新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1379 新聞のサービスについて
投稿者 Yさん 投稿日時 2016. 5.30 PM 4:00
お世話になります。
新聞の値段・サービスについてゲンさんが回答されている中に一年契約を更新すると3か月分の割引があるとの事が書いてありますが、それはどこの新聞屋さんでもやっていることなのでしょうか。
回答者 ゲン
『新聞の値段・サービスについてゲン様が回答されている中に一年契約を更新すると3か月分の割引があるとの事が書いてあります』と言われているのが、どのページのことかは分からんが、それは、その質問をして来られた相談者に対してしたもので、すべてに共通して言える事とは違う。
従って、『それはどこの新聞屋さんでもやっている』わけやないという事や。
『一年契約を更新すると3か月分の割引』というのは『無代紙』、業界では『S(サービスの略称)』と呼ばれているもので、昔から新聞の契約時にするサービスとしては一般的やった。
ただ、地域によっては殆ど行われていないケースもある。例えば、関東方面の全国紙ということになると、『無代紙』サービスをやっている新聞販売店の方が少ないと聞くさかいな。
現在は、数年前から業界が推進している『正常化の流れ』というもので、一頃よりかは少なくなったとはいえ、『一年契約を更新すると3か月分の割引』傾向は、今以て全国的には主流やと思う。
この傾向は、全国紙よりも、ブロック紙、地方紙の方がより顕著や。拡材中心のサービスより圧倒的に多い。
少なくとも、このサイトに情報を教えて頂く新聞販売店の方々からは、そういう報告が数多く届くさかいな。
これについては、押し紙、積み紙といった類の余剰紙が多く残っているため、それを捌(は)かす目的で、そうしとるケースが多いようや。
余剰紙は、どのみち古紙回収業者に直行するだけにしかならん。どうせ廃棄せなあかんのならサービスに使えという発想になるのやと思う。
一時期、『正常化の流れ』により新聞社からの拡材サービスにかかる規制が強まっていたが、ここにきて、それをまともに守っていたんでは部数を伸ばせない、売り上げを確保できないと考える新聞販売店経営者が増えて、またぞろ『無代紙』サービスが多くなっているようや。
ただ、それは各地域、各新聞社、各新聞販売店毎でも違うし、顧客の要望次第というのもあるから一概には言えん。ケース・バイ・ケースや。
つまり、あんたの『それはどこの新聞屋さんでもやっていることなのでしょうか』との質問には、「違う」としか答えられんということやな。
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