新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.278 新聞社はまったく関係のない問題なのでしょうか


投稿者 HSさん 関西在住 投稿日時 2006.7.18 PM 2:36


勧誘とは違うのですが、新聞店絡みの問題がありご指導下さい。

私は、2F建てのアパートに住んでおります。2Fに住んで居るのですが、1Fに配達員(店舗社員)が住んでおります。2DKの部屋に、2名の20代男性で時に3人の場合もあるようです。

問題なのですが、
@ 配達用バイクを無造作に通路に止めるので邪魔。(邪魔にならない用に配慮があれば、仕方がないと思うのですが)

A 建屋通路にペットボトル・空き缶をほったらかしに捨てる。割れたガラスドリンク瓶も有り。(通常考えられない)

B ドアをバタンバタンと閉め、プレハブなので揺れさえ感じます。

以前に通路が通れなく、その場にいたので、のけろと言ったところ逆切れされ、10分ほど絡まれた挙句突き倒されたので、警察に通報しようと携帯を出したところ、取られ自宅に避難、110番し傷害致傷で警察に受理された事が有り、即日、店長と本人が謝罪に現れたので、謝罪もあり反省しているという事で穏便にと告訴を下げた経緯があります。

1年ほど経過した現在、いまだに迷惑とは何かとの認識が無く、上の行為が続き困っております。

新聞社に連絡しても、解決できず、当人は何もわかっておりません。

こういった場合、新聞社のどの部署と話せば、問題の解決が出来るでしょうか。寮のような状態ですが、新聞社はまったく関係のない問題なのでしょうか。


回答者 ゲン


『新聞社はまったく関係のない問題なのでしょうか』ということやけど、残念ながら販売店の従業員の管理ということなら、新聞社は関係ないと言うしかない。組織上は、そういう立場になる。

したがって『新聞社のどの部署と話せば、問題の解決が出来るでしょうか』というのも、ないはずや。少なくとも、ワシは知らん。

新聞社と販売店は一体という考え方の人が多い。あんたも、それがあるからこういう相談をされて来られたのやろと思う。

販売店はそれだけで、独立した企業や。個人経営の所もあれば、有限会社、株式会社などの会社組織の所といろいろある。

新聞社と販売店は、業務委託契約書を取り交わした業者同士ということになる。言えば、新聞社にとって、販売店員というのは、他社の従業員ということになるわけや。法律上も、それに対して干渉はできんことになっとる。

ただ、そうは言うても迷惑行為も度がすぎれば、注意の対象になる場合がある。しかし、それは、新聞販売店ならではの迷惑行為に限られるということになると思う。

例えば、販売店の騒音問題なんかがそうや。『NO.137 近所の販売店での騒音で困っています』や『NO.195 販売店の騒音に悩まされます』さらに当メルマガ『第92回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんのトラブル解決法 Part 3  騒音トラブル』などのケースは、相談者、当事者もすべて新聞社に苦情を言うとる。

新聞社も「注意します」との返事はしたそうやが、ほとんどで改善はされなんだという。すべてで効果はなかったという報告や。

もっとも、相談者の多くが、一度の苦情で効果がなかったから、あきらめたというのもあるけどな。新聞社も、再度の苦情がなければ、販売店に注意したことで解決したと考えやすいからな。

それからすると、あんたのケースは、新聞販売店特有の迷惑行為とは言えんと思う。世間でありがちな隣人トラブルの一つや。

普通、こういう住民同士のトラブルは、そのアパートの大家に持ち込むのが一般的や。もしくは、そこを管理しとる業者のいずれかやな。

あんたの指摘する@ABの迷惑行為は、そこの管理者にその処理を任せるしかないと思う。また、その管理者以外の人間が注意するのはトラブルになる畏れが大や。

以前の揉め事というのが、正しくそれやないのかな。あんたは我慢できずに思わず文句を言うたのやろが、言われた方は「何でお前に言われなあかんねん」となりやすいわけや。

あんたは日頃から我慢をし、腹に据えかねた結果「のけろ」と言うたのやと思うが、言われた方は、いきなりなわけや。

こういう場合、多くは事の善悪よりも、その場の言葉のやりとりで喧嘩に発展しやすい。俗にいう売り言葉に買い言葉というやつや。

腹が立って喧嘩したいのなら別やが、本当にその行為を止めさせたかったら「申し訳ないけど……して貰えませんか」と下手に出る方が効果的やと思う。

「何で下手に出なあかんねん」と思われるかも知れんが、これは交渉術の初歩の一つやというくらいに割り切って考えといた方がええ。高圧的な物言いよりも、相手が大人しくそれに従う確率は高いはずや。

その販売店の従業員を擁護するわけやないが、人は自分の行いが他人に迷惑をかけているということに気付かん場合が往々にしてあるもんや。

例えば、あんたは2階に住んどられるということやが、階下の住民にとっては、上の階の物音が気になり迷惑やと感じることも少なくないということがままある。足音一つでも気になる者は気になるさかいな。

普通は、それがあっても、よほどでないと、すぐ怒鳴り込むということはあまりない。しかし、それが続けば、階下の人間にとって我慢の限界ということになり「ええかげんにしろ」と文句を言う場合もある。

あんたは、こう、いきなり言われたらどう思うやろか。悪いなと考える反面「何やその言い方は、もっと他に言い方はないのんか」と思わんやろか。ワシなら思う。

つまり、直接的な文句はトラブルになる危険性が大やということや。特に、集合住宅のように大勢の集まっている所では、よけいにそうなりやすい。

これを注意されたのが、そこの管理者からなら、そうはならん。あんたの苦情がもっともなことやと思うたら、その管理者もきつく注意するはずや。それやと、その人間も素直に聞くしかないと思う。

それで、揉めてその注意を無視したら退去を言い渡される畏れもあるからな。そこを、販売店が寮として借りとるのなら、管理者は、当然のようにそちらにも苦情を言うはずや。それで、たいていは収まる。

せやから、今回のケースは、新聞社に苦情を持っていくよりも、まず、そこの管理者に言うべきやな。それが、筋道やと思う。また、その方が解決も早いはずや。

『新聞社に連絡しても、解決できず、当人は何もわかっておりません』ということやが、新聞社の相談係りも、そういう苦情を持ち込まれて困ったのやないかな。

はっきり言うて他企業である従業員の住居トラブルまで、新聞社は責任はとれんと思う。それでも言うのなら、販売店にでも言うてくれということになる。もっとも、担当者によれば「注意しておきます」と言う場合もあるかも知れんがな。

あんたは、以前のトラブルで告訴まで取り下げたのにという気持ちが、どこかにあるのかも知れんが、相手の謝罪で納得して済んだことなら、それは抜きに考えとかなあかん。

それを引きずっとると、ややこしくなるだけやと思う。一般論やが、こういう集合住宅に住んどると必ず無神経な人間の一人や二人はおるもんや。

それが、たまたま新聞販売店の人間やったということで、ここに相談されたのやと思うが、申し訳ないが、ワシには、そのアパートの管理者に言うてくれとしか言いようがないということや。この件に関して言えば、新聞社は関係ないやろと言うしかない。

最後に一言、その迷惑行為は、新聞販売店の人間やからそうするというのやなく、あくまでもその人間の程度の問題やというのは言うとく。

例えば、その人間が販売店を辞めたとしても、そういう性情はすぐは直らんもんやし、また、販売店に勤める以前からも、そういう行動パターンを持ち合わせとる者やと思うからな。

もっとも、そんなことくらいは分かっておられるやろけどな。


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