新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.166 こんな新聞販売店てあっていいいの?


投稿者 ぷーさん 投稿日時 2005.11.18 PM 5.55


ある日の月曜日の朝に朝刊を見ようとポストに向かったところ休刊日でもないのにスポーツ新聞が入っていなかった。

早速電話をかけ「新聞が入っていないので至急届けて欲しい」と伝えましたが、1時間たっても来ないので再度、電話をかけ「先ほども電話したんですが新聞が入っていないので至急届けて欲しい」と伝えたが2時間たっても届かないので3回目の電話をかけた。「まだ届かないのですか」と少し憤慨して言うとようやく持ってきた。

かれこれ最初の電話から4時間経過していました。さすがに憤慨して言いました「おたくのところは3回電話して始めて持ってくるのか」「責任者を呼んで欲しい」と伝えた。しかし、2週間たっても謝罪にも来ないのです。しかし、この店舗は自宅から800Mぐらいのところにあります。

そこに偶然、集金に来た人にこの一件を伝えたところ「あ〜そうですか」と言う始末。再度「責任者を呼んで欲しい」と伝えたところ「べつにおたくに新聞とって貰わなくてもいいわ」と逆切れされた。

ちなみに1度も集金を滞ったこともないし、迷惑をかけたこともありません。その上、今回のことでもこちらには全く非がなく「どうしてこんな目に会うのか」と思うばかりです。

そして、この一件を新聞社に連絡しましたが、対応が悪く「あ〜解りました。伝えておきます」だけでその後の謝罪は全くありません。こんな新聞店がこのエリアを配達していることを残念に思うところです。「○○新聞なんかいらん」。


回答者 ゲン


こういう対応の販売店はあかん。新聞の不配自体は人間のすることやから、たまにはそういうこともあると思うが、普通はその電話があれば、すぐ新聞を持って行って謝るもんや。

そのための従業員の交代による電話当番というのが、どこの販売店でもいとるのやからな。その販売店から800mほどやということなら、単車で5分もあれば行ける距離や。それを何度も電話を受けながら無視しとるという。

普通なら、考えられんことやが、あんたの場合、購読しとるのがスポーツ紙だけやとしたら、そういうこともあると聞く。

一般的に、本紙以外の新聞は、サービス配達という感覚の販売店が多い。新聞販売店は、新聞社からその本紙を売ることのみを強制される。利益率もそれが圧倒的に高い。せやから、どうしても、本紙の配達というのがメインという考え方になる。

他のスポーツ紙や業界紙は、いくら部数があろうと、販売店自身の成績にも利益にもあまり影響せんから、サービスやとなる。好意で配達しとるとなるわけや。

それでも、本紙と抱き合わせでその新聞を取っているというのなら、おそらく、そういうことはないのやないかと思う。そんなことをすれば、肝心の本紙の部数が減るだけやからな。

それでもそうやと言うのなら、その販売店は、ただの横着なだけやとなる。こういう所は救いようがない。何を言うても無駄や。

スポーツ紙だけの購読なら、そういうことがままあるようや。一つには、その代わりのスポーツ紙が手元にない場合か、あっても持って行けん事情がある場合や。

新聞販売店には、本紙の場合やと、予備紙、残紙というて1割程度の新聞が余っとるのが普通やが、スポーツ紙や業界紙の予備紙は極端に少ないということがある。

特に、その地域の販売店では、スポーツ紙に関しては、配給制に近いことをして、その数量を制限しとるようや。

このサイトで、あんたから名指しされとる販売店を公表するわけにはいかんが、ワシ個人の情報網で調べたところによると、その販売店は、その地域ではかなり手広く経営しとるグループ店の一つのようや。

こういうところでは、特にその部数の制限は厳しいという。スポーツ紙本社からの割り当て部数が少ないから、各グループ店に余分な部数は回せんというのが、表向きの理由のようや。

スポーツ紙というのは、どこの新聞系列のものでも人気がある。せやから、配達員が予備紙と称して余分に持ち帰るということが過去にかなり多発したということがあったようや。

個人で見ることもあるやろし、隣近所、知人、友人に配る者もおる。あるいは、それを売る者もおったらしい。その販売店グループでの配達員は常時100名近くおったというから、例え、一人一人は僅かな数量を持ち帰っただけやとしても、全体ではかなりな部数になる。

