新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.201 解約の切り出し方について相談に乗ってください


投稿者 学生Aさん 投稿日時 2006.1.31 AM 1:21


 今日新聞を契約してしまいました。

 普段はドアを開けずに応対するのですが、ドア越しに路上駐車を注意され、隣人かと思ったのでドアを開けるとスキンヘッドで色黒の強面!めちゃめちゃ怒られたあげくに帰り際に「さっきは悪かった」と洗剤をくれ新聞契約の話になり契約してしまいました。今考えるとベタなのかな?ちなみに路上駐車は本当。これってテクニックですかね?
 
 怒鳴ったり、凄まれたりしたのは当然なんですが、二社扱っているらしく「○○新聞は利益が出ねぇんだよ。○○新聞にしてくれよ」と言われました。新聞社によって拡張員さんの報酬に差が出たりするものなんですか?またこういった一言って誘導してるみたいでどうなんでしょう?解約の理由の一つになるんでしょうか?
 
 また拡張員の後から社員のお姉さんが「契約におかしなところはなかったですか?ズルする人がいると困るので調べています」と確認に来ました。そのときは気が動転していたことと、今報告したら拡張員が怒鳴り込んでくるかもと思い言いませんでした。契約に加え「契約におかしなところはない」と第三者に証言してしまいました。解約できるでしょうか?

「ゲンさんの嘆き」のQ&Aを見てみて電話にて解約を頼んでみるつもりです。営業所によると思いますがどういった切り出し方が波風立てにくいでしょうか?教えてください。


回答者 ゲン


あんたの場合は、クーリング・オフによる解約を主張するだけでええのやないかと思う。これは、波風が立つという問題以前に、その理由すら告げる必要はない。気が変わったの一言でええ。

それで、文句を言われる筋合いはないわけや。クーリング・オフをしたことで文句や撤回を強要されたら、新聞社に通報すればええ。

さらに、その際、明らかな脅迫でもあれば、そのやりとりを録音するなりして、警察に通報してもええ。

クーリング・オフ直後にそれをしたらまずいというのは、新聞関係者なら誰でも知っとることやから、心配せんでもそういうのはないはずや。

そして、これが唯一、消費者に与えられた一方的契約解除の特権ということになる。

敢えて、その理由を探すのなら、支払いが厳しいから考え直したというのがええのやないかな。おそらく、学生さんであるあんたの主たる理由もそれやと思う。

言うとくけど、この期間を経過しての解約は、いろんな面でかなり厳しいというのを覚悟しとかなあかんで。相手側によほどの落ち度がない限り、簡単には解約はできんと思うてた方がええ。

クーリング・オフの期間は、契約日から8日間や。これは、原則、文書による通知以外には効力はない。これについては『NO.144 クーリング・オフについて教えて下さい』で詳しく説明しとるから、良う読んで貰うたら分かるはずや。

普通は、販売店に電話でその旨を伝えて解約の意志を伝えるようにアドバイスすることも多いが、あんたの場合は、それはどうかという気がする。

どんな理由があるにせよ、怒鳴り込んでから勧誘するというのは、常軌を逸しとる行為や。本人は、手口の一つやと思うてのことやろがな。

こういう拡張員を寄越す販売店というのは、問題がありそうやと思う。電話でクーリング・オフでの解約を伝えると、その拡張員か他の人間が翻意させるために再度来るかも知れん。

そこで、あんたがその説得に負けて「クーリング・オフはしません」とでも言えば、それで解約しづらくなるやろと思う。本当は、それでもクーリング・オフでの解約はできるんやけどな。

『路上駐車を注意され』ということやけど、これは、早急に止めて、どこかで駐車場を確保しといた方がええな。これは、単にマナー的なことだけやなしに、いろんな面で不利益になると思うからや。

因みに、今回、何で面識のないその拡張員に、あんたの車が路上駐車をしてて、しかも、そこに住んどるということを知られたのかということやが、それは、ほぼ間違いなく近所の人間からそう聞いたことやからと思う。

