新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.280 どうしても気持ち的にスッキリしません


投稿者 morimori さん 投稿日時 2006.7.24 AM 3:20


はじめまして。どうしても気持ち的にスッキリしない事があってメールいたしました。

私は先月、新聞を契約してしてしまいました。その内容としては「新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A」で相談していらしたNO.39NO.80の方と似ています。

「引越して確実に住んでいない」ということを前提に来年4月から半年の契約を結びました。

私は、ついその勧誘の方の「お金は払わなくていい。引っ越すときは黙っていっても大丈夫。こちらで転居ということで処理しとくから。」という言葉を真に受けてしまいました。

そんな感じで、忙しかったこともありクーリングオフもせず、その期間も過ぎてしまいました。

でもその後、「これってお店をだましていることになるんじゃないんだろうか」とか、色々とすごく不安になってしまいました。

契約の期間を繰り上げてもらって、契約した分の新聞をきちんと取ろうかとも考えました。でも、今日販売店に思い切って解約したいと電話をしてみたんです。

「来年4月から新聞の契約をしていたんだけれど、引っ越すことが決まったので新聞を取ることができません。」

そしたらあっさりと、解約がOKされてしまいました。

その日のうちに契約時にもらった景品も拡張員の人でなくて従業員の方が取りにきてくれ、私が持っていた契約書の控えにも、契約解除したことと、その人の署名を書いてくれました。

解約できたのは、ほっとしたのですがなんだかスッキリできないんです。

まず、引っ越すことは確実なのですが、私が実際に引っ越すまでには半年以上あります。だから、お店の人に「引っ越すっていうから解約したのにまだ引越ししていないのはどういうことだ?嘘ついたんじゃないか?」とかいわれてしまうような気がしてしまうのです。

直前に連絡するより、なるべく早い方がいいと思って連絡したつもりですが・・・。

また、電話をしたときに「引越しが決まった」といいましたが、これは契約したときに既に自分では分かっていたことです。なのに、あたかも契約後に引越しが決まったようにお店の人に言ってしまいました。これっていけないことですよね。

そもそも、こんな勧誘員の言葉を信じ、軽々しく考えていた自分に落ち度があると思います。きちんと断るべきだったと思います。

その場で断れなかったとしても、早々にクーリーングオフするべきだったとも今更ながら思います。

また、今回こういう不当な契約に応じてしまったことと、やはりこういう契約はいけないと思い販売店に解約を申し出ましたが、その理由が契約後に引越しが決まった様に話してしまったこと。

どちらも嘘をついた感じで心に引っかかっています。また、解約後でもトラブルにならないか心配です。

お忙しいとは思いますが一言お返事いただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。


回答者 ゲン


結論から言うと、あんたは良う分かっておられるから、それで十分や。その販売店も快く解約に応じとるようやから、これはこれで一件落着ということでええと思うよ。

『私は、ついその勧誘の方の「お金は払わなくていい。引っ越すときは黙っていっても大丈夫。こちらで転居ということで処理しとくから。」という言葉を真に受けてしまいました』

ということやが、それにしても、こういうケースが後を絶たんのやな。口先の上手い勧誘員にかかれば、あんたのような生真面目な人を丸め込むのは造作もなかったやろなと思う。

生真面目な人というのは、その場では、相手の言うことを聞こうと努力するわけや。また、聞かんと悪いと思い込む。

そういう人やと勧誘員に見透かされたら、簡単にそのペースに乗せられるやろと思う。後で考えたら、何であんな言葉を信用したんやろと思うやろけど、その場でそうさせんのが、そういう連中の勧誘トークであり、手管なわけや。

おそらく、普段聞き慣れんようなお世辞も混じり、気分も良くされた上で、それなりに納得できる話を聞かされとるはずや。

しかも、そのことで、誰も困らずすべての関係者が得をして丸く収まると言われると、それを素直に信じ込む。それが、生真面目な人の特徴なわけや。

こういうのを「丸い客」というのやが、新聞勧誘に限らず多くの営業員は、あんたのような人を探しとるから、これからも気を付けた方がええと思う。

『そしたらあっさりと、解約がOKされてしまいました』というのは、当然と言える。引っ越しを理由にされると、販売店としては認めるしかない。ほとんどの販売店が、そうや。

『その日のうちに契約時にもらった景品も拡張員の人でなくて従業員の方が取りにきてくれ、私が持っていた契約書の控えにも、契約解除したことと、その人の署名を書いてくれました』

それで、完璧や。何も言うことはない。

『まず、引っ越すことは確実なのですが、私が実際に引っ越すまでには半年以上あります。だから、お店の人に「引っ越すっていうから解約したのにまだ引越ししていないのはどういうことだ?嘘ついたんじゃないか?」とかいわれてしまうような気がしてしまうのです』

その心配はせんでもええ。一度、そういう手続きを問題なく、また『契約書の控えにも、契約解除したことと、その人の署名を書いてくれました』というような、良心的な所は、後から、いちゃもんをつけるようなことを言うてくることはまずないと考えてええ。

いちゃもんをつけるような所なら、その解約のときにでも、いつ引っ越しするのかとか、引っ越しするまで取ってくれとか、ということを、その場でしつこく言うはずやからな。

『また、電話をしたときに「引越しが決まった」といいましたが、これは契約したときに既に自分では分かっていたことです。なのに、あたかも契約後に引越しが決まったようにお店の人に言ってしまいました。これっていけないことですよね』

これも、そのことが分かっとれば、それでええと思う。悪いことやと自覚しとるのならそれ以上、何も言うことはない。

あんたが、そう反省したときにすでに、この件でのことは終わっとると思う。次からは、そういう甘い誘いには絶対乗らんやろしな。それに、その販売店にしても、それを知らせて貰うことで、喜んどるか、助かったと考える場合もある。

中には、何も言わずそのまま引っ越して、それっきりという客もいとるからな。それから比べたら販売店にしても御の字やと思う。

『嘘をついた感じで心に引っかかっています。また、解約後でもトラブルにならないか心配です』

これも、あんたの反省心が強いから、そういう気持ちに囚われるのやろと思う。何度も言うが、もう気にする必要はない。

また、敢えて、あれは実はこうでしたと、その販売店に告げる必要もない。また、そう告げられても、その販売店は困るはずや。

そういう販売店やったら、まず、その勧誘員を特定してその真偽を正そうとするやろと思う。実際、悪いのはええ加減なことを言うたその勧誘員やと販売店も考えるやろな。

せやから、あんたを責めても始まらんということになる。下手にそれをしても、行き着くところは、そんな勧誘員を使うた販売店が悪いとなるだけのことやからな。

あんたが、それを言い出さん限り、解約後のトラブルなんかあるはずがない。そして、それは言わん方が懸命やと思う。穏便に済んどるものを、わざわざひっくり返すこともないやろ。

冒頭でも言うたように、あんたは良う分かっておられるから、それで十分やと思う。


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