新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1302 A新聞の無料配布について
投稿者 decon さん 投稿日時 2014.10.23 AM 2:29
ご無沙汰しております。いつもホームページを楽しく拝見させていただいてます。
今回久しぶりにメールを送りましたのは、最近私の住んでいる所で起きている新聞の無料配布についての問題の御相談です。
今、私の住んでいる地域では、サービスの形で住人の要請もないのに勝手に無料でA新聞が配達されております。
そのことも問題なのですが、それより新聞と一緒に何かわけがわからない文書が入っているのが気になるのです。
文書の中に試読を中止するにはフリーダイヤルに電話するようにかいてあるのですが、お隣の奥様が試読中止の連絡をした所、それから毎日セールスマンの訪問や新聞勧誘の電話がかかってくるようになったそうです。
たぶん着信履歴から個人情報を記録しているのだと思いますが、電話連絡をしないと新聞の無料配布が止まらないみたいです。
勝手に配達しておいて配達を中止するには電話連絡しなければならないなんてなんか理不尽です。
私の家では今日で無料配布5日目なのですが、このままほっといてもいいのでしょうか?
それとも連絡する必要があるのでしょうか?
回答者 ゲン
本当に久しぶりやな。前回の相談から5年ぶりくらいかな。『いつもホームページを楽しく拝見させていただいてます』とのこと長く見て頂いてほんまに有り難い限りや。
『今、私の住んでいる地域では、サービスの形で住人の要請もないのに勝手に無料でA新聞が配達されております』というのは、あんたの地域に限ったことやないようや。
どの新聞でも1週間の試読サービスというのはある。しかし、それは事前に勧誘員が了解を得た人だけと限られている。
それを『住人の要請もないのに勝手』に配布するというのは、やったらあかんことやと思う。
過去にもある販売店が独自の判断で、特定の個人に対して『要請もないのに勝手』に新聞を配達したという例はあるが、今回の場合は、いろいろな地域で不特定多数の人たちに行われているようや。
普通、ここまで広範囲で大がかりなことを販売店の独断でするはずがない。独断ですれば、当然やが、その費用は販売店持ちやさかいな。
これは、A新聞社の意図が働いていると見るべきやろうと思う。
あんたが『そのことも問題なのですが、それより新聞と一緒に何かわけがわからない文書が入っているのが気になるのです』と言っておられるのは、
『突然にA新聞の配達をして、申し訳ありません。誠に勝手ではありますが、朝刊を無料でおとどけさせていただきます』と始まる文書のことやと思う。
今までA新聞社が、ここまですることはなかった。
これについてハカセも違和感を感じたので直接、A新聞社の窓口に確認した。すると、返って来た答えは「それにつきましては各新聞販売店の判断でしていることでして」ということらしい。
公には、A新聞社は関知していないという態度やった。
『文書の中に試読を中止するにはフリーダイヤルに電話するようにかいてあるのですが、お隣の奥様が試読中止の連絡をした所、それから毎日セールスマンの訪問や新聞勧誘の電話がかかってくるようになったそうです』というのは論外な話やわな。
ただ、『勝手に配達しておいて配達を中止するには電話連絡しなければならないなんてなんか理不尽です』と言われておられるとおり、配達を止めさせるには電話をするしかないやろうと思う。
しかし、その後の『それから毎日セールスマンの訪問や新聞勧誘の電話がかかってくる』ことを防ぐ手立てならある。
配達の中止を申し入れる時、「うちにセールスマンは寄越さないでください」と一言言えば、それで済む。
それでセールスマンが来れば、2009年12月1日から施行された■『特定商取引に関する法律』改正法の第3条ノ2第2項の「再勧誘の制限」というのに違反するさかいな。
販売事業者又は役務提供事業者は、訪問販売に係る売買契約又は役務提供契約を締結しない旨の意志を表示した者に対し、当該売買契約又は当該役務提供契約の締結について勧誘をしてはならない。
というものや。
この『特定商取引に関する法律』違反で過去に逮捕、摘発されている新聞販売店関係者もいるので、この一言でセールスに来ることはできんようになる。
念のため、その電話をする時、その会話の録音をしておけば尚ええ。それがあれば、「再勧誘の禁止通知は知らなかった」とは言えんさかいな。
『私の家では今日で無料配布5日目なのですが、このままほっといてもいいのでしょうか?』ということやが、ハカセが確認したところ、やはり試読サービスは一週間までとのことやから後2、3日すれば自然に止まるのやないかな。
もし、これからも続くようなら、先ほど言うたように電話で断る際、再勧誘の禁止通知をしておくことや。
それさえしておけば、この先、あんたからの希望がない限り、二度とその販売店からセールスおよび、電話がかかって来ることはないやろうと思う。もし、そんなことがあれば『特定商取引に関する法律』違反で警察に訴えることもできるしな。
『お隣の奥様が試読中止の連絡をした所、それから毎日セールスマンの訪問や新聞勧誘の電話がかかってくる』ようになって困ると言われているお隣の奥さんに、そのことを知らせてあげたらどうかな。
「今からでも再勧誘の禁止通知をするのは遅くはありませんよ」と。
今回のことは、おそらく先頃のA新聞の不祥事により、部数が激減したため苦肉の策として行われたことやとは思うが、どんな理由があれ断りもなく勝手に新聞を配達したらあかんわな。
勝手にそんなことをされたら誰でも気持ち悪くなる。A新聞の販売店にとってはサービスのつもりなのかも知れんが、それでは却って逆効果にしかならんわな。愚策と言うしかない。
『それとも連絡する必要があるのでしょうか?』というのは一週間が過ぎてからでええのと違うかな。普通に考えて、それ以上無料で新聞を配達し続けることはないと思うさかいな。
また、まがりなりにも文書で『誠に勝手ではありますが、朝刊を無料でおとどけさせていただきます』とある以上、誰かが、あんたの名前を勝手に騙って契約をでっち上げたという訳でもなさそうやしな。
また何かあれば、いつでも結構やから気楽に相談してくれたらええさかい。
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