新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.311 新聞勧誘の警告チラシについて質問があります


投稿者 D.Nさん 投稿日時 2006.10. 3 AM 7:49


おはようございます。質問が二つあります。

まずは新聞勧誘の警告チラシについて質問があります。

私はA紙を取っていたころ、”本日Y紙の勧誘が来ます。お気をつけくださいといった”チラシがたまに折り込まれていました。チラシを用意するのだってそれなりに準備がいると思います。

いったいいつごろどういった経路で情報が漏れ、どのようなタイミングでこういった対策がなされているのでしょうか?

次の質問は個人的なことです。私の部屋には専従の方はよくきますが、拡張員の方は滅多に来ません。拡材重視のため、年二回、三ヶ月契約で一年の半分ほど購読しているような感覚です。

部屋も安アパートですし、学園都市で販売競争が無いような地域とも思えません。拡張員があまり来ない部屋とはどんな特徴があるのでしょうか?
 
特に一つ目の質問は一般人にはよくわかりません。ご回答よろしくお願いします。


回答者 ゲン


『本日Y紙の勧誘が来ます。お気をつけくださいといった』ということやが、これは全国的にも特殊なケースやと思う。どこの地域にもあるという内容やない。

名指しでそんなチラシがあるというのは、あまり聞いたことがないからな。少なくとも、ワシらの方ではない。

せやけど、こんなことをするのは思慮の足らん販売店やと言うしかないな。

こういうのは、あっても『違法な勧誘にお気をつけください』という程度のものや。これなら、名指ししとるわけやないから、それほど問題はないと思う。

それを、今日、Y紙の勧誘が来るから、気をつけろと、チラシで広報するというのは常軌を逸しとると思う。これは、ある意味、営業妨害に相当することや。

勧誘というのは、営業会社の正当な営業業務や。違法なことでも何でもない。

もっとも、この販売店にとっては客を取られるから困った問題なのやろうがな。それにしても、こんなチラシを配布して、下手したら墓穴を掘ることになる畏れも十分考えられるのに、あまりにも馬鹿げた行為やと言うしかない。

当然、その逆もあるわけやからな。つまり、自分の所の勧誘員も、その相手の客に勧誘に行く場合もあるということや。この行為は、それをも否定しとることになる。結果は、自分で自分の首を絞めることになるわけや。

Y紙の勧誘が、よほどえげつないとでも言いたいのやろうが、ワシから言わせれば、この販売店の方こそ、その良識を疑われてしかるべきやと思う。自らを棚に上げて、相手を悪しざまに攻撃する輩は、ろくなもんやない。

あまりにも、低俗すぎる。こんなものを見て「おおそうか。気ぃつけなあかんな」と思う人は少ないと信じたい。購読客をあまり甘く見ん方がええ。

まあ、そんなことは、あんたには関係のないことやわな。

あんたにとっての関心事は『いったいいつごろどういった経路で情報が漏れ、どのようなタイミングでこういった対策がなされているのでしょうか?』ということのようやから、それに答えることにする。

とは言うても、これは、その販売店特有の情報網、あるいは事情があってのことやから、確かなことはワシでは分からん。ただ、推測ができるだけや。

情報漏れの理由はいくつか考えられる。

ワシら拡張員は営業のため販売店に入店する日は、前月の末くらいまでには、今月の予定として日程が決まる。それは、当然、各販売店にも知らされる。

Y紙の拡張団の日程は、Y紙の販売店にという具合や。せやから、Y紙の販売店の従業員ならその情報はすぐ分かる。そこから漏れることが考えられる。

こんなチラシを刷って配布するくらいやから、この辺りの販売店同士はかなり熾烈な争いを繰り広げとると想像できる。仲が悪いと考えるのが普通や。

相手を切り崩す手段で良くあるのが、その相手の従業員を抱き込むという方法や。これが一番てっ取り早い。

金銭で引き込むということもあるやろうし、将来を約束するということもあるかも知れん。要するに「協力してくれたら、うちでええ条件で雇うで」という具合やな。

こういう仲の悪い近所の販売店同士では、従業員の引き抜き行為というのは、それほど珍しいことでもないからな。

また、それとは関係なしに、Y紙 の従業員が独自に意図して流すということも考えられる。

Y紙の拡張員が入られると困ると考えるY紙 の従業員もおる。一般的に拡張員の方がカード(契約)は良う上げる。従業員も勧誘せなあかんわけやから、拡張員が入られるとその分、客が少なくなるわけや。

