新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.187 お金がないので解約したい


投稿者 S2 さん 20歳 学生 関東在住 投稿日時 2006.1. 3 PM 9:31


始めてメールします。私は関東に住む20歳の学生です。
11月中旬に引越しをし、その後新聞勧誘の人が来て、断りきれず18年7月〜12月の6ヶ月間で契約してしまいました。そのとき勧誘した人は商品券を置いていきました。

このときは、「今年は3年生なので就職のために読んでもいいか」と思っていました。学生ですので、お金にそれほど余裕はなかったのですが、何とかなるだろうとも思っていました。

しかし、先月バイクで事故にあい一年間、修理のためのローンを払わなければいけないので、クーリングオフ期間はとっくに過ぎていますが、違約金を払い商品券も返し、解約しようと思い販売書に電話をしました。

「お金がないので解約したい」と正直に言いました。すると「担当者が不在」といわれ向こうから改めて連絡をくれるということになり、こちらの携帯番号を教え、返信を待っています。

そこでお聞きしたいのですが、
1.一月の購読金は約3000円です。違約金はその一月分として3000円程度なのでしょうか?

2.電話の応答相手は当然のことながら解約作業に消極的なようです、連絡を待つだけでなく一日置きくらいにこちらから電話するべきですか?

3.解約手続きは電話ではなく、直接自分で販売所に行くべきなのでしょうか?(相手の顔が見えると、どうも気が引けてしまうので、できれば電話で解決したいのです)

Q&Aと重複する内容も多いのですが、よろしくご回答をお願いします


回答者 ゲン


あんたの新聞購読を止めたいという理由が、単に金銭問題だけやというのなら、その支払いが可能になるまで、その契約の順延は可能やと思う。

今回で言えば、1年間はローンがあり、きついということなら、1年後の平成19年1月辺りからの順延を頼めばええ。あんたの現在の契約が平成18年7月からというのやったら、半年程度ずれるだけになる。

これくらいならどこの販売店でも応じるはずや。販売店にとっては、解約というのと順延というのではえらい違いやからな。

あんたも「今年は3年生なので就職のために読んでもいいか」という動機があるのなら、4年生になる1月〜6月くらいが、そのための情報入手、勉強にはええのやないかなと思う。

多くの企業で行われる面接で質問される社会情勢や事件などは、たいていその期間のものが多いはずや。内定もその時期くらいが多いやろしな。

その面接での試験官の質問は、たいてい新聞記事からの抜粋や参考にしとることが多い。そこで、新聞を読んでいるかどうかは、試験官に与える印象がまるで違うということがある。

ワシが何でこんなことを言うのかと言えば、昔、勤めてた建築屋でその面接官の担当者の一人として入社試験に立ち会っとったことがあるからや。

面接試験というのは選別や。筆記試験だけでは、その人間の能力を測ることはまずできん。試験の点数のええ者が役に立つ人材とは限らんからな。

その人材を見分ける方法の一つとして、新聞を読んでいるかどうかを確かめるわけや。もちろん、面接の場であからさまに「○○新聞を読んでいますか」というようなことは聞かん。

その記事の抜粋を話して、意見を聞くという形が多い。新聞を良く読んでいれば、その答えも自然にちゃんとしたものになるという考えからや。

裏を話せば、面接官もその方が質問の問題を考えやすいということがある。新聞記事というのは、そういう質問者にとっては、実に効率良く書かれた文章なわけや。TPOがすべて詰まっとると言うてもええからな。

そのためには新聞の読み方というのを知っておく必要がある。普通に全部読んでいたら時間がかかってしゃあないからな。ポイントを押さえて読めば、結構短時間に多くを理解して読破できる。

それについて話しだすと長くなるから『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座 第2章 新聞営業の実践についての考え方 拡張タイプ編 その9 理論武装タイプ』の中で少し触れとるので良ければ参考にしてくれたらええ。

つまり、ワシが言いたいのは、あんたの言う通り、就職のために読むというのは無駄やないということや。少なくとも、新聞を読まん者より、読んでいた方が有利やとは思う。

あんたも、その新聞を断る理由が他にないのやったら、契約時期の順延を勧める。

あんたが、他にも理由があり、万が一にも、その販売店が順延にも応じんというのであれば、解約を考えなしゃあないやろけどな。

『1.一月の購読金は約3000円です。違約金はその一月分として3000円程度なのでしょうか?』

ということやけど、違約金に関しての取り決めのようなものはこの業界には存在せん。あくまでも、当事者同士の話し合い次第や。

したがって、違約金が1ヶ月分なのかというのは、ワシにも分からん。各販売店の考え方次第で違う。ただ、販売店が望む一般的な解約違約金の額は、その営業経費を基準に考えることが多い。

