新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.1387 店長の顔もあるし・・・どうしようか思っております
投稿者 Yさん 投稿日時 2016. 8.25 PM 5:29
博士、お元気ですか? 拡張員になりはや2年目になりました。Yです。
枚数も40枚から50枚と上がっております。
そこで質問がありますのでよろしくお願いします。
というのも、案内の社員さんが「Sは2S?3Sで大丈夫ですのでお願いします」ということだったのですが・・・
お店廻りをしておりまして「お店の紹介ということで写真とか記事を(新聞紙面に)掲載するかわりに新聞をとってください!」というような営業をしておりまして・・・
その時に「これでの営業はできればSなしでお願いします」ということだったのですが・・・
途中から「S付きでもかまわないのでカードを挙げてください!」というようになりました。それで2Sとか3Sでカードをあげたのですが・・・
1ヶ月ぐらいたって店長から「あなたのあげたカードを事務員が会議の時にお店の紹介記事を掲載するカードはSなしではないでですか?」ということを社長に言ったそうです。
それで社長が店長に聞いたところ「拡張員のYが(勝手に)した!」みたいなことになりまして「それであれば販社には出入り禁止」ということになったみたいです。
ここでは月に30枚ぐらいカードをあげておりましたので「どうしようか?」と思って悩んでおります。
店長は「まあ、ほとぼりが覚めたら入店できるようにするから」とは言ってくれているのですが・・・
この間、担当には「販社に出入り禁止になったのはどうして?」と言われました。
日程が付くのは禁止になってるから販社には付かないので困っております。
販社の社長に直接話をしようかと思いますが・・・
店長の顔もあるし・・・どうしようか思っております。
どうぞよいご指導をお願いします。
回答者 ゲン
『店長の顔もあるし・・・どうしようか思っております』ということやが、これはかなり難しい問題やな。
「S付きでもかまわないのでカードを挙げてください!」』と言われたため、『2Sとか3Sでカードをあげた』というのは一見、何の問題もなさそうに思える。
ただ、案内の社員さんとやらが、始めに『できればSなしでお願いします』と言っていたのなら、『「お店の紹介ということで写真とか記事を(新聞紙面に)掲載するかわりに新聞をとってください!」というような営業』自体がサービスになるさかい、それにプラスするような営業は、なるべくなら、せん方が良かったとは思う。
『Sは2S?3Sで大丈夫』というのは、おそらく店長の指示やったのやろうとは思うが、例えそうであったとしても『お店の紹介記事を掲載するカードはSなし』というのが、店の決定事項だったのなら、それが優先する。
その点を事務員が指摘し、社長から問い詰められて仕方なく、その店長は『拡張員のYが(勝手に)した!』と言うてしもうたのやろうと思う。
その結果、『販社に出入り禁止』という厳しい処分が、あんたに下された。
それについて、あんたが、どう考えるかによって違うてくる。
『店長の顔もある』ということを優先されるのなら、ここは、しばらくの間、我慢して『ほとぼりが覚めたら入店できるようにする』と言うた言葉を信じるしかない。
その店長が、ええ加減な人間で信じられないと言うのなら、本当のことを『販社の社長に直接話す』のも方法やと思う。
その場合、社長が、あんたの弁明を信じれば、その店長が叱責され、あんたの出入り禁止の処置が解除される可能性もある。
ただ、そうなれば当然のように、その店長は、さらなる弁明を社長にするやろうから、泥沼の争い事になるかも知れん。
その社長が、どちらの言い分を信じるかによって結末が大きく違うてくる。その社長の性質云々については何も分からんさかい確実なことは言えんが、一般的には身内である店長の言葉を信じる、あるいは肩入れするケースが多いもんや。
そうなると、あんたの立場は、さらに厳しいものになりかねん。その店長も例え心の中で、あんたに悪いことをしたと思っていても、争いの種を蒔いたとして、あんたに対して、ええ気はせんやろうと思う。
当然、そうなれば『ほとぼりが覚めたら入店できるようにする』という言葉なんか簡単に反故にされるわな。もっとも、その店長が、そんな言葉を最初から守るはずがない、信用などできないと、あんたが考えておられるのなら、店長の顔を立てる必要もないがな。
拡張員というのは損な役回りが多い。今回のように、例え了解、許可を取っていたことだとしても確たる証拠がなければ、拡張員が悪いとして店の決め事の方が優先されるもんや。
納得できんことかも知れんが、ここは『できればSなしでお願いします』と言われていたのなら、『「お店の紹介ということで写真とか記事を(新聞紙面に)掲載するかわりに新聞をとってください!」というような営業』自体がサービスになる』わけやから、それにプラスするサービスはおかしいと早くに気づくべきやったと思う。
その、案内の社員さんとやらが『途中から「S付きでもかまわないのでカードを挙げてください!」』と言うたのは、カードがあがってなかったからやと思うが、そもそもそれが間違いの原因やったと考えることやな。
往々にしてサービスの上にサービスを加えた契約を取るというのは何かしらの問題を引き起こす可能性が大やと知っておいて欲しい。
ただ、本当のことを『販社の社長に直接話す』ことで、あんたの主張が認められるということもゼロやないとは思う。
それで、あんたの出入り禁止の処置が解除されるということもあり得る。もちろん、それを言い出したことで、更なる深みに嵌ることも考えられる。
ワシが最初に『これはかなり難しい問題やな』と言うたのは、結果に大きな差がでるからや。
ワシのアドバイスとしては、現在の理不尽な決定を一応呑んで、その店長に恩を売るというのがベストやないかとは思う。
もっとも、そうしたからと言うて、本当にあんたの状況が好転するか、どうかは何とも言えんがな。ただ、今より悪くはならんやろうとは思う。
あまり自信のない回答で悪いが、後は、その店長や社長の性質をよく知っているあんたが判断して欲しいと言うしかない。
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