から新聞勧誘・拡張問題なんでもＱ＆Ａ
NO.328 他に新聞を取る営業所が無い為、困っています
投稿者 はなちゃん 投稿日時 2006.10.27 PM 8:45
私は昨年引越しをし、Ａ市に住んでおりますが、Ｂ市の販売所で申し込むこととなり、１２ヶ月購買しました。
もともと、山奥の地に開発で多数の住宅が出来たため（Ａ市でありながら）配達は以前は山だったＢ市が担当してるようです。
しかも！道を挟んで隣側はＡ市販売所の配達。私たちの住宅は目の前の住宅でありながらＢ市の営業所が担当しており、そこでお願いして来ていたのですが・・求人と店舗等の広告があまりにも遠くの情報なので、役にたちませんでした。
しかも、郡や町に都内のチラシや求人情報が沢山入るのですが、Ａ市のチラシや求人はごく僅か!!!（県をもまたいだはるか遠くまでが宅配エリアらしく・・・求人などは事実上通勤不可能エリアだし。安売りしていても1時間以上もかけて２・３の町や市を超えて買い物には行きません！！
当初からＢ市の営業所に相談しましたが、「昔から決まってるし、競合はないからサービスは一切無いよ！うちは強気だから・・？広告が欲しければ各企業・店舗等に直に掛け合ってお願いしてくれば？」と訳の分からない事を言われていました。。
なので今月で契約は終了となり更新しませんでした！、他に新聞を取る営業所が無い為（大手を全部扱っているそうです！）正直、ニュースはもちろんですがその地域地域にあった情報が欲しいので困っています。
Ａ市の営業所にも相談しましたが、やはり配達は不可能との事。ならば、取りに伺う（出来るか分かりませんがー）事でもしたいくらいです。
回答者 ゲン
結論から言うと、あんたには本当に気の毒やと思うが、現在の新聞宅配制度のもとでは仕方がないということになる。
この現状は、あんた自身で打破せなしゃあない。その方法は、後で言うが、あんたも納得できんことが多いやろと思うから、なんであかんのかということを先に説明する。
新聞販売店には、宅配エリアというものが決められていて、これは、ほぼ厳格に守られている。例えばＡ新聞の販売店同士やと、その境界を超えて営業したり配達したりすることは絶対に許されてないわけや。
そして、そのエリアの決め方には、一定の範囲とか市町村などといった区分けというものとは一切関係ない。その新聞社、地域、各販売店の事情次第で大きく異なるのが普通や。
せやから『道を挟んで隣側はＡ市販売所の配達。私たちの住宅は目の前の住宅でありながらＢ市の営業所が担当』というのが、この業界では何の違和感もなく普通に行われとることなんや。
しかも、あんたの所は、合配店というて、ほぼすべての新聞を扱うとるから、他の新聞販売店に変更するめに新聞の銘柄を変えることすらできん。
加えて『競合はないからサービスは一切無いよ！うちは強気だから』と言うように、この合配店の配達エリアに住まれとる方は、他の地域のようなサービスがないのが普通や。
そして、総じて傲慢でもある。ワシの知る限り、謙虚な合配店というのは少ない。まあ、そうなるのも無理はないのやがな。
一般的に、この業界は新聞社と販売店の間には大きな力の差がある。販売店は新聞社の意向には、まず逆らえんもんや。
しかし、この合配店だけは別格や。新聞社もこの合配店には頭が上がらん。
新聞社は、普通、専属販売店には「売らさせてやる」という姿勢やが、この合配店に限っては「どうか売ってください」という態度になる。合配店に委託しとるというのは、その販売網がないということやから、そうならざるを得んわけや。傲慢にもなるわな。
せやから、あんたのようにその地域に居住する人は、この合配店に対して不満があれば、新聞を購読するか止めるかの二者択一しかできんということになる。
あんたにとっては、まったくもって理不尽この上ないことやとは思うが、その宅配制度がある限りは、その合配店の言う通りにしかならんということや。
あるいは、どこかの新聞社が、その合配店に販売委託するのを止め、新たにその地域で販売店でも作るということにでもなれば状況は変わるかも知れんけど、それは不確かなことやからすぐには期待できんわな。
ただ、そういう合配店の地域に住む人からは、悪いことばかりでもないという意見も寄せられとる。
例えば「引っ越しする以前の地域では、頻繁に来る新聞の勧誘に悩まされてましたが、こちらに来てからそれが一切なく静かなものです」という意見がそれや。
より良いサービスを受けるには、勧誘員の多い地域がええやろし、サービスよりも静けさを望むならこの合配地域がええということになる。
どちらがええか、人それぞれやと思う。但し、どちらも購読者に選択の余地がないのは確かやけどな。
まさか、引っ越しするのに、そこまで調べて尚かつそれを判断材料にするというのは少ないやろからな。
『取りに伺う（出来るか分かりませんがー）事でもしたいくらいです』というのは、選択肢の一つではある。
この販売店に直接、新聞を取りに行くという客もいとる。理由は、その新聞が読みたいのやが、その販売店と揉めたからとか、仕事に出るのが朝早く、配達を待ってられんから、その通勤途中の販売店で購入するという具合に、いろいろや。
通常、販売店はどこでも不配対策のために、数部から数十部程度は、折り込みチラシ入りの予備紙を常に用意しとる。それを売ってくれと言えば、たいていは売ってくれるはずや。
ただ、あんたの場合は、希望のＡ市販売所に買いに行く場合は、その事情は知られん方がええやろと思う。万が一、その合配店がその事実を知ったら横やりを入れんとも限らんからな。
そうなると、そのＡ市販売所もあんたに新聞を売れんようになるかも知れん。もちろん、直接買いに来る客に売ったらあかんということやない。
ただ、その合配店が新聞社を通じて圧力をそのＡ市販売所にかけんとも限らんから、結果としてそうなる可能性があるということや。
もっとも、そのＡ市販売所が内緒にして融通を利かせるような所なら大丈夫やろうがな。
ただ、無難に買いに行くのなら「仕事が朝早いので配達は待てないから」とでも言うとくことや。因みに、買いに行くのは、その販売店の事情にもよるが、午前７時頃までに行った方がええと思う。
あまり遅いと、新聞そのものはあるが、肝心のチラシは抜かれとるということもある。普通、販売店では残紙として結束する場合、チラシは抜いとるからな。もっとも、詳しくはその販売店で確かめとくことや。
ただ、それが毎朝ということになると、そのＡ市販売所までの距離にもよるが面倒やわな。
本来は、拡張員のワシがこんなことを言うべきやないのかも知れんが、Ａ市のチラシや求人情報が知りたいのやったら他の手段があると思うのやがな。
例えばＡ市の行きたいスーパーのチラシが欲しいとする。その場合、インターネットでもその折り込みチラシを見ることができる店も最近では増えてきとる。
『電子チラシサイト オリコミーオ』というのが有名や。そこに、希望の店が掲載されとったら、販売店に入るチラシと全く同じもをネット上で見ることは可能や。
就職情報もネットで地域を限定して調べれば、そこそこ見つかるのないかとは思う。「就職情報」のキーワードで検索すれば、かなりヒットするはずや。
それでも、販売店のチラシの方が見る方が簡単で手間もいらんからええのやけど、あんたの現状では、今のところそれは無理なようやから、それらの方法で情報を入手するくらいしかないのと違うかな。
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