ワシら拡張員に払う拡張料なんかがそうや。あんたの地域で言えば、6ヶ月契約なら1万円前後が業界の常識的な解約違約金の請求額になると思う。

せやからと言うて、その額をどうしても払わなあかんということでもない。あんたは「お金がないので解約したい」と正直に言うてるのやから、払える金額を提示して話し合うしかない。

例えば、あんたが3000円程度なら払えると言うのなら、それで販売店に交渉してみることや。良心的な販売店なら、それに応じることもある。

販売店にしても、新聞を無理に配達して金を払うて貰えんかったらどうしようもないということもあるしな。また、そうなる以前に、事前にそれを聞いて良かったと考える販売店もある。

販売店にとって、回収不能金というのは悩みのタネや。そういうのは、正直、あまり抱え込みたくはないと考えるからな。

『2.電話の応答相手は当然のことながら解約作業に消極的なようです、連絡を待つだけでなく一日置きくらいにこちらから電話するべきですか?』

これは、当面、待つ姿勢でええと思う。実際に購読するまでは半年ほどあるようやから、それほど、こちらが急ぐことはない。まず、1週間程度は待ってみることや。

ただ、中にはその連絡を受けてないととぼける販売店もあると聞くから、念のために連絡毎にその記録を残しておいた方がええと思う。

固定電話からなら、NTTに頼べば送信記録のコピーが貰える。あんたがその販売店に何月何日何時何分何秒に電話したかまでの記録が分かるから、その電話を受けてないとは言いにくい。

携帯電話なら、リダイヤル(送信)記録を残しておくことや。できれば、その際の会話のやりとりを録音しとけば完璧や。

もっとも、すぐ連絡を入れるように仕向けるのなら「これ以降は、こちらからは連絡はしませんし、そちらからこの件に関して連絡されないようでしたら、この契約はこちらの希望通り解除されたものと認識します」と、次回にでも通達すればええ。

さすがに、そう言えばすぐ来ると思う。それでも無視するようやったら、そのことも最終交渉のときに持ち出せばええ。「こちらが言ったことを無視されたということは、契約を解除されたものと認識しています」と。

『3.解約手続きは電話ではなく、直接自分で販売所に行くべきなのでしょうか?(相手の顔が見えると、どうも気が引けてしまうので、できれば電話で解決したいのです)』

これは、2.とも関連することやが、販売所から連絡がない限りは、出向く必要はない。

今回の場合は、公平に見て非はあんたの方にある。あんたが起こした事故云々は、相手の販売店にとってみれば関係のない話や。

契約の一方的な自己事由による解約の申し出は、ペナルティ、多くは解約違約金を支払っての話し合いによる解除となる。

あんたもそれは分かっとるからこそ、交渉したいと思っとるわけや。ただ、現在は金銭的な負担ができんという事実も確かや。

ただ「相手の顔が見えると、どうも気が引けてしまうので」という及び腰やったら、その交渉事は上手く行かんと思う。

こういう場合こそ、毅然とするべきや。確かに、この状況はあんたにとっては良うない。ピンチと言えるかも知れん。せやけど、ピンチというのはマイナス面ばかりやない。ピンチをしのげば、それが必ず自信につながるからな。

こういう場合は言い方は悪いかも知れんが、開き直ることや。ないもんはない。できんことはできんとな。

ワシは、こういうのは得意や。ワシの人生は開き直りの人生と言うてもええからな。もっとも、無理に真似することもないがな。真似して、ワシみたいになったらえらいこっちゃ。

「お金がないので解約したい」と言うたのであれば、それに付け加えて「このまま、契約を続行して新聞を購読しても新聞代の支払いができなくなるのは目に見えています。私としても、それでそちらに迷惑をおかけするのも心苦しいので解約させて下さい」というくらい言えばええと思う。

そのままの事実を言う方が、結果的にはええ。販売店もアホやないから、金にならんと思えば、その契約解除に応じるはずや。せめて、拡材くらい引き上げたいと考えるやろからな。

結論としては、冒頭で言うたように契約期間の順延を頼む方が、ベストやと思う。それが、できんようやったら、言うべきことを言うて、開き直ることやな。

どうするかは、あんた次第や。ただ、これだけは、言えるが、あまり深刻に考えたら損やで。人生、なるようにしかならんからな。


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