新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1341 新聞の契約途中解約についての質問です
投稿者 Oさん 投稿日時 2015. 6. 1 AM 3:55
もし、過去に重複した質問がありましたらすみません。
今年1月から学割1年契約で新聞を取っています。
しかし、勝手なのですが、家庭の経済状況から新聞の支払が困難となったので、販売店に解約してもらえるように電話しました。
担当者が不在のため掛けなおすといわれましたが、かかってこず、こちらから何度かかけ続けたのですが、一向に掛かってきませんでした。
そこで、消費者センターに相談し、消費者センターの方から販売店に連絡をとってもらったところ、担当者の上司に連絡を取ることができました。
その上司から、「事情も承知しましたし、契約内容も確認しました。今月からご解約とします。ただし、来月分の料金はもう引き落とすようになってしまっているんですがどうしましょうか」と言われましたので、「無理を言っての解約なので、来月分はお支払します」と伝え、電話を切りました。
意外にすんなりと解約できたなと思っていたのですが、その2日後、私の不在時に販売員が自宅に訪れたようで、郵便受けに名刺が入っていました。
その名刺の裏に「来年の1月まで契約が残ってますのでよろしくお願いします」とかかれていました。
この場合、契約解除できてませんよね?
電話での解約の口約束は意味がないのでしょうか?
勝手な事情での解約なので申し訳ないと思っているのですが、相手側の対応に悪意を感じてしまいます。
回答者 ゲン
『この場合、契約解除できてませんよね?』ということやが、その販売店の上司が『事情も承知しましたし、契約内容も確認しました。今月からご解約とします』と言うたのなら、解約になったと考えて間違いないと思う。
しかし、『その2日後、私の不在時に販売員が自宅に訪れたようで、郵便受けに名刺が入っていました。その名刺の裏に「来年の1月まで契約が残ってますのでよろしくお願いします」とかかれていました』ということがあっては不安に思われるのも無理はない。
『相手側の対応に悪意を感じてしまいます』と言われるのも分かる。
その不安や疑惑を払拭する意味でも、もう一度、その販売員の上司とやらに電話で確認を取ってみられたらどうやろうか。
間違っても、その販売員に直接連絡したらあかんで。その販売員は、その販売店の上司に、あんたの契約を解除したと伝えたからこそ、そんな書き置きを名刺の裏にしたのやと思う。
理由は一つ。あんたに契約を解除されると、その販売員の成績がナシになってしまうからや。それでは困るという思いから、あんたに連絡を取って解約を阻止しようとしているはずや。
あんたに「解約を撤回する」と言わせることができれば、その契約はそのままで、成績が下がらずに済むと考えとるのやろうな。それであれば上司も仕方ないとなるはずやと。
ただ、その上司の立場がどの程度かが良う分からんさかい軽々には言えんが、あんたの話の内容と消費者センターの人間が問い合わせたということからすると店長、もしくはそれに準じる人のように思われる。
そうやとしたら、その人の言葉は重い。その言葉をもっと重くするためにも再度、その上司に連絡されたらええ。前回のお礼をするといった感じでええのやないかな。
「○○町○○丁目の○○です。先日は解約して頂き、ありがとうございました。消費者センターの○○さんにそのことをお伝えしたところ、とても喜んで頂きました(これは、その事実があろうと、なかろうと構わない)。
ところで本日、そちらにご連絡を差し上げたのは、そちらの販売員の方が『来年の1月まで契約が残ってますのでよろしくお願いします』といった文面を名刺の裏に書かれて当方の郵便受けに投函されていたのですが、その方は私の契約が解除になっていたことを知らずに勘違いされていたんですよね?」といった感じやな。
そう言えば、たいていの場合、その上司は「そうでしたか。おそらくその販売員の勘違いでしょう。どうも、済みません。○○さんの契約は、こちらで解除しましたので心配しなくて良いですよ」と答えるはずや。
その会話のやり取りは必ず録音されておかれることを勧める。前回は、おそらく会話の内容を録音されておられないのやと思うが、次からは、こういった業者との確認事項についてのやり取りは常に録音しておかれるようにすることや。
そうすれば、万が一、「そんなことを言った覚えはない」と言われても対抗できるさかいな。
『電話での解約の口約束は意味がないのでしょうか?』というのは、あんたの場合、消費者センターも介入しとるさかい、例え口約束であっても解約になったと主張すれば認められる可能性が高いと思う。
ただ、録音しておくことで契約解除がより確実になるがな。
あんたの話から、その上司の方が、「そんなことを言った覚えはない」てなことを言い出すような人には思えんが、何事も念を押しておいた方がええのは確かや。少なくとも、そうすることで、あんた自身の安心感にもつながるさかいな。
さらに、もう一つ念を押しておいた方がええことがある。
『来月分の料金はもう引き落とすようになってしまっているんですがどうしましょうか」と言われましたので、「無理を言っての解約なので、来月分はお支払します」』ということなら、最後の引き落とし分が終わった後、
あんたの取引銀行に行って、その新聞販売店の「口座自動引き落とし解除」の手続きをされておかれることを勧める。これは銀行の窓口でそう言えば簡単にできる。そのことを知らない人が結構おられるようやがな。
そうしておけば、少なくとも、それから以降の引き落としはされずに済むし、万が一、揉めた場合でも「解約になったから払わない」と言って争うことも可能やさかいな。
まあ、今回の場合は、その販売店の個人的な都合で、そんなことをしたのやと考えるさかい、前回対応した販売店の上司の方に確認を取るだけで問題は収まるとは思うがな。
それでも、収まらんようやったら、また相談して来られたらええ。
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