新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.394 折り込みチラシに関する質問です


投稿者 D.Nさん 関東在住  投稿日時 2007.4.13 PM 4:07


前回NO.378では新聞制度に対する不満をぶつけるような形になってしまいすいませんでした。お答えありがとうございました。

今回は折り込みチラシ不配に関する相談です。

まず経緯を説明すると、近場に○○電機の支店が開店するということで、日曜日に、「次の木曜日、折り込みチラシを入れます」のでご覧くださいというチラシがありました。

その後、木曜日になっても、チラシが入ってないではありませんか。入れ忘れと思って宅配所に抗議(とチラシの要求)の電話を入れると、その店舗では公称4400部で、今回チラシが3900部しか届かなかったため、全てに入れることができなかったとのことです。

詳しく聞いてみると他の大手も公称部数より1割程度減らしたチラシしかいつも届かないとのことです。

思い切って聞いてみたのですが、発注もとで押紙が一割以上あると見込んで意図的に発注を減らしているのかと聞いてみると、景気の悪い時はもっと少なかったので、その可能性もあるが単なるコストカットではないかとのことです。

ここで質問は3点です。

1.私は多額のサービスをうけたため要求しませんでしたが、正価で新聞を読んでるような契約者の場合、全ての折込チラシを入れるように要求することは可能でしょうか?

2.それを調べる方法があるというわけではありませんが、もし広告本位で新聞を取るなら、押紙の多い他紙宅配所から新聞をとるべきということでしょうか?

3.このようにチラシの発行を1割かそれ以上減らして発注することは、最近の全国的な慣行なのでしょうか?それともこの地域の特殊現象なのでしょうか?

もしゲンサンが話したような広告トラブルが全国で頻発したなら、発注元もこういった方法で自衛策をとるかもしれません。

読者にとって折り込みチラシが入ることは当然のサービスの一環と考えがちですが、実際
には契約書に折り込みチラシを不足なく入れるとは書いてませんし、法的に主張することも多分不可能でしょう。

しかし、ある大手の通販会社などは、○日に全国の全国紙にチラシを入れるとテレビで公言したりしているので、チラシの1割減らしを常習していれば、私のように抗議が頻繁に届くと思います。

なにより折り込みチラシが減ってることさえしらない読者が大半だと思います。興味本位が中心で、具体的に何が改善できるというわけではないですが、この辺どうなっているか興味を持つ方もいるのではないでしょうか?

なお今回の件は、店長の私物のチラシを持ってきてくれたので、実害は無し(強いて言えば電話代のみ)でした。

あと店長からは、○○電機側に強く抗議してほしいと、やたら言われました。これも彼の遠回しの広告獲得営業活動なんでしょうか?(笑)

それではよろしくお願いします。


回答者 ゲン


『1.私は多額のサービスをうけたため要求しませんでしたが、正価で新聞を読んでるような契約者の場合、全ての折込チラシを入れるように要求することは可能でしょうか?』

その要求をするのは別に構わん。「他にチラシが入っとるのに、何でうちにはないねん」というのは、正当な言い分やと思う。

ただ、そのチラシの絶対数が少なければ、そうしようにも無理やわな。その場合は、今回、その販売店が言うたように「チラシ業者が少なく持ち込みをしたからや」という言い訳をして謝るしかないやろうと思う。

その販売店が「4400部ないと購読者すべてにチラシの配布を無理や」と言うにも関わらず、今回のように3900部しか納入せん業者も珍しいことでもない。

『詳しく聞いてみると他の大手も公称部数より1割程度減らしたチラシしかいつも届かないとのことです』ということなら、その販売店には、それが慣習化されとることになる。

理由は『発注もとで押紙が一割以上あると見込んで意図的に発注を減らしているのかと聞いてみると、景気の悪い時はもっと少なかったので、その可能性もあるが単なるコストカットではないかとのことです』と、その販売店の言うとおりのことが現実にあるのかも知れん。

しかし、業者が折り込みチラシを入れる地域の指定をするというケースもある。この場合も、少ない部数の折り込みチラシしか、その販売店には持ち込まれん。

これは、それをしていた当人が言うのやから間違いない。その当人とは、ワシのことや。

ワシは、この拡張員を始める前は、大阪で小さな住宅リフォームの会社を経営してた。そのとき、その広告を打つため、数店舗の新聞販売店に折り込みチラシの依頼をしていたことがある。

言うとおりの部数を全販売店に入れていたら相当な量になる。その折り込みチラシ代金もやが、その製造コストの方がもっと経費がかかる。バカにならんわけや。

ワシらのような零細企業は、その度に多額の費用はかけられん。そこで、この地域限定というのをする。

これなら、一店舗当たりその分だけのチラシで済む。しかも、それを全店舗に依頼すれば、狙いの地域すべての家にその折り込みチラシが入ることになる。

営業戦略上、都合がええわけや。それを大手が採用していたとしても不思議やないと思う。

例えば、その○○電気にしても、定期的に一部の地域を順番に外して配ってくれと言うのも、ある得るということや。これなら、実際に持ち込みのチラシが少なくとも、いずれは、すべての家に行き渡ると考えられるからな。

もし、そうしてたというのであれば、ワシの場合と同じく、チラシ代の節約というより、折り込みチラシの製造コストそのものを押さえる意味合いの方が強いと思う。

さらに、業者は、新聞販売店をランク付けしとるというのもある。そのランクは、シェアの多い新聞から、Aランク、Bランク、Cランク、それ以下と続く。

これについては、たいていの企業にその考え方がある。新聞社を一律の横並びで考えとるような企業は少ないはずや。

シェアの多いAランクには、重点的にその折り込みチラシを回す。順次、Bランク、Cランクと続く。企業の常識としては、コストカットするのなら、そのランクの下位からということになる。

