新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.285 こんな愚か者に意見をお願いします!
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投稿者 まるまんさん 投稿日時 2006.8. 3 PM 5:55


こんにちは。
新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&Aの NO.280 さんに似ているのですが、心配なのでゲンさんの意見を聞かせて欲しくて相談させていただきました。

もう一ヶ月も前の話になるのですが、初めは「1年間新聞取ってくれませんか〜!?」と言う勧誘をされました。

その時は「新聞読む時間がないのでいいです。」と断ったのですがそしたら「じゃあさー、来年取ってよ!!来年どーせ引っ越してていないでしょ!?」と言われました。

その時意味がわからなかったので「どうゆう意味ですか!?」と聞いたところ「来年勝手に引っ越していいよ!!そしたら引越ししたって事で対処しとくから。」とか言ってました。

最初は良くわからなかったし、面倒だったので拒んでたのですが、しつこく強引に言ってきたのでつい契約してしまいました。この時に気づくべきでしたが、ちょうどテスト中でそっちまで頭が回らなくてそのまま放置してしまいました。

最近思ったのですが、来年勝手に引越しした場合、その契約した分の新聞は誰が受け取って誰が払うのか疑問になりました。新聞屋はいつ誰が引越したなんてわからないだろうし、もし次の人が入っていたらその人に迷惑をかけることになるし・・・。

しかも、さっきゲンさんのHPを見たところその人は明らかに拡張員だ!!と思いました。なのでその新聞屋にも迷惑かけたくないし、後で厄介な事にもなりたくないので理由を言って解約しようかと思っています。

実際に来年の頭(2〜4月)に今のアパートの契約が切れるので引っ越そうと思っていました。

あとその時、商品券をもらったのですが買い物に行って手持ちが無い時に使ってしまいました。こんな場合は現金で返したほうがいいのでしょうか!?それとも新しく買って返すべきでしょうか!?

こんな愚か者に意見をお願いします!!


回答者 ゲン


こういう勧誘をする人間は昔からおったけど、未だに引っかかる人が後を絶たんな。

これには、あんたのように、言うてる意味が良う分からんということもあるようや。これを言い出す勧誘員も、そのことを曖昧にし「損はしませんよ」ということだけを強調するから、よけい分かりにくい説明になるのやと思う。

まさか「一緒にその販売店をだまそうや」とはストレートには言えんやろからな。

そして、聞く方も「新聞を取らなくてもいい」「損はしない」「商品券などのサービス品がタダで貰える」というキーワードだけが頭に残る。

加えて、拡張員と販売店の関係について詳しく知ってなかったら、それが拡張員からの誘いの言葉であっても、販売店自ら言うてることやと勘違いする。「新聞屋さんが、そう言うてるから、それでいいか」となるわけや。

無理もない面もあるとは思う。しかし、それを放置して、実際に販売店に黙って引っ越しをすれば、下手すると、詐欺罪にすら問われかねんことになる。

結果として、その拡張員と共謀して、その販売店から金品をだまし取るということになるからな。この場合は、あんたはその商品券を、その拡張員は拡張料を、それぞれ、その販売店から巻き上げとることになるわけや。

それを知らんかったでは罪を逃れることはできん。情状酌量の余地があるだけや。罪の重い軽いがあるだけで無罪とはならんからな。それが、法律や。

それでも、あんたのように、それに気付く人はまだ、救いがあると思う。それを未然に防ぐことができるからな。

『来年勝手に引越しした場合、その契約した分の新聞は誰が受け取って誰が払うのか疑問になりました』

ということやが、その新聞は誰も受けとらんし、誰もその新聞代を払う者はおらん。その販売店が泣くことになるだけや。つまり、この勧誘員は「空売り」を持ちかけたということになる。

『もし次の人が入っていたらその人に迷惑をかけることになるし』というのも、当初は身に覚えのない新聞が届くということで、多少は迷惑と言えばそうなるかも知れんが、次の入居者もそのアピールをするやろうから結果的には関係ない。

当たり前やが、その次に入った人間が、そんなもの納得するはずがない。当然のように文句を言う。法律的にも、その次の人は契約者とは違うわけやから、取る必要もないわな。

また、販売店も違う人間にそれを強要するようなことをすることはないから、この場合も、同じく泣くのは販売店だけやとなる。

『後で厄介な事にもなりたくないので理由を言って解約しようかと思っています』と、言うておられるのなら、それでええと思う。

『もう一ヶ月も前の話になる』ということやから、クーリング・オフの期間は過ぎとるということで、それはできん。

後、この業界で、ほぼ無条件に契約解除ができるのは「急な引っ越し」と「契約者の死亡」だけや。それ以外は、条件的に難しい。

せやから、今回はその「急な引っ越し」を強調して、その販売店に言えば、まず問題なく認めるやろと思う。

ここで問題なのは「急な」ということを強調することや。契約前から分かっていたと言うのは拙い。「それなら、最初からだますつもりやったのか」と言う販売店もおらんとは限らんからな。

NO.280 どうしても気持ち的にスッキリしません』の相談者も「来年4月から新聞の契約をしていたんだけれど、引っ越すことが決まったので新聞を取ることができません」と言うたら、あっさりと解約がOKされたと言うておられたからな。

ただ、そう言うことに抵抗を感じておられたようやが、そのことが分かっていれば、それで十分やと思うと伝えた。無理に正直に言うて揉める必要はないと助言もした。

確かに『その新聞屋にも迷惑かけたくない』という、あんたの気持ちは良く分かるが、突き詰めれば、そういう、ええ加減な拡張員を寄越したのは、その販売店なわけや。

それで、拡張料なんかの損害があったとしても、その販売店にも責任の一端はあると思うがな。少なくとも、あんたがそこまで考える必要はない。

以前、ある相談者から、このことは、その拡張員が知っていることやからバレないかという似たような質問があったが、それはないと答えた。

あんたが、もし、今回のことを正直に言うたとしても、その拡張員はその話の内容を間違いなく否定する。それを認めたら、その拡張員はそこでは仕事できんし、所属の団すら馘首になりかねんからな。

その拡張員は「このことは販売店には内緒にしてくれ」と言うてるはずや。せやから、その拡張員自ら墓穴を掘るような真似は絶対にせんやろと思う。

反対に、あんたが正直に言うたことでも「それは、客の作り話や」と言うて逃げる畏れがある。下手したら、あんただけが悪者にされかねんことになる。

それに、あんたは、そのことに気付いて、貰った物は返すという気持ちになっとるのやから、それでええと思うよ。次からは、こういうことも慎重に対処するようになるやろうしな。

『あとその時、商品券をもらったのですが買い物に行って手持ちが無い時に使ってしまいました。こんな場合は現金で返したほうがいいのでしょうか!?それとも新しく買って返すべきでしょうか!?』

ということやが、商品券の場合は、勝手に買うて渡しても、販売店事にその銘柄が決まっとると思うから、その販売店に聞いてからやないと「それはうちで扱うとるものと違う」と言うて拒否されかねんということがある。。

商品券を使うたことは、正直に言うて、どちらで返すかは、その販売店に聞いた方が無難やないかな。基本的には同じ商品券を返すべきやとは思うがな。

販売店に伝える時期やが、事、ここに至っては、実際に引っ越しする前までやったら、いつ言うても一緒や。その商品券か現金を用意する都合もあるやろうから、それはあんたの判断次第でええと思う。


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