新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.239 契約していないのに新聞が投函されます


投稿者 タカハシ さん 投稿日時 2006.3.25 PM 3.04


ネットで検索していたらゲンさんのページにたどり着きました。そして私も一つ質問させて頂きたくメールさせて頂きました。下記質問についてコメントはして頂けますでしょうか。。。

質問:
私はアパートに住んでいます。新聞拡張員の方から勧誘も受けた事はありません。契約もしていません。しかし、先月から毎朝新聞が投函されています。

初めの2〜3日は新聞が来ているので観ていましたが、やはり私の今の生活に新聞は必要ないので、いりません。

集金の人が来たら、投函していた月分は払って、契約もしていないのだからもう投函しないで欲しいと言おうと思っています。しかし凄腕の拡張員が来たらなんだか、そう簡単に断れなさそうで心配です。。。

ゲンさんのページをみると、拡張員は契約までで、新聞を配達してからは、(契約に関する事以外は)販売店の範疇みたいに思えるのですが。無断で新聞入れておいて、後で「取ってるんだから契約しろ」と拡張員の人が来たりするのでしょうか。

それとも集金人の人が普通に集金に来るのでしょうか。拡張員の方がこんなにもの凄く苦労と努力されているのを知り、もし拡張員の人が来たら断れるのかどうか心配です。

以上です。取り合ってもらえますでしょうか f^^;


回答者 ゲン


勝手に入れとる新聞に対して、代金を支払う必要はまったくない。ただ、あまり長く放っとくのはまずいかも知れんがな。

できれば早めに、その新聞を入れとる販売店に「もう、勝手に新聞を入れないでください」とでも言うて連絡しとくことや。

販売店の所在や連絡先は、タウンページでもインターネットの検索サイトからでも分かると思う。

それでも、分かりにくかったら、新聞社の苦情受付センターにでもあんたの所の住所を言えば、その販売店に伝えてくれるはずや。

その際「いきなり勝手に新聞を投函されて迷惑してます。どこに言えばいいのか分からず、やっとここを見つけましたので……」と言えばええ。それで、1ヶ月経過したくらいの辻褄は合う。たいていは、それで、新聞の投函は止まるはずや。

これを早めにしとかんと、いつまでもそのままにしといたら、数ヶ月後に本当に新聞代の請求をしにくることも考えられる。新聞を読んでたやないかという既成事実ということでな。

実際、あまり長期やと、黙ってた側の落ち度を問われることになる。契約は認められんやろが、それまで投函されてた新聞代を払わなあかんことにもなりかねんからな。今なら、まだ1ヶ月程度やから、遅すぎるというほどでもないしな。

さらに言えば、アピールするのなら、投函が始まった直後がベストではあるがな。普通は、その時点で販売店に文句を言うもんや。

『しかし凄腕の拡張員が来たらなんだか、そう簡単に断れなさそうで心配です。。。』というのは、そういうケースで拡張員が来るのは考えにくいし『無断で新聞入れておいて、後で「取ってるんだから契約しろ」と拡張員の人が来たりするのでしょうか』というのも、可能性としたら低いと思う。

そういう人間が来るのなら、新聞の投函を始める前に来る。新聞を投函するにしても、まず勧誘してからそうする。

それも難しい客やと感じたら「兄ちゃん、しばらくタダでええさかい新聞入れとくから、良う考えたってや」と言う程度や。

最初から、それをしようとは思わんもんや。手間暇かけて拡張するような気長な拡張員は少ないからな。たいていの拡張員は、そんな悠長なことをしとったら、他の人間に契約を盗られると考える。

凄腕の拡張員ということなら、尚更、即決に持って行く。拡張員というのは、契約になるかならんか二者択一の考え方が普通や。手間暇かけなあかんのやったら、次のターゲットを探す。そういうもんや。

それをするとしたら、販売店の従業員の可能性が高い。それも、どちらかと言えば、営業の苦手な人間やと思う。これは、あわよくば、あんたに契約して貰えるという思いと、販売店に対しての体裁がある。今回のケースはその可能性が強い。

販売店の従業員も営業ノルマというのがある。毎日、坊主(契約ゼロ)というのは、店から何を言われるか分からんと思い込む。そこで、営業努力してますよという意味で「試読紙を入れさせて貰っているので交渉中」と店に報告する者がおる。

それやったら、客にそう言うたらええやないかと思うやろが、営業の苦手な者はそれすらできんわけや。因みにそういうケースは自然にその投函もなくなると考えられる。

ただ、最悪のケースとして、とんでもないことがすでに起きとるということも考えられる。

それは、あんたがその販売店とすでに契約済みということになっとる場合や。つまり、てんぷら(架空契約)で、勝手にあんたの名前を使われ、契約しとることになっとるから、新聞が投函されとるということも考えられるわけや。

その場合は、普通に集金に来る。その集金時期も、その架空契約書の内容による。例えば、1年契約で3ヶ月サービスやったとしたら、集金に来るのは4ヶ月後ということになる。

もちろん、あんたは契約しとらんのやから、何も怖れることはない。契約しとると契約書を持って来られても、筆跡が違うと突っぱねたらええだけのことやからな。

それに、そういう契約書を偽造する行為は、刑法第159条に私文書偽造等に当たる刑法犯や。この罪は、やってる人間が考える以上に重い。三カ月以上五年以下の懲役に処するという規定があるからな。

せやから、そのとき、無理強いするような相手やったら、そう言うてやればええ。たいていは大人しく引き下がるはずや。どこへ出ても負けるわけがないからな。もっとも、てんぷらやて分かった段階で、たいていの販売店は大人しく引き下がるやろけどな。

ただ、なるべく、それを早めに知るためにも、販売店を探して、新聞の投函を止めさせるようにアピールすることが先決や。

それで、ほぼ解決するはずやしな。あまり、不確かなことまで詮索してもしゃあないから、この辺にしとく。これ以上、何かあるようやったら、遠慮はいらんから、また、相談してくれたらええ。


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