新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.151 契約期間延長について


投稿者 Ryouichi さん 学生 18歳 投稿日時 2005.9.17 PM11:04


はじめましてゲンさん。相談お願いします。

○○新聞とは今月末まで契約しています。契約したときは、軽く脅されたこともありますが、自分のためにもなると思い、契約しました。

しかし、今は、大学でも読めるし、インターネットで十分だと思います。金銭面でも余裕があるわけではないですし・・・。

ですから、今月で解約というか、新聞をとめたいと思います。この場合、集金の方に「今月でとめてくれ」というだけで、いいのでしょうか?

他のHPを見たりすると、勝手に延長されたという話やトラブルが多くあるみたいなので心配です。勧誘の方も怖い感じだったので、少し不安になり相談させていただきました。

あと、1、新聞販売店の方も訪問の方みたいに怖い感じなんですか?
2、勧誘をうまく断る方法はありますか?

新聞契約自体初めてでよくわかりません。どうかどうか、良いアドバイスよろしくお願いします。


回答者 ゲン


契約が、今月までなら、次の契約をせん限りはそれで終わる。集金の人間に、わざわざ止めてくれと言う必要もないが、心配なら、確認の意味でも、販売店にそう言うてみたらええ。

おそらく、それよりも、先に、契約延長のお願いというのをされると思う。契約更新やな。それを、ちゃんと断れば問題はない。

『他のHPを見たりすると、勝手に延長されたという話やトラブルが多くあるみたいなので心配です』

これはQ&A『NO.147 購読自動延長に関する質問です』でのケースのようなことを言うとられるのやと思うが、実際、勝手に「自動延長契約になってます」と、アホなことを堂々と言うとる販売店もあるようや。

この回答を詳しく見て貰えたら納得できると思うが、そういう一方的な言いがかりは何の法的根拠も拘束力もないから心配せんでもええ。

新聞社も「新聞購読の自動延長ということはない」というのが、公式な見解や。当然、販売店にも通達としてそれが行っとるはずやからな。

「購読の自動延長」というのは、あんたがそれを認めた場合のみ有効で、あんたがそれを拒否すれば、終いのことや。もっとも、それを認めるくらいなら、購読延長の契約はするやろうがな。

ただ、契約が終わっとるのにも関わらず、新聞の配達を続けるようやったら、すぐ、抗議したらええ。勝手に入れるなと。それでも販売店が「自動延長」やと言うて止めんようなら、新聞社に通報したらええ。それで、大抵は収まるはずや。

『1、新聞販売店の方も訪問の方みたいに怖い感じなんですか?』ということやけど、これは、何とも言えん。

単に主観の問題になるからな。怖いと感じるのも人それぞれということになる。あんたの所に来た勧誘員が、たまたま、あんたにとってはそうやったのかも知れんがな。

せやけど、すべての勧誘員が、そうやないとだけは言うとく。ただ、何でもそうやけど、そう思い込めば、そう見えてしまうということはあるけどな。

これは、一般論やけど、あんたは学生さんで若く、あんたの父親と同年輩くらいのいかつそうな、おっちゃんが勧誘員で来れば、そう思うかも知れんわな。

それにしても、その人間が怖いかどうかは分からんやろ。意外に優しい場合もある。少なくとも、ワシはそういう感じで接しとるつもりや。相手がどう受け取っとるかは分からんがな。

ワシ自身は、ブルース・ウィルス似でちょっと頭が淋しいが、気の優しい、おっちゃんやと自分でそう思うとる。もちろん、相手次第で変わることも希にあるがな。心配せんでも、お客さんには、あくまでも「優しいゲンさん」や。

しかし、そのブルース・ウィルスにしても「ダイハード」で正義感ある役を演じることもあれば「ジャッカル」のように冷酷な暗殺者を演じることもある。同じ人間でも、人により受ける印象が違うということは普通にあることや。

