新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1358 辞める時、何か自分に有利になるような事はあるのでしょうか?
投稿者 SSさん 投稿日時 2015.12. 2 PM 5:50
先月自分の勤めている店の店主が自廃しました。表向きは自廃との事ですけど、多分改廃だと思います。それで区域を隣接店に二分される事になりました。
ちなみに自分の当てられた店は引き継ぎで忙しいのはわかりますけど、受け入れ体制も悪くこちらからどうするのかを問い合わせる事もありました。
実際入店して自分達は押し付けられた厄介者なのかな? と思うところもあります。
自分も勤務先が変わるメリットとデメリットを考えて辞めるつもりでいましたけど、その話を25日前に言われてもね、と言う感じです。
25日で自分の身の振り方を決めろと言われても、この事で誰とも争う気がありませんけど、辞める話をする時に何か自分に有利になるような事はあるのでしょうか?
辞める時は社宅を出ていかなければいけませんので、住まい探しや引っ越しなどで時間もお金もかかりますので自分的には厳しい部分もあります。
回答者 ゲン
『辞める話をする時に何か自分に有利になるような事はあるのでしょうか?』というのは、あんたが置かれている立場とか状況にもよると考えるさかい、相談されている内容だけでは一概にどうとは言えんと思う。
あんたが、その販売店で、それなりの地位もしくは長い経験があって、受け入れ先の販売店から重要視されているのなら、辞める辞めないの交渉をする上で有利になることは考えられる。
要するに必要な人材か、どうかということやな。その販売店にとって必要な人材やと思われれは、それなりに遇されるとは思うが、そうでなければ辞めたいと言えば、「どうぞ」ということにしかならんわな。
ただ、あんたが『自分達は押し付けられた厄介者なのかな? と思うところもあります』と感じておられ、『勤務先が変わるメリットとデメリットを考えて辞めるつもりでいました』ということなら辞めるという選択肢もある。
あんたの場合、辞める辞めないは、あんたの判断に委ねられているわけやさかい、辞めるという選択をした場合、特に有利になる点はないやろうと思う。
辞めるという判断は、単に労働の自由を行使するということにしかならんさかいな。
辞める際に貰える退職金などが就業規則で決められていれば、それが貰えるし、積立金などがあれば、それも貰える。そのへんのところは、あんた自身で、その有無について調べて貰うしかない。
ただ、『表向きは自廃との事』で、中には前の経営者と交わした就業規則など知らんというケースもあると聞く。自廃は倒産やから、新しい販売店には関係がないという理屈でな。
その辺りのことは詳しく調べてみな分からんが、例え二分割されようが、業務と人員を継続して引き受ける以上、以前の就業規則が有効になる可能性が高いと思う。言えば、合併企業と同じことやからな。
積立金については文句なく支払われるはずや。また、そうならなおかしい。
辞めるに際して、有利になることがあるとすれば、そのくらいかな。
しかし、就業規則で退職金の規程もされておらず、慣習もないとか、積立金などもしていないということであれば、そういったものは貰えんやろうがな。
『辞める時は社宅を出ていかなければいけません』ということやが、それは交渉次第やないかな。
次の就職先が見つかって住居も確保されるのなら問題ないやろうが、そうでなければ、「急なことなので、次の就職先が見つかるまでの間、社宅に居させてください」というくらいは言えるのやないかと思う。
ただ、交渉事やから相手次第では決裂する場合もあるがな。
もっとも、それが面倒で嫌なら、表向きは「継続して働きます」とでも言うといて、実際、仕事をしながら次の就職先を探すという手もある。
『住まい探しや引っ越しなどで時間もお金もかかりますので自分的には厳しい部分もあります』ということやけど、僅かでも引っ越し先の住居を確保できる可能性があるのなら、まず、その住居を確保して落ち着いて次の就職先を探すという方法もある。
それができれば、勤務期間にもよるが、失業保険金を受け取りながら、ゆっくり職探しをすることもできるさかいな。
今のところアドバイスできるとしたら、この程度や。もっと詳しいことが知りたいのなら、勤務年数と収入、就業規則の有無と内容、販売店での積立金のあるなしなどの情報を教えて頂ければ、もっと突っ込んだ助言ができるものと思う。
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