から新聞勧誘・拡張問題なんでもＱ＆Ａ
NO.134 案内拡張のポイントについて教えて下さい
投稿者 アーちゃん 地方紙販売所勤務 投稿日時2005.8 3. PM 0:17
久しぶりに質問させていただきます。よろしくお願いいたします。今度、私は案内拡張をやらされることとなりました。
店の要望は長期購読者、むずかしい過去読などそいうところをターゲットにカードを上げてこさせてくれとのことです。
そこで私がフリーに行って、未だ決まってないところを少ないですが行ってもらおうと思います。後、前回行った時のデータを前任者から引継ぎ狙わせたいと思います。
自分でやるときは休憩なしでやってますので、その心配はないのですが今回昼2：00からの案内なるので休憩なしとはいかないでしょう。そこで拡張員の方はどのように休憩をとるのでしょうか。教えてください。
それとこの方たいへんな気分屋とのことで、こういうかたを乗せるにはどういう点に注意したらいいのですか。
まず、1発目は過去読案内して調子ずかせていこうとおもいます。ちょっと調子が出ないからといってへたに私自身がいっしょに拡張するのはまずいですよね。
とにかく今回できれば未読者カードは最低でも1枚以上あげないとまずいので責任重大です。
ある人がこんなこといってました。自分でそれをやるのは容易だが、人を使ってそれをやるのは非常に難しいと。
以上よろしくご教授のほどお願い申し上げます。
回答者 ゲン
案内拡張の案内というのも、その時々でそれぞれやけど、それをするのが初めてやったら、最初からあまり、あれこれ考えん方がええのと違うかな。
一般的に案内拡張を拡張員にさせるのは、現読者や約入り読者への勧誘を避けるのと、店が特定の地域の読者が欲しいためにそうする場合が多い。それと、案内人自身に勉強させるためもある。
また、ヤクザな拡張員の言動を見張るという狙いもある。店にとっては、カードを上げることも重要やが、それ以上に評判も落としたくないからな。
あんたも、その評判を落とされたら、後々、自分で勧誘するときにもマイナスになりかねんから、しっかり見張らなあかん。
それらも含めて、今回の場合やったら、店の希望するむずかしい過去読者が多くいとるような地域を決めて、そのリストを作り、現読者や約入り読者への訪問を避けながら案内するという程度でええのと違うかな。
あんたの姿勢を見とると、その拡張員のために準備をしっかりして待ち受け、フォローも完璧にしようとして、気分まで盛り上げようとしとる。拡張員にとっては、いたれりつくせりやけど、そこまで、せなあかんというのはどうかなと思う。必要ないと思うがな。
通常、案内でカードが上がるか上がらんかは、拡張員次第や。案内人が責任を負うことやない。また、責任を感じる必要もないはずや。
初めてやからということで、意気込む気持ちは分からんでもないけど、まずは、その拡張員を観察するという程度でええと思うよ。
拡張員は、どんな条件であろうと、入店すれば、その販売店の希望する契約を上げるようにせなあかん。その販売店の指示する方法でな。案内なら、案内人の指示に従わなあかん。
あんたが、そこまで気を回さんでも、力のある拡張員なら、あんたから必要な情報は簡単に聞き出すし、その店の状況もすぐ把握する。せやから、協力するという程度の考えでええと思う。
あんたにとって、案内は、店の業務というだけのことやろ。第一、案内で拡張員がカードを上げても、あんたには何のプラスにはならんのと違うかな。
それなら、あんたも得することを考えなあかん。それは、その拡張員の勧誘のやり方をじっくり観察して、勉強することや。あんたも、このサイトに初めて訪れて最初の質問をしてから、もうすぐ１年になろうとしとる。
勧誘についても、真面目に取り組まれとるし、成績も着実に伸びとられるようや。今のあんたやったら、そこらの下手な拡張員よりかは、よほどカードを上げることができるはずや。実際、上げとることやと思う。
せやからこそ、拡張員のフォローや助けをしようという発想になると思う。はっきり言うが、拡張員にそれは必要ない。特に店の立場のあんたはそうや。
店からすれば、拡張員は育てるものやない。ええか悪いか選別するもんや。店にとって、役に立たん拡張員は必要ない。あんたにとっても、勉強にならんような拡張員もいらんはずや。
あんたも、その前提に立って、店の立場で拡張員を監視するというくらいが丁度ええ。店から案内人を任されるというのは、信用されとる証拠や。
下手に深く付き合いすぎると、悪質な拡張員に取り込まれて、不良カードの片棒を担がせられかねん。そうなると、せっかくの店の信用も裏切ることになる。
特に、あんたのように、善意でその拡張員のためと考える案内人は、そういう悪質な拡張員にとっては格好の獲物になりやすい。誤解せんといてほしいが、今度来るという拡張員がそうやと言うてるわけやないで。