それと、まったく同じ事が、販売店の人間にも言える。人それぞれで違う。当たり前やけど、販売店には同じような人間しか働いとらんということは絶対にないからな。その中に怖い人間がおったからというて、他もそうやとは限らん。

ワシが何とも言えんというのはそういうことや。ただ、その言動の是非についてなら、評論もできるし、相手がどういう人間かというのも、ある程度は分かるつもりや。せやから、具体例で聞いて貰うたら答えられるやろと思う。

『2、勧誘をうまく断る方法はありますか?』ということやけど、これは、特別に秘策というほどのものはない。毅然として「お断りします」と言うのが、一番ええし、確実やな。

ただ、そのことに参考になりそうなものを紹介しとく。Q&A『NO.4. ウゼェー拡張員なんとかしてくれー』『NO.17 拡張員の嫌がる効果的な断り文句を教えて下さい』拡張の手口『手口その6 外道技 @喝勧』くらいかな。

これ以外にも、あるかも知れんけど、それは暇なときにでも、サイトを見て探しといてほしい。何が役に立つかというのも、その人それぞれやからな。

ただ、あんたの場合に限り、期間限定という条件付きで、ええ断り方法が一つある。

民法第4条に未成年者と契約するには、その保護者の同意が必要で、なければ無効に出来るというのがある。あんたは、18歳ということやから、20歳になるまでは使える。

トークとしては、民法4条の規定を言うた上で「うちの父親がうるさくて、こういう契約をしたら、間違いなくすぐクーリング・オフすると思いますよ」とでも言えばええ。

但し、例外として、未成年の既婚者や本人が未成年やないと告知しとる場合は、この限りではないとなっとるから、注意しとかなあかんで。

ついでやから言うとくが、未成年者が新聞の購読契約をしたらあかんとか、販売店がそれと知りながら契約したらあかんということはない。良う勘違いする人がいとる。

契約はしてもええし、購読も差し支えない。ただ、親が認めてない未成年者の契約は、その親の許可がない限り解除されても仕方ないという法律や。普通は、それを言えば、あきらめるとは思う。

しかし、中には何を言うても、しつこいのはおるかも知れん。せやからと言うて、その場をしのぐために、一旦契約して、クーリング・オフしたらええと安易に考えるのは感心せん。

どうしても、トラブルになりやすいということがある。その場がうっとうしいからやとは思うが、実際は、後のトラブルの方が圧倒的に面倒やということの方が多い。

勧誘員の言い分としては「ちゃんと、約束したことやないか」となる。クーリング・オフで後から断ろうと思うと、その場は、つい「はい、はい」と応じやすいからな。勧誘員にすれば、客には気分良く納得して貰うたと考える。

勧誘員も彼らなりに一生懸命仕事しとるから、それで、クーリング・オフやと言われると「何でやねん。ぶざけるな」となるわけや。

そのトラブルには結構、わずらわしいもんがある。確かに、法律上はそれでええわけやけど、道義上ではどうかという話や。それに、クーリング・オフも最終的には文書による通達が必要やから、その費用もかかる。それをして、得することは何もない。

それらを考えたら、その場で、ちゃんと断る方が問題は少なくて済む。それが、人生勉強にもなる。はっきり、言うとくけど、新聞の購読契約くらい断ることができんと、この先、どんな悪徳業者や詐欺師に騙されて、えらい目に遭わされんとも限らんと思う。

新聞の購読契約くらいで、人生を棒に振るほどのことは考え辛いけど、悪徳業者や詐欺師にかかったら、そういうことは十分考えられるからな。

ワシら、拡張員の仲間には、それで、騙されて無一文になり、仕方なく流れて来た者は腐るほどおるからな。あんたが、将来的にそうならんという保証はどこにもないで。

ワシも含めてやけど、拡張員の多くは、まさか、自分がこの仕事をするようになるとは夢にも思うてなかったはずやからな。

気ぃつけな、人生、一寸先は闇や。それを心得といてほしい。一番頼りになるのは、自分自身や。そのためにも自分を磨いて、自信をつけるしかないと思うがな。


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