新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1308 ばれないためにはどうすれば良いですか?
投稿者 Pさん 投稿日時 2014.11.17 PM 7:14
初めまして。
現在、某新聞販売店で配達アルバイトをしています。
退職時、実家に帰りますと申告しました。もし、次の職場が同じ新聞系列の販売店に就職した場合【離れた場所】、前の新聞販売店にばれてしまいますか?
ばれないためにはどうすれば良いですか?
よろしくお願いいたします。
回答者 ゲン
『もし、次の職場が同じ新聞系列の販売店に就職した場合【離れた場所】、前の新聞販売店にばれてしまいますか?』というのは何とも言えんな。
バレる可能性もあるやろうし、バレないで済む場合もある。
『離れた場所』というのが隣接する販売店で店主同士、あるいは従業員同士の行き来が密な販売店の場合、「今度うちに○○という配達員が来た」と新しい販売店の人間が言えば、前の新聞販売店にバレる可能性は高い。
しかし、隣接する同じ新聞系列の販売店といってもバンク(営業エリア)の問題で揉めているような場合とか、店主同士がいがみあっている、または付き合いのない販売店同士なら配達アルバイトの情報交換なんかすることもないやろうから分からんと思う。
お互いが知らせ合いをせんかったら、そういった個人情報が洩れるということは、まずないはずや。
ただ、あんたが面接時に提出する履歴書に、前販売店で配達アルバイトの経験があるてなことを書いていたらバレるがな。まあ、そんなことはないとは思うが。
『退職時、実家に帰りますと申告しました』というのは、その販売店を辞める口実として言うたウソやったようやな。それがあるから、あんたはそのことがバレるのを恐れておられるのやと思う。
ウソをつくのは基本的には、あかんことやが、ケース・バイ・ケースでやむを得ない場合もある。
本当のところは、何らかの理由があって前の販売店が嫌で辞めたかったにしてもストレートにそう言えば角が立つわな。また辞める理由が言いにくいというのも、ありがちなことや。
揉めたくない、誰にも傷つけたくないという思いから出たウソは仕方ないと個人的には考える。大人の対応として間違っているとは思わん。
それに、職業選択の自由はすべての人に認められた権利やから、あんたがその販売店を辞めて、他の販売店に勤めようとそれは自由や。誰からも文句をつけられる謂われはない。
もっとも、あんたに職業選択の自由があるように、販売店側にも雇用者選択の自由があるから、そのウソがバレたと仮定した場合、最終的には、新に勤めることになる販売店の判断次第ということにはなるがな。
一般的には、他店で配達アルバイトをしていたことが分かったとしても何も言わん、問題にしないケースの方が多い。
これが他紙で同じ地域の販売店に勤めるのなら、顧客情報を盗まれると考え問題になることもあるがな。
今回の場合は、人手が一人減ったという以外の損害は前の販売店にはなさそうやから、バレても何も言わん可能性の方が高いように思う。
文句を言うたところで、あんたが帰ってくることは期待できんやろうし、同じ新聞系列の販売店と揉めてまでそういう人間を使う意味がない。そう考える店主の方が多い。
それに、あんたが辞めると言うた瞬間から、次の配達員の手配をするのが普通やから、すでにあんたの帰り場所がなくなっているということも考えられる。
前販売店の店主次第では問題にされて揉めることがあるかも知れんが、一般論から言えば、その可能性の方が低いということや。せやから安心してええとまでは言わんがな。
『ばれないためにはどうすれば良いですか?』という確実な方法はないと思う。それよりも、バレるかも知れんということを前提で考えておいた方が賢い。
その具体的な方法として、前の販売店を辞めて、次の販売店に勤めるまでの期間、一定の間隔を開けておくという手がある。
その間隔が1ヶ月あれば、例え次の販売店に勤め出したことがバレたとしても「一旦、実家に帰ったんですけど居づらくなって、またこちらに来ました。そちらのお店には実家に帰ると言った手前、言い出しにくくなって、今はこちらの販売店で働いています」と言えば、それなりに説明がつくさかいな。
少なくとも、『実家に帰ります』と言うてついたウソは消えるやろうと思う。一旦、実家に帰って、また出て来たと言えば、それがウソかどうかの判別が難しいさかいな。
結論として、バレるかバレへんかは運次第、状況次第やと思う。せやから、例えバレても構わんという気構えとその対処が必要になるものと考えておいた方がええやろうな。
最悪の場合、新たな販売店での仕事が難しくなると。その場合は他紙の販売店に勤めることも視野にいれておく必要があると。
言うてしもうたことは撤回できんが、次からは、なるべくウソをつかんでも済むように辞めることや。
辞職理由で一番多いのが「一身上の都合」やが、それやとその後、何をしようと責められることはないし、あんたも負い目を感じなくても済むと思う。覚えておかれて損はない。
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