その情報を流すことで、そのY紙の拡張員の仕事をしにくくすれば、自分らに有利になるのやないかという発想やな。

それには、自店に入店する拡張員を嫌うとるということもあるかも知れん。拡張員とそこの従業員が仲が悪いというのは、良く見かけられることやさかいな。

拡張員は、従業員を勧誘の素人やとバカにし、従業員は拡張員を胡散臭い人間として敬遠するという構図は良くあることや。

拡張員同士の横のつながりからの情報漏れも考えられる。

ただ、これは、当然やが、当日そこに入店する拡張員からはない。そんなことをすれば、自分で自分の首を絞めるだけやからな。

それをするのは、当日、そこに入らん拡張員や。拡張団も皆がまとまりのある仲のええ会社とか集団ばかりというわけやない。中では結構いがみ合うとることが多いのが普通や。

また、班ごとに成績も競わせとるというシステムが普通やから、他班の成績が落ち込むのを願う者も中にはおる。その人間が、他団の拡張員とつながりがあれば、そこから漏れるというケースも考えられるということや。

また、そういうこととは、まったく関係なく、そのチラシを入れた販売店の自作自演の線もあるのやないかと思う。

どういうことかと言うと、こういうチラシの真実性というのは、誰にも分からんからや。

本当にそのY紙の勧誘が来たと、誰が証明できるかということになる。普通に考えて「確かに私の所にY紙の勧誘が来た」と、わざわざ言う客がおるやろかということや。

また、おっても、それは他の誰にも分からんことや。そういうことなら、そこの拡張員が勧誘に廻るという事実はどうでもええということになる。

そのチラシを配布することで、その他紙の拡張員に対する嫌悪感を客に抱かせることができれば成功とでも考えとるのやないかな。

せやから『チラシを用意するのだってそれなりに準備がいると思います』というのも、それほど意味のないものということになる。

事前に入店日が分かっとる場合とか自作自演というのならな。そんな準備はいつでもできる。

普通『本日Y紙の勧誘が来ます』というチラシを入れとって、本当にそこの拡張員が入店してたら、タダでは済まんのと違うやろか。ちょっとした、トラブルになると思う。

もし、万が一、ワシらの方でこれをやられたら、そこに掛け合いに行くやろと思う。「これは、立派な営業妨害と違うのか」と言うてな。

それくらいのことは、その販売店も考えるはずやけどな。揉めて喧嘩も辞さずということなのやろうか。もっとも、自作自演のでたらめやったら、文句を言われてもかわせるかも知れんがな。

何度も言うが本当のところは、その販売店の人間しか知らんことやと思う。聞いても言わんやろうがな。

しかし、いずれにしても、そんなことを続けとるといつか墓穴を掘るような気はするけどな。

『部屋も安アパートですし、学園都市で販売競争が無いような地域とも思えません。拡張員があまり来ない部屋とはどんな特徴があるのでしょうか?』

部屋の特徴はあまり関係ない。関係あるのは、そこの住民の質や。

あんたの所は、おそらく、各販売店から拡禁(拡張禁止)区域に指定されとるのやろうと思う。つまり、その地域では拡張員の勧誘が禁止されとるということや。

一般的に拡張禁止というのは、金払いが悪いとかドラブルを起こしたという人間が多いのやが、逆に簡単な客も拡禁となることがある。

拡張員と比べ比較的営業力の落ちる販売店の従業員でも、十分にカード(契約)が上がると目される所は拡禁扱いになることが多い。簡単な客に、高い拡張料は払いたくないということや。

もっとも、これは地域の販売店がすべてでやってなかったら、あまり意味のないことでもあるがな。

こんなところやな。また、何かあったらいつでも遠慮なく質問してくれたらええ。


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