何でも、必要以上にやりすぎるというのは、止めといた方がええと思うから、老婆心なから忠告しとるだけや。ワシは、それで、深みに嵌った人間を嫌っちゅうほど見てきたからな。
もっとも、その拡張員が個人的にええと思うてるか、力を貸したいと考えとるのなら別やが、それでも、案内人と拡張員の一線は引いといた方がええ。
まず、そのことを、しっかり認識して貰うた上で、あんたの質問に対するアドバイスをしようと思う。
『そこで私がフリーに行って、未だ決まってないところを少ないですが、行ってもらおうと思います』ということやが、これは、まったく必要ない。あんたが、決めきらん所があって、その拡張員ならどうするか知りたいという狙いがあるのなら別やがな。
『後、前回行った時のデータを前任者から引継ぎ狙わせたいと思います』これは、店の方針にもあることやろうから、それでええと思う。
『拡張員の方はどのように休憩をとるのでしょうか。教えてください』これは、人それぞれや。勧誘の仕方やペース配分は、その人間次第で違う。どの方法がええということはない。
せやから、これは、観察を主体ということに置くのなら、基本的にその拡張員に任せたらええ。ただ、店からの指示があれば、それを伝えなあかんがな。例えば、この地域は、今日中に廻ってくれというようなことやな。
できる拡張員なら、それだけで、自分でペース配分を決めるはずや。それに、店の指示以外のことは変に押しつけん方が無難や。成績が悪かったら、それを言うたあんたのせいにされかねんからな。
『それとこの方たいへんな気分屋とのことで、こういうかたを乗せるにはどういう点に注意したらいいのですか』これも、あんたが考える必要はない。それに、これは、誰がそうしても、絶対に上手くいく方法なんかはないからな。
放っとくのが一番ええ。特にこういうタイプには、下手なことを言うと、あかんかった場合の責任は全部、あんたに被せられるおそれがある。
敢えて言うとしたら一言「○○さんの拡張を勉強させて下さい」でええ。人によれば、気分良うして調子づくやろと思う。「先生」とまで言うたら完璧やが、そこまでは言わんでもええやろ。
『ちょっと調子が出ないからといってへたに私自身がいっしょに拡張するのはまずいですよね』これは、絶対にしたらあかんで。その拡張員のためにも、あんたのためにもならん。特に、それで、あんたがカードを上げて、その拡張員が上げられんかったら、ろくなことにならんからな。
あんたが頼りないと思える拡張員が来るかも知れん。それでも、見てみんふりをすることや。自分やったらこうするのになということも絶対に言うたらあかん。言うても、感謝されることはまずない。
どんな拡張員にもプライドがある。特に拡張員は、専業より勧誘に関しては数段上やと思うとるからな。例えあんたが正論を言うても「専業風情が」と思われるだけや。特に、仕事のできん拡張員ほどこういう傾向が強い。
また、あんたが手伝わなあかんような拡張員では、どうしようもないやろ。心配せんでも、骨のある拡張員なら、調子が悪ければ何とかしようとするもんや。
それに一緒になって「調子が悪いですね」とは、絶対に言うたらあかん。特にまだ、残り時間がたっぷりある場合にはな。
残り時間が少なくなって、尚、調子が悪ければ「○○さんでも、こんなこともあるんですね」と言うくらいはええ。これは、その拡張員へのフォローの言葉になっとるからな。
『とにかく今回できれば未読者カードは最低でも1枚以上あげないとまずいので責任重大です』これも、あんたが、そこまで考えなあかんことやないやろ。店も、カードの上がらんかった責任をあんたに言うことはないやろと思うしな。
案内はその場所に案内するのが仕事やから、カードを上げるか上げへんかは、あくまでもその拡張員の責任や。あんたが、責任を感じることはみじんもない。
『ある人がこんなこといってました。自分でそれをやるのは容易だが、人を使ってそれをやるのは非常に難しいと』
これは、今回の場合には、当てはまる表現やない。自分の部下を使っての仕事なら確かにそれは言える。目的の仕事をやりとげることができるかどうかで、その管理者としての資質も問われるしな。
しかし、今回の場合は、店としたら、外部への委託業務や。外注仕事ということになる。通常、それを発注する側は、その仕事の成果だけを買い上げるだけや。せやから、しっかりやって下さいよと言うくらいしかない。
案内人のあんたは、その場所までその人間を連れて行って「ここが、あなたの仕事場です」というだけが仕事やということになる。
何度も言うけど、難しく考えることも、変にでしゃばる必要もない。それをしても誰も喜ばんし、場合によれば、自分の立場を危うくするだけや。ただ、観察して、勉強するということに徹したらええと思う。
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