新聞勧誘・拡張なんでもQ&A

NO.17 拡張員の嫌がる効果的な断り文句を教えて下さい


相談者 気弱な主婦さん 31歳 主婦 投稿日時2004.7.30 PM9:41


私は気が弱いせいかあまり読みたくない新聞を、いつも勧誘の人に負けて購読しています。「セールスお断り」の張り紙をしているのですが、やって来る勧誘の人は多くて困っています。こんな私でも出来そうな拡張員の方の嫌がる効果的な断り文句があれば教えて下さい。


回答者 ゲン


ある程度の確率で効果の上がる断り文句はあると思うが、それも相手によりけりや。特に「セールスお断り」の張り紙をしていて、飛び込んで来る拡張員は、少々のことでは諦めん者の方が多い。

「セールスお断り」の張り紙が効果あるのは、トラブルを嫌う者か、まだ新米の拡張員に対してや。せやけど、こんな連中はわざわざ張り紙せんでも断れば簡単に引き下がる。

反対に飛び込んで来る者は「セールスお断り」の張り紙があるからやとも言える。こういう連中は張り紙を見ると嬉しくなるんや。「セールスはお断り出来ません」と読むんやな。

何でこんな張り紙が必要なのかと言えば、実際にセールスに悩まされとるからや。中には、何も考えんと気楽に張ってるだけの場合もあるが、大抵はセールスにいらん物を買わされて嫌な思いを何度かしてる人間のはずや。

ということは、セールスを断り切れん客なわけや。少なくとも、飛び込む拡張員はそう思い込む。根気良う押せば必ず落ちる甘い客と考えるんや。

こういう気持ちになっとる人間は少々何を言われても諦めん。粘れば粘るほど有利になると勝手に思いこむ。この思い込みは怖いもんで相手の客にまで、その思いは伝わるんや。結局、客の方で諦めて契約するということになる。このパターンは多い。

こういう張り紙は百害あって一利なしとまでは言わんが、実際上の効果は薄い。気の弱いセールスマンは追い払ろうてるが、逆に年期の入った拡張員やセールスは呼び込んどると思うてた方がええ。

奥さんが断るのに今まで苦労しとるのはこういう拡張員やと思う。奥さんをおいしい客やと考えとる拡張員にどの程度まで効果があるか保証は出来んけど、幾つか教えるから、その中からええ方法を見つけてくれたらええ。

@ ご主人や親兄弟が新聞社もしくは、その関連会社に勤めているので、義理があるため現在購読している新聞を変えることは出来ないと言う。

販売店によっては、顧客にこれを言うように徹底しとる所もある。その地域一帯、新聞社の社員だらけちゅうこともあるからな。

A 決定権は自分にないと言い張る。ご主人に断らなければ勝手に契約出来ない。怒られる。契約してもご主人の性格からして必ずクーリングオフをするから無駄だと言う。

この時、ご主人の帰宅時間を聞いて来る拡張員もおるから、ご主人の帰宅は深夜が多いし、休みもあまりないと言う。もっとも、頼りがいのあるご主人なら本当の帰宅時間を言うて断って貰うのもええやろ。

B 新聞を取ってない無読の場合は、インターネットで新聞を読むと言う。拡張員はインターネットの言葉に弱い。ワシもこのサイトをハカセと開設する前は、それだけでそこには長居はせんかったもんな。

せやけどしつこい拡張員の中にはインターネットではチラシが入らないから、地域のスーパーなんかの安売り情報が分からないと突っ込む者がおるが、最近は、インターネットでも地域のチラシは入ると言う。

これは事実で、現在は大都市に限られているが、スーパー各店のチラシがインターネットでも見られるようになっとる。その画面をプリントアウトすれば、チラシと同等の割引サービスを受けることも出来るらしい。これは、すぐに全国展開されるはずや。

これで、チラシの欲しい新聞購読層が減少するかも知れんな。新聞取らんでもチラシが見られるんやからな。ワシらの仕事も少しずつ、やりにくくなるちゅうことや。

C○旗新聞、聖○新聞などの特殊新聞を購読しとると言う。因みに、同じ新聞とは名がついていても、○旗新聞というのは政党機関紙に属するもので、聖○新聞は宗教法人紙ということになる。

ここの読者というのは、その新聞しか読まん人が多い。主義主張はもちろん、生き方自体、その新聞を発行する組織と密接なつながりを持っとる人が大半やと思う。その新聞のファンというレベルをはるかに超える。

そういうのは、客になりにくいというのが、この業界の常識でもあるから、ある程度の効果は望めるはずや。

大抵の拡張員は何も言わず引き下がるが、聖○新聞は本当に取ってないのならあまり言わん方がええ。バーター契約を持ちかけられるからや。お互いの新聞を取り合おうとな。

参考までに言うと、聖○新聞は購読者が拡張員のような仕事をすることがある。宗教的な考えからなんやろ。それがええか悪いかはワシには分からんがな。

この場合、拡張員自身がその新聞を取るわけやない。販売店が取ることになる。これは販売店の考え方や姿勢によって違うから一律でそうやということやない。因みにバーター契約の場合、拡材は必要ない。

D これは実際にワシが体験した断り文句やが、親の遺言で○○新聞は取ったらだめやと言われてると言う。ワシもこれには参った。仏さんに文句言うわけにいかんしな。嘘やと思うても突っ込みにくい。

他にもまだあると思うけど、こんなものでええやろ。この中から、自分に合いそうな断り文句を決めて、それで押し通すことや。

同じことを何度も言うてるうちに自分なりのトークが自然に出来あがるから、余裕を持って断られるようになるはずや。


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