何ぼ、こまめな拡張員でも、路上駐車をしとる車を見つけて、その所有者を捜し出すということまではせんはずや。

管轄の陸運局まで行けば調べられるが、時間も手間も金もかかる。しかも、それが分かってもその持ち主が何者かまでは分からん。

万が一、どこかのヤクザ関係者なんかの車やったら、怒鳴り込んで行ってもヤブヘビやからな。普通の拡張員は、そんな無駄で面倒なことはせん。

このケースは、他で勧誘しているときにその情報を仕入れたと考える方が自然やと思う。その情報の出所は、あんたがそこに日頃から路上駐車をするのを知ってて、快く思うとらん人間からやと考えられる。

それで、迷惑をしとるのかも知れん。それを、その拡張員に何かの話のついでに愚痴っぽく言うたのやないかな。

さらに、あんたが学生らしいということまで知らされた。それで、この手を考えついた。そんなところやろと思う。

せやから、その根本の原因となっとる路上駐車をなくさんことには、今回、例え、クーリング・オフで解約できたとしても、また、同じような輩が来るおそれがある。

『ドア越しに路上駐車を注意され、隣人かと思ったのでドアを開け』と言われとるように、相手が拡張員かどうか分からんかったわけやから、これからも、そういう呼びかけを無視することもできんやろしな。

それに、駐車違反なんかで、警察に通報されんとも限らんわけや。悪いことは言わん。早急に駐車場を確保して、どこからも文句の言われんようにしとくことやな。

余談やが、このQ&Aの相談には、あんたと同じ学生さんからの相談が多い。拡張員から見れば、弱者に映る。西も東も分からん、世間知らずのぼんぼん。ちょっと、脅かせば言うことを聞くと思うとるわけや。

ワシは、こういう輩の話を聞くと腹が立つ。自分よりも弱いと思える人間を脅すことでしか営業ができんような奴はクズや。同じ、拡張員として恥ずかしいし、申し訳ないと思う。

同じやり方で、ヤクザのような人間にでも、新聞を無理矢理取らせるというのなら、まだ「なかなか根性あるやんけ」と思わんでもないが、こういう輩には、それはない。

相手を見てやないとそれができん。あんたの場合は、事前に学生さんやという情報を仕入れとったから、ああいう態度に出たわけや。

『これってテクニックですかね?』ということやけど、テクニックやと言えば確かに言える。但し、勘違いせんといてほしいが、営業テクニックという意味とは違うからな。

こういうのは、ワシらからすれば、稚拙すぎるが、そういうのに免疫のない人間にとっては、そこそこ効果があるようや。

最初に、怒鳴って噛みつき、相手の気勢を削ぎ、すかさず自前のスジ論に持っていって落とす。これは、ヤクザの世界では「ほうきに柄をつける」という交渉テクニックの一つということになる。

因みに「ほうきに柄」というのは、ネタのことや。今回で言えば、路上駐車しとることがそれに当たる。

あからさまな脅迫は罪になるが、この場合やと「単に注意しただけや」という逃げ道がある。脅迫にはなりにくいという計算や。微妙やがな。

この拡張員の目的は、あんたに新聞を取らせることや。せやけど、冷静に考えたら、路上駐車と新聞を購読することには、何の因果関係もないというのは分かるわな。

それをさも、そうせんとあんたが悪いという風に持っていく。または、そうすることで、路上駐車の件は回避できると思い込ませられる。

実際、あんたはどこかほっとした気分で契約に応じたはずやからな。これは、そういう種類のテクニックなわけや。

しかも、このケースは念が入っとる。

『また拡張員の後から社員のお姉さんが「契約におかしなところはなかったですか?ズルする人がいると困るので調べています」と確認に来ました』というのが、それや。

あんたは『社員のお姉さん』というのを、どういう捉え方されとるのか知らんが、これは、間違いなく同じ拡張員の仲間やで。

新聞社の社員というのが、現場で個人読者相手に、契約の内容に関して話をするということは考えられん。基本的に、新聞社は、新聞購読契約に関しては、一切関係がないという立場を貫いとるからな。