経営者にしてみれば、ただでさえ利益率が少なく、部数を増やすことに何のメリットもないスポーツ紙の無駄な浪費を防ぎたいというのは当然のことや。

その無駄を省くためには、配給制しかないとなったわけや。配給する新聞は、実際に配る部数と店頭販売用だけに限られるということになった。

『かれこれ最初の電話から4時間経過していました』と言われとるが、その時間にやっとそのスポーツ紙をもって来たというのは、そういう理由もあったのやろうと思う。

おそらく、その販売店には、基本的にスポーツ紙の予備紙というのはなかったのかも知れん。唯一、残っているのは店頭販売用や。

スポーツ紙を新聞販売店に買いに来る一般客も結構多い。店舗前には、そのための自販機も設置しとるしな。

つまり、すぐ近所にも関わらず、あんたの所へ配達が遅れたのは、それを売るための時間が必要やったということが考えられる。

普通、新聞は午前中のそれも早い時間に売れるから、その時間に残ってたものは売れ残りということになる。それを持って来たのやないかな。

さらに、その販売店では、不配の責任は当時者かもしくは、エリア責任者にそれを処理させるという方針のようやから、その当時者に連絡する時間が必要やったということもある。

この場合、大抵のアルバイト配達員は他に仕事を持っとるのが普通やから、その連絡は取りにくい。結局、従業員であるエリア責任者ということになる。

しかし、販売店の従業員は、当番の電話番以外は、配達が終わると仮眠を取る。あんたから、電話を受けた当番もそのことを知っとるから、その仮眠を妨げてまで連絡しようとは考えん。

逆の立場になることもあるしな。しかも、それが、直接、その従業員の不配ということやなしに、アルバイトの配達員の場合なら、尚更、そうする確率が高いと思われる。

それらが、重なり、あんたのところに4時間もしてから来たと考えられるわけや。しかし、それが、スポーツ紙だけやなく本紙も絡んどるというのなら、対応も違ったやろと思う。

おそらく、すぐにその当番が持参して謝ってたと考えられる。それが原因で揉めて、解約ということにでもなれば、その当番の立場がなくなるからな。

はっきり言うて、その販売店にとって、スポーツ紙のみの購読者というのは、どうでもええわけや。販売店全体にも、そういう空気があるのやろと思う。

それが「べつにおたくに新聞とって貰わなくてもいいわ」という発言につながっとるはずや。

あんたの言われる通り『ちなみに1度も集金を滞ったこともないし、迷惑をかけたこともありません。その上今回のことでもこちらには全く非がなく「どうしてこんな目に会うのか」と思うばかりです』と、まったく理不尽この上ない対応になっとると思う。

しかし、それに対して、いくら謝罪を強要しても、その気のない者にそうさせることは、無理やから、あきらめるしかない。

新聞社に苦情を言うたとのことやが、専属販売店の不手際ということで、一応、話くらいは聞くとは思うが、同系列のスポーツ紙とは言え、他社の新聞に関することやから、関係ないと言えばそう言える立場や。

せやから、その苦情が、苦情としてその販売店にどこまで伝わっとるかは、はなはだ疑問や。例え、伝わっとったとしても、きつく注意するというほどやないやろしな。

むしろ、この場合は、直接、そのスポーツ紙の本社に苦情を言うて、そっちから新聞社に圧力をかけて貰うた方がええかも知れん。

せやけど、所詮、スポーツ紙も、販売店には、配達して貰っているという立場やから、どこまで期待が持てるかは保証せんけどな。

結局のところ、購読者のできる対抗手段というのは、その新聞の購読を止めることしかない。嫌なら読まん、買わんということや。

その場合、契約解除ということになるけど、このケースは、それで揉めることは何もないやろと思う。

「べつにおたくに新聞とって貰わなくてもいいわ」と言うとるのやから、販売店の方から契約解除を示唆しとるということにもなるしな。

しかし、こういう姿勢の販売店は、結局、自分で自分の首を絞める結果になるということが分かっとらん。どんな商売でも、客あってのものやということがな。

いつかは、その積み重ねで、泣きを見ることになると思う。あんたもそう考えれば、少しは怒りも収まるやろ。

くだらんと思う相手に怒ってもしゃあないしな。あんたの言うように、その地域にその販売店があったということが不運やったということや。


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