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NO.388 新聞の契約に関して悩んでいます


投稿者 Y さん 東京都在住 大学生  投稿日時 2007.4. 4 AM 1:27 


はじめまして。新聞の契約に関して悩んでいます。

現在の住まいには今年の1月から住んでいます。1月の末に「あいさつに来ました〜」と言われてドアを開けたのが始まりでした。

「ビール券10枚、映画の券10枚をあげる。近くの金券ショップはうちと契約していて、持っていけば必ずお金に交換できる。全部交換すれば新聞代はただになるから、3ヶ月間契約してくれ」と言われ、損にならないのなら。。と思い2月〜4月の3ヶ月間契約しました。

ビール券などは後で送ると言われました。しかし、1ヶ月経ってもビール券と映画の券は送られてきませんでした。販売店に5回ほど電話で問い合わせ、催促しました。それでも来なかったので、本社に問い合わせました。

そしたらようやく持って来ました。一安心です。早速その券を指定された金券ショップに行って買い取ってもらおうとすると、ビール券は買い取れるが、映画の招待券は換金できないと言われました。

私はすぐに販売店に電話しました。「換金できると言われて契約したのに、換金できなかった。契約違反でないのか?」と。

すると、
・直接契約した担当者はもう辞めてしまった。
・映画の券を渡すのが遅れて申し訳なかったが、催促したときにお客さんは『換金できる』とは一言も言ってない。
との主張でした。

でも私は担当者と契約したわけではなく、貴社と契約したわけだから契約は守っていただきたい。といいました。お金に交換できないのは契約違反だと。

すると相手は、映画の券10枚を3000円で買い取ると申し出てきました。私は思わず、「安いですね。」と言ったら「馬鹿野郎!」と電話越しに怒鳴られました。

「今家にいるのか?いつ家にいる?顔見に行くからいるときに連絡してこい!」と言われました。

怖くなって「すいません、もう結構です」と繰り返しました。しかし、相手は聞く耳を持たず、後日連絡するということで電話を切りました。

すると、その2日後に電話がかかってきて「今日はいるか?」と聞かれました。集金もあったので「います」と答えました。

すると電話で怒鳴られた人と同じ声の人が来て「やっと顔を見れた」と言っていました。

販売店側の主張は「我々もあなたの担当者に騙されている」というものでした。そこで、「映画の券は3000円で買い取ってやる。その代わり、割引するから8月まで契約しろ」と言われました。

私は、お金もないし読まないので無理ですと言いました。しかし、「これ以上ごちゃごちゃ言うと全部パァにするぞ?」と言われ、なんだか怖くなって「はい」と言いました。

しかし、口約束で終わりました。今私が持っている契約書は、2〜4月までのものだけです。

この場合はクーリング・オフできるでしょうか?8月まで契約して、それ以降、絶対に契約しない方法は何かあるでしょうか?

教えてください。よろしくお願いします。


回答者 ゲン


『この場合はクーリング・オフできるでしょうか?』ということやけど、聞く限りの話やと無理やな。クーリング・オフをするには、契約日から8日間以内に文書での通達と決められとる。

『8月まで契約しろ』と、その販売店の人間に言われとのことやが、契約書が交わされてないのなら、クーリング・オフをしようにも、どうにもならん。契約になってないのやからな。

「契約しろ」「はい」という口約束は、ケースにより個人間では契約として有効とされる場合もあるが、業者と個人間の間では、一方が「知らない」と主張すれば、その証拠がない限り契約として認められることはない。

せやから、法律上は『今私が持っている契約書は、2〜4月までのものだけです』という分だけが有効となる。

ただ、その販売店の人間が、なぜ「契約しろ」と言うたのにも関わらず、その場で契約せんかったかということが、ワシには良う分からんがな。

単純に考えたら、その場に契約書を持ってなかったということくらいやろから、いずれすぐ来るのやないかな。それとも、あんたの返事待ちとでも考えとるのかも知れんな。

あんたの場合、現在の契約も契約解除できる可能性はあるが、それは現実的とは言えん。

2〜4月までの契約ということなら、今月がその最終月の4月ということになる。つまり、今月1ヶ月だけ辛抱したら終いや。それで、すべて終わる。

契約解除を主張すれば、貰うたビール券と映画の無料鑑賞券は返さなあかんことになる。

これは、契約解除に伴う、原状回復義務のためや。中途の契約解除は、その契約が行われる以前の状態に戻す必要があるとされとるからな。それに従えば、その契約として貰うたものは返す義務が生じるということや。

今更、貰うたビール券と映画の無料鑑賞券を返してまで、解約するのは、よけいに出費がかさむし、バカらしいやろ。

後の口約束のことなら、契約書を交わしてないのやから、放っておいても差し支えない。

5月に入って、新聞が投函されていたら「契約してないので入れないでください。入れても新聞代は払いませんよ」と言うても通用する。

後で、その販売店の人間が、契約書を持って来ても、嫌ならそれ以降の契約は断ればええ。口約束したやないかと言われても、考え直したと言えば終いや。強制することはできんさかいな。

もしくは、それまでに、あんたの方から「あれから、良く考え直したのですが、8月までの契約は必要ありません。映画の鑑賞券もそのままでいいです」と電話を入れて、正式に断るかやな。

そう言うて、また、暴言を浴びせられるのが怖いということなら、電話をするときや直接会う場合は、その会話を録音するようにしとけばええと思う。

保証はできんけど、その販売店の人間は、あんたに手を出すほどのバカやないはずや。

『映画の券を渡すのが遅れて申し訳なかった』と一応、謝罪しとるくらいやから、それほど常識のない人間やないやろうからな。

それに、そんなことをすれば、暴力事件としてニュースにもなりかねんし、店も潰れる危惧すらある。いくら何でも、そこまでするとは考えにくい。

ただ、同じように暴言は、吐くかも知れん。そのためにも、録音はしといた方がええということや。

その程度によれば、警察なり新聞社なりに証拠として示せるから、結果としてあんたには有利に働くはずやと思う。

つまり、そうすることが『それ以降、絶対に契約しない方法は何かあるでしょうか?』という質問の答えにもなるということや。あんたの身を守る友好な方法になるという意味でな。

それでも、一度、口にしたことは守りたいということであれば、8月まで契約するのは自由や。止めはせん。

ただ、その場合『映画の券は3000円で買い取ってやる。その代わり、割引するから8月まで契約しろ』と言うたというのであれば、その具体的な割引金額を聞いて、それで納得してから、正規に契約書を交わすようにすることやというのは言うとく。

その販売店の人間が、そのために再訪してきたら、そうすればええ。もし、そのまま、やったら、念のために電話で確かめとくことや。

その場合も、言うまでもないやろうが、すべての会話を録音しとくことや。信用できん相手とかトラブルが予想される場合は、そうしといて損はないと思うさかいな。

いずれにしても、どうするかは良う考えて決めたらええ。


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