや。

その自信の裏付けが『以前お店経営してた』ことによる『お店とか会社訪問などが得意』ということなのやろうと思う。

その反対に、一般家庭への叩きは『購読実績がない』ことにより自信が持てないと考えておられるようや。

ここでよく考えて欲しいが、店舗や会社であっても営業するのは人に対してや。店や会社であっても、その店主、担当責任者個人に対して、あんたなりの手練手管を駆使されておられるのやろうと思う。

それであるなら、一般家庭への叩きも同じ人への営業なわけで、一般家庭にいる人も社会に出れば企業人であったり、店舗で働かれたりしているはずや。

主婦にしても、元はどこかの会社、店で勤めていたという人が大半を占める。

つまり、根っこは同じ人たちなわけやが、あんたは『お店とか会社訪問などが得意』という思い込みが強すぎるあまり、一般家庭への叩きが苦手やと思い込んでおられるのやろうと考える。まったく違う人たちやと考えて。

この仕事を始められたばかりの頃は、それでも構わない。最初から苦手なものにチャレンジして心が折れるより得意な相手に当たって成果を上げる方がええさかいな。

その意味では、あんたのこの業界への入り方は間違っていないと思う。ただ、今以上になりたいのであれば、今と同じことをしていてもあかんわな。

それには、負の思い込みをなくす必要がある。

先ほども言うたように、すべての人が過去、現在を問わず、店や会社で仕事をしていた人たちなわけや。それさえ、分かれば一般家庭への叩きも、それなりの勧誘ができるものと思う。

具体的には、訪問した時、いきなり「新聞を取ってください」式のトークをするのやなく、「実は私はつい最近まで○○の仕事をしていたので、勧誘の仕事はまだ慣れなくて」と始め、「ところでご主人(奥様)は、どのような仕事をされておられるのですか?」と雑談まじりに聞き出し、その返答次第で、あんたの得意とする店や会社訪問でのテクニックで攻めるという手もある。

ただ、『何軒かたたいて上がらなければもうだめだ! みたいな感じになりましてたたくのをやめてしまいます』というのではあかんがな。

この勧誘の仕事は大半がインターホン・キックで断られることが多く、話を聞いて貰えることの方が圧倒的に少ない。それで心が折れていたら勤まらないし、話にならない。

そんな場合、「この仕事はこんなものや」と思い込むことや。断られることが多ければ、その分、数多く叩くしかない。

『やっぱり100軒とか200軒とかをたたいていくということでしょうか?』というのも、ある意味当たっている。

100軒当たって1軒契約が取れたらええと考えれば気が楽やと思う。200軒なら2軒の契約になる。あんたの1日の目標が3本なら300軒叩けば確保できる計算になるわけや。

99軒の断りや失敗があるからこそ、1軒の契約に辿り着くことができるのやと考えることや。

心配せんでも、あんたほどの営業力があれば、すぐにその確率を上げられると思う。それには、負の思い込みをなくすということが絶対条件になるがな。

『案内拡張のときには専業さんも最近ネタ切れ状態で過去読なんかを案内してくれますが
なかなか上がりません』というのも、そんなものやと考えることや。

簡単に上げられる客なら、そこの販売店の従業員か、他の拡張員が上げているはずや。残っているのは誰も上げることのできなかった、曰く付きの客ばかりやと。

ただ、世の中は面白いもので、他の人間が上げられなかったからといって、あんたに上げられんとは限らんということがある。

その逆も同じで、あんたに上げられた客を他の拡張員が上げられんということも起きる。

つまり何が言いたいのかと言えば、その客を上げられるか、上げられないかは、あんたのやり方が合うか、またはその客との波長が合うかどうかで決まるということや。

他の人間の正否など関係ない。そういう意識付けができれば精神的に楽になると思う。

『その地域に商店とかないときなんかどのように拡張すればいいのか?』というのは、商店や会社関係以外での拡張方法を徐々に会得していくしかないやろうと思う。

このサイトには、そのためのヒントはいくらでもあるはずや。ただ、そんなに急ぐ必要はないと言うとく。おそらく、あんたなら経験を積んでいけば、それなりのやり方を見つけていけるやろうしな。

人は向上心がある限り、いくらでも進歩する可能性がある。要は自分自身で、自分に限界や制限をかけんことやな。そして何度も言うが、負の思い込みは捨てることや。


白塚博士の有料メルマガ長編小説選集
月額 210円 登録当月無料 毎週土曜日発行 初回発行日 2012.12. 1

ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集 電子書籍版パート 
2011.4.28 販売開始 販売価格350円
 

書籍販売コーナー 『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでも選集』好評販売中


ご感想・ご意見・質問・相談・知りたい事等はこちら から


Q&A 目次へ                                 ホーム