新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.252 新聞が配達されていないのに請求が来て困っています
投稿者 ちびめさん 投稿日時 2006.5. 7 PM 5:27
相談させてください。
ある新聞社と契約していたのですが、他の新聞社とダブっていまったので、契約期間をずらしてほしいと販売店に伝えたところ、それなら契約を半年延ばせといわれました。
そしてその新聞社からの配達はストップしていたのですが、三ヶ月すぎたらまた新聞が届けられるようになりました。 こちらでは販売店へは配達してほしいとは言っていません。
そしてそのストップしていた三ヶ月分の新聞代を払えと集金にくるのです。私は親と同居していて今までの話は全部親から聞いた話なのですが、集金に来た時は私一人で、上記の話は知らなかったのですが、何故届いてもいない新聞の集金がくるのだろう?と疑問に思い「親がいないのでわかりません」と断りました。
その後「新聞代(三ヶ月分)がたまっています。集金担当のアルバイトが会えず困っています。」という書置きがありました。私の父は販売店の態度にとても憤慨していて先日新聞社本社へクレームをいれたくらいです。
一刻も早くこの問題を解決したいのですが、我が家としてはどのような対応をしたらいいのでしょうか?是非アドバイスをお願いいたします。
回答者 ゲン
話を聞く限り、無茶苦茶な販売店やな。これは、たちが悪いというレベルを通り越しとる。今時、こんな販売店があるというのは信じられんな。
当然やが、こんな新聞代は払う必要はない。それどころか、場合によったら、その販売店との契約そのものを解除するのも可能やと思う。
こういう輩の対処方法はいくらでもある。
一つは、すでに『先日新聞社本社へクレームをいれたくらいです』ということでええと思う。但し、新聞社にクレームを言うときは、販売店の不法行為を重点的に指摘するようにした方がええ。
「お宅では、販売店の方に、配達もしてない新聞代を請求するように指導しているのですか。こんなことが許されると思っているのですか」という具合やな。
新聞社の対応がどうなるかは、その担当者にもよるから何とも言えんが、これをうやむやに済ますことはないやろと思う。少なくとも、新聞社から、その販売店に連絡が行くはずや。
それが、かなわんと考える販売店なら、あんたの所へは何も言うて来んと思う。それで終わりや。
『ある新聞社と契約していたのですが、他の新聞社とダブっていまったので、契約期間をずらしてほしいと販売店に伝えたところ、それなら契約を半年延ばせといわれました』と、言われたとき、あんの側ではそれに納得して、その契約書の書き換えをしたのかな。
それができていて、今回のようなことをその販売店がしたのであれば、予定外の配達ということになるから、完全に契約不履行ということになり、その契約を無条件で解除できると考えられる。契約期間外の配達は契約違反やからな。
それができてないというのであれば、契約は以前のままということになる。しかし、それはそれで、その販売店は契約不履行をしとる可能性がある。
『その新聞社からの配達はストップしていたのです』というのがそれや。しかも、話を聞く限りは3ヶ月も止まっていたという。
勝手にその販売店が止めてたというのなら尚さらや。新聞の一時停止というのは、あんたの側からの依頼がなかったら、販売店独断では絶対にしたらあかんことになっとる。契約上できんわけや。
その間、新聞を入れとらんということだけで、その販売店は、契約書を楯にすらできん状態になっとると考えられる。
というのは、新聞購読契約においては、購読者はその期間、配達された新聞の代金を支払う義務があるが、販売店も契約期間内は間違いなく配達するという義務を負う。
したがって、新聞が投函されてなかったということは、その義務を果たしてないということやから自ら契約不履行をしたことになる。
せやから、今回のケースは、以前の契約書のままであろうと、その時点で書き換えをしていようと、いずれにしても、販売店側の契約不履行を問えるということになる。
つまり「そちらの契約不履行により、本契約を解除しますので、新聞の投函はやめてください。投函されても、新聞代の支払いには応じかねます」と言えるわけや。
しかし『ストップしていた三ヶ月分の新聞代を払えと集金にくるのです』というような、販売店は概して揉めてもかまわんという姿勢の所が多いと思われる。こんなことを言うて揉めん方がおかしいからな。
是か非でも新聞代は取るし、以後の新聞代も貰うという強硬な態度に出ると予想される。こういう輩は、ええとか悪いとかの考えが頭にない。強気で言うたら押さえ込めるもんやと思うとる。
完全にヤクザに共通する思考やが、こういうのは怖がることは何もない。当然のように、こういう輩は、ごり押しででも、あんたらにそれを認めさせようとする。
そこで、脅迫的な言動があれば、脅迫罪が成立する。何か録音できるものを用意しといてその販売店からの来訪を待てば、簡単に墓穴を掘る言動をするものと思われる。
玄関口に「そちらの新聞とは契約解除を通告します。以後、新聞を入れても一切、支払いには応じません」とでも、張り紙をしとけば、すぐ来るやろうと思う。
もしくは、あんたとお父さんとで、その販売店に録音機をしのばせて掛け合いに行き、契約解除を通告する。その際にも脅迫するような言動があれば、それを録音しとくことや。
それらに、行きすぎた内容があると思えば、最寄りの警察署に相談に行けばええ。その警察署にもよるが、最近は、こういう販売店の目に余る不法行為、横暴に対して逮捕者が続出しとるということがあるから、力を入れてくれる場合もある。
警察に相談に行くときは、その証拠となる録音テープもやが『その後「新聞代(三ヶ月分)がたまっています。集金担当のアルバイトが会えず困っています。」という書置きがありました』というその書き置きも、その状況を説明する証拠になる。
これは、配達されてない新聞代を請求しとるという立派な証拠になるからな。
また、相手の販売店に掛け合いに行くときに、地域の顔役さん、例えば町内会長さん当たりに同行を依頼するというのも手や。
地域の有力者に弱い販売店もいとるさかいにな。そういうのとトラブルになれば、拙いというのはたいていの販売店が思うとることや。販売店は、その地域で仕事しとるのやからな。
こういう手合いには毅然とした対応をすれば、負けることはまずないと思う。
但し、そこまでして揉めるのが嫌というのであれば、その販売店の言う通りにするしかないやろがな。
どうするかは、あんたらが判断するしかない。
この手のトラブルは流動的な側面があるから、相手の出方次第で困ることがあれば、いつでも遠慮なく、また、相談してくれたらええ。こういう無法な手合いに対しての対処ならいくらでもあるさかいにな。