契約は、あくまでも、販売店と個人契約者間のものというスタンスや。せやから、それに関してどうかというようなことを聞くことはまずない。

しかも、すぐ後に来るやなんちゅうのは、何か下手なコントか芝居でも見てるようなもんやと思う。あまりにも臭すぎる。

ただ、新聞社との協力会社を、その社員の範疇やと考えとるのやったら、拡張団すべてが、その協力会社ということになる。その意味で言えば、拡張員も含め、すべてが社員なわけやけどな。

『契約に加え「契約におかしなところはない」と第三者に証言してしまいました。解約できるでしょうか?』というのも、心配することはない。

何度も言うが、クーリング・オフで解約する限りは、その理由すら言う必要はないんやからな。これは、水戸黄門の印籠並の効果がある。新聞販売店に限らず、すべての該当する業者が、これに異を唱えることは許されんのやからな。

これが、真面目な営業でのことなら、せめてその理由くらい教えてやってくれと言うかも知れんが、このケースは、それはええ。言えば、言うほどつけ込まれるだけや。

『二社扱っているらしく「○○新聞は利益が出ねぇんだよ。○○新聞にしてくれよ」と言われました。新聞社によって拡張員さんの報酬に差が出たりするものなんですか?』

これは、地域によっても違いがあるが、通常、全国紙の1紙と地方紙の組み合わせで勧誘に廻っとる所は、結構ある。

そして、全国紙の方が、地方紙よりも拡張の報酬がええのが一般的や。その差もそれぞれやから、何とも言えんが、ある地方紙やと3件分で全国紙1件分にしかならんという所もあると聞く。

拡張料というのは、新聞社というよりも、その所属拡張団の違いで差が出ることが多い。拡張団というのは、営業会社やから、会社により、それぞれの報酬システムがあると理解してくれたらええ。せやから、どこの新聞社がええということもないということや。

極希に、全国紙すべてを扱うとる拡張員がおるが、これは、もぐりで論外や。正規の拡張団は、新聞社1社との専属契約を結んどる。基本的に、それ以外の勧誘はせん。

全国紙とつきあいのある地方紙くらいが例外となる。それには、その地方紙が独自の販売ルートを持ってないというのもあるのやがな。

さらに、例外的に全国紙でも、N紙だけは、ほとんどの全国紙販売店で扱うとる。N紙も専属の販売店は持っとるのやが、その数が極端に少ないため、委託販売しとる地域が多いわけや。

基本的に拡張員にとっては、そのメインの新聞が一番、報酬がええということになる。せやから、当然のようにそれを客に勧めるということや。

『またこういった一言って誘導してるみたいでどうなんでしょう?解約の理由の一つになるんでしょうか?』

ということやが、誘導したということだけでは解約理由にはならん。営業員が、売り込みたい商品を重点的に勧めるのは自由で、良うある話さかいな。

客は、それで、納得すれば契約すればええし、嫌なら断ればええだけのことや。そこに、脅迫なんかの不法行為がなければ、何の問題もないと思う。

今回の相談の結論として、販売店に電話するのなら、してみて応じてくれそうでなかったら、文書でのクーリング・オフの通知をするというのでもええとは思う。

それをするのは、8日以内という制限があるけど、3,4日くらい経っての方がええのと違うかな。

電話での場合は、まず間違いなくその理由を聞かれると思うから「考え直した」と言うにしても、すぐはどうかという気もするからな。3,4日なら十分考え直せる期間や。

金がないというのも理由とすればええやろ。実際、今回のことで、あんたもどこかに駐車場を確保しとかなあかんようになると思うから、それにも、金がかかるやろからな。

万が一、その当の拡張員が来ても「あなたに指摘されたように、駐車場を探すのにも金が必要ですし、学生の身分では、とても新聞代までは無理ですよ」とでも言えば、スジは通る。

そして、クーリンク・オフでの解約をするのなら、本当に駐車場を確保せな、どこか、他の場所に停めるくらいでは解決できんと思う。

何でもそうやが、弱みを持つとろくなことはない。車を乗るのなら駐車場を確保するのは当たり前やからな。

せやから、今回は、まず駐車場の確保を急いで、それから、クーリンク・オフの手続きをするのがベターやと思う。それも、すべてを、8日以内という期限付きでな。


ご感想・ご意見・質問・相談・知りたい事等はこちら から


Q&A 目次へ                                 ホームへ