新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.275 更新・解約について
投稿者 T.E さん 学生 投稿日時 2006.7. 5 PM 8:07
重複した内容の質問もあるかもしれませんが、学生でよく分からないので質問させていただきます。
私は3月の終わり頃に某新聞を4月1日からの配達で3ヶ月契約しました。それは6月いっぱいで投函がなくなるものだと思ってましたが、7月になっても毎朝投函があります。
これは契約が勝手に延長されているということなのでしょうか?就職活動やらで忙しいので、できれば解約したいのですが。
あと、販売所の住所が分からないのですが、受領証に載っている住所でいいのしょうか?そして、解約方法は販売所へ解約の旨を伝える手紙みたいなものでもいいのでしょうか?
以上の質問にお答えくだされば幸いです。よろしくお願いします。
回答者 ゲン
『7月になっても毎朝投函があります』ということで、考えられることは二つある。
一つは、単に配達員に契約切れの連絡が届いてなかったか、配達ミスをしとるかやと思う。もう一つは、販売店の判断で、自動継続契約として入れとるという可能性や。
いずれにしても、その販売店に問い合わせれば、はっきりすると思う。前者であれば、問題は連絡と同時に解決つくが、後者やと一悶着あるかも知れんが、これもそれほど心配することはない。
その場合、その販売店は「お客様から解約の意志がなかったので、自動的に継続契約とさせて頂きました」と言うはずや。
販売店の根拠として、月初めの3日間、新聞を配達することで、客からの新聞を継続するかどうかの確認がそれで出来るというのがある。
つまり、契約が切れて新聞が入っていた場合、嫌ならすぐ断りの連絡を入れてくるはずやから、それがないということは、その自動継続契約を承認したという理屈や。
これは、新聞公正取引協議会の『新聞業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約』の第4条の2項にその文言がある。
しかし、これは、あくまでも販売店側の理屈であって、これに拘束されることはない。そもそも、それが自動継続であっても、契約書のない契約は、それが嫌ならいつでも解除できることになっとる。
自動継続契約というのは、双方が認めた場合のみ有効なものや。それを理由に拘束することはできん。
『できれば解約したいのですが』と言うのも、契約書があるわけやないから、嫌なら、その販売店に連絡したとき「断る」と言えば終いや。
『あと、販売所の住所が分からないのですが、受領証に載っている住所でいいのしょうか?そして、解約方法は販売所へ解約の旨を伝える手紙みたいなものでもいいのでしょうか?』
というのは、住所より、その受領証及び契約書には電話番号があるはずやから、そこに電話して確かめたらええ。ただ、あんたの休みや仕事の勤務時間の都合で、電話連絡が出来んような場合はハガキに販売店の住所を書いて、あんたの意志を伝えるのも方法や。
「貴社との新聞購読契約は、平成18年6月30日をもって終了していますので、現在、間違って新聞を投函されておられるようですが、当方に契約を延長する意志がありませんので、以後の投函はお断り致します」
という文面でええと思う。これには差し出し日を記入しとくことや。また、念のため、そのハガキを投函する前に、コピーしとくことも忘れずにな。
これは、滅多にないと思うが、そんなハガキは受け取ってないというて、その後も強制的に新聞を投函して、集金に来るということも考えられんでもないからな。
もっとも、それを無視して、新聞の投函を続けるようやったら、玄関口に「契約は終了していますから新聞は入れないでください。入れても新聞代の支払いには応じません」とでも、張り紙をしとけば、それで終わる可能性が高い。最初から、これでもええがな。
しかし、そこの販売店は、まったく、契約の延長についての話はせんかったのかな。遅くとも最後の新聞の集金日くらいには、それを頼みに来るのが普通やけどな。
たいていの新聞販売店は、契約書というものを重視する。それが、なかったら何の強制力もないのは良う承知しとるはずや。
そのために、ワシらのような契約のプロフェッショナルがおる。契約書が必要なかったら、ワシら拡張員もとっくにお払い箱になっとるさかいな。
まだ、月始めやから、この時点で断れば、それほど問題はないと思うが、あまり長いこと放置しとると、自動継続契約の解除はできても、それまで入ってた新聞の代金くらいは払わなあかんことになるかも知れんから、気をつけとくことや。
黙っとるというのは、それを認めたと判断されることが本当にあるからな。
断るポイントは「契約が終了しとる」「自動契約は認めてない」「自動契約はいつでも解除できる」「勝手に新聞を入れても金は払わん」でええと思う。
それで、ほとんど解決つくと思うけど、何かわけの分からんことを言うて来るようやったら、また相談してくれたらええ。