新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1380 販売店の事務員募集について
投稿者 Sさん 投稿日時 2016. 6.13 PM 8:11
こんにちは。私は5年間新聞店の事務員として、働いてきました。店の人間関係に疲れて退職しました。
その後一般企業の事務の仕事もしましたが、仕事内容がすごくつまらないです。あんなに嫌だった、新聞店の事務の仕事のほうがやりがいあったと思いました。
それで、また新聞店の事務の仕事募集していたので、応募しました。自分としては経験者でしたので、自信ありましたが、落ちてしまいました。おそらく、前の店と、応募した店が近かった場所なので、所長同士で連絡したのかな?と思いました。
私は以前いた店で、仕事は出来るが、態度は悪いと言われてきました。だから、前の所長がNG出したのかな?と思いました。
他には、ライバル紙?なので、他紙の事務員は取りたくないのかと思いました。そんな事ありますか?
回答者 ゲン
『それで、また新聞店の事務の仕事募集していたので、応募しました。自分としては経験者でしたので、自信ありましたが、落ちてしまいました』ということで、『おそらく、前の店と、応募した店が近かった場所なので、所長同士で連絡したのかな?と思いました』と言われとるが、その可能性はゼロとは言わんが、確率的には低いと思う。
特に『ライバル紙?なので、他紙の事務員は取りたくないのかと思いました』という理由で不採用にするケースは、あまり考えにくい。
この業界は他店の従業員を引き抜く、奪い合うことの方が圧倒的に多い。普通に考えれば分かると思うが、他店の内情を熟知している者を雇えば、それだけ自店にとって有利に働くさかい、むしろ喜んで採用する場合の方が多いもんや。
もっとも、ごく希に近くの新聞販売店同士で、半年とか一年といった一定の期間内、お互いの店で勤めていた者を雇わないとする協定を結んでいる地域もあるとは聞くが、そういうケースは全国的に見ても極端に少ない。
あるいは、あんたが履歴書に、以前勤めていた販売店名を明記していて、たまたまその新聞販売店同士の経営者なり店長なりが、仲が良くてあんたが応募してきたことで、どんな人物なのかと問い合わせるケースがあるかも知れんがな。
その販売店同士の親交が深いと、あんたが判断されていた場合は、あんたの方で面接に赴くのを躊躇されたのやないかな。当然のことながら、その線での不採用というのもあり得るさかいな。
それでも、あんたが面接に行かれたということは、その点では大丈夫と判断されたからやないのかな。
それに隣接するライバル紙の販売店とは常に競争関係にあり、トラブルも多く抱えているケースが多いはずやから、親密な付き合いをしているというのは考え辛いしな。
『私は以前いた店で仕事は出来るが、態度は悪いと言われてきました』という程度の人はザラにおられる。もっとも、その具体的な事例、内容が分からんから、何とも言えんがな。
ただ『態度が悪い』というのが、その界隈で有名になっていて、あんたが勤めていたために客が激減したというのであれば、その噂が拡がっていたとも考えられるがな。
疫病神として。それなら「不採用」にしたというのも考えられなくもない。最も、それも僅かな可能性があるというだけで、普通は面接に来て、それと分かることなどまずない。
『その後一般企業の事務の仕事もしました』という期間が、どの程度やったのかにもよるが、現場を離れていた期間が長ければ長いほど、あんたが懸念されておられるようなことは殆どないやろうと思う。
この業界、あんたのように他で勤めておられて違う販売店に転職することなど日常茶飯事やさかい、一々、そんなことを気にして採否を決めていたんでは人など集められんわな。
事務員の募集というのは、その店での事務仕事に困っているケースが大半やから、手慣れた者を歓迎して雇うのが普通やと思う。あんたのような人をな。
まあ、ワシは、そんな理由よりも、もっと根本的な問題があったのやないかと考えとる。
一般的に求人募集をすれば複数以上の応募者が集まるケースというのは十分考えられる。
たいていの新聞販売店では事務員の募集は1名やから、他の応募者との兼ね合いで、その販売店が、あんたを「不採用」と判断した可能性が高いのやないかと思う。
つまり、採用された候補者の方が、その販売店にとって「有能」と判断した可能性があるということや。その採用された候補者が、あんた以上の経験と実績を持っていたというのは普通に考えられる話やしな。
今回の場合、あんたは単に運が悪かっただけやないのかと思う。
ただ、今回のように以前いた販売店の近くに面接に行くと、同じようになると考えられるのなら、少し離れた地域の求人募集に応募されることを勧める。
面接で採用されるか、どうかは応募で集まった人間の数、それぞれの販売店の都合、面接官の心証といった不確定的要素で決まるケースが多いさかい、一度や二度、そういうことがあったからと言うて、あまり悲観的に考えたり、理由をつけたりせん方がええと思う。
「不採用」になったのは、たまたまやと考えて次にチャレンジする。そう気持ちを切り替えた方が楽やと考えるがな。
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