これが分かれば、その地域の新聞社、あるいは販売店によってチラシの量に違いが出るというのは理解できると思う。ケースとしては、これが一番多いやろうな。

企業は、間違いなく、シェアの多い新聞販売店から順にその折り込みチラシの配分を考える。

せやから、1割程度カットされた折り込みチラシが、恒常的に入り続けとるというのであれば、あんたが購読しとる販売店は、企業からは、そういう見方をされとる可能性もあるということになる。

少なくとも、Aランクの評価やないと思う。もっとも、その企業の戦略が、そうやと言うのならその限りやないかも知れんがな。あくまでも、一般的に言えばということやさかいな。

『2.それを調べる方法があるというわけではありませんが、もし広告本位で新聞を取るなら、押紙の多い他紙宅配所から新聞をとるべきということでしょうか?』

これの答えは、もう分かったと思うが、折り込みチラシが多く入っとる可能性があるのは、その地域でNO.1のシェアを誇る販売店や。

折り込みチラシが確実にほしいのなら、その販売店から取ることや。これなら、素人さんでも大体見当がつくと思う。

それに『押紙の多い他紙宅配所』というのは、よほどでないと外部から調べるのは難しいと思うから、現実的やないしな。

『3.このようにチラシの発行を1割かそれ以上減らして発注することは、最近の全国的な慣行なのでしょうか?それともこの地域の特殊現象なのでしょうか?』

これは、そういうことがあったとしても、あくまでもその地域だけの現象やないやろうか。他であっても少ないと思う。そういう報告も少ないしな。

これは、古紙回収業者に聞いた方が早いと思う。テツというワシの昔からの友人にその古紙回収業をしとる男がおるからそいつに尋ねてみた。

すると、販売店の引き取りの際に持ち帰るチラシの残紙量には、それほどの変化はないという返事やった。

大型販売店では、昔からそれが多く。小さな販売店では少ない。ただ、バブル以降、チラシの量というか種類が減少しとるのは確かなようやがな。それでも、ここ数年は大した変化はないということや。

あんたの言うとおりなら、古紙回収業者にはそのチラシの残紙はないということになるが、現実には、未だにそれはあるということや。

『もしゲンサンが話したような広告トラブルが全国で頻発したなら、発注元もこういった方法で自衛策をとるかもしれません』というのは、サイトの『新聞勧誘・拡張ショート・ショート・短編集 第5話 新聞奨学生マタやんの憂鬱』でトラブった事件を見られて言うておられるのやろうと思う。

他で、チラシの残紙に関してのトラブルで触れとるものはないと思うからな。この話の中でも言うてるが、一般の業者がそれと気づくのは、よほどのことなわけや。

このケースは、話に出てくる販売店が、迂闊すぎたために発覚した希な事件やさかいな。

その部分の抜粋をする。


そのチラシを裸同然に積み込むというのは拙い。チラシを依頼した業者に見られることも考えとかんとあかん。

普通、そんな余りのチラシは残紙の新聞紙に包んで、包装機で結束する。こうしとけば、残紙を積み込むだけのように見えるから、こんな不細工なことにならんで済む。


ということや。たいていの販売店では、その程度の防衛はしとるから、その証拠つかむのは難しいはずや。

押し紙や積み紙による残紙が販売店に存在するというのを一般企業で考慮するとしても、それは風聞による予測にすぎん。1割と決めつけた数字というのは、根拠のない憶測というしかないからな。

もっとも、新聞関係者には、それがあるのは常識やが、外部に証拠として漏れることは、ほとんどないと思う。

実際、このQ&Aにも、未だにそれでトラブルになったという事案や相談はないさかいな。

『読者にとって折り込みチラシが入ることは当然のサービスの一環と考えがちですが、実際には契約書に折り込みチラシを不足なく入れるとは書いてませんし、法的に主張することも多分不可能でしょう』というのも、そのとおりや。

新聞の購読契約はあくまでも本紙のみの配達を意味するもので、チラシは関係ないからな。ただ、勧誘員が契約時にそれを言うて、その契約書にも希にそう書いてある場合もある。

ただ、それにしても『折り込みチラシを不足なく入れる』ということの真偽は、一般読者では分かりにくいと思う。たいていは、その販売店を信用するしかない。

『しかし、ある大手の通販会社などは、○日に全国の全国紙にチラシを入れるとテレビで公言したりしているので、チラシの1割減らしを常習していれば、私のように抗議が頻繁に届くと思います』

これについては、そのテレビ放送をした地域全域の当該新聞社の販売店には、過不足なくチラシが配布されとるはずや。チラシの1割減らしというのは考え辛い。

1割減らしを常習しとるのは、あくまでもその企業の事情なわけで、すべてがそうやとは限らんさかいな。

テレビで公言していて、実際に入ってなかったら信用問題にも関わる。実際、それで抗議が殺到したら、ちょっとしたニュースネタにもなりかねんことにもなる。

それに、先にも言うたが、企業にとって、折り込みチラシ代というのは、その印刷コストからすれば大した負担やない。

例え、それが押し紙、積み紙で部数超過になっていたとしても知れてると考えとるはずや。

これも、テツから聞いた話やが、そういう企業から、実際にチラシ用に印刷した折り込みチラシの未出荷分を引き取って処分することもあるそうや。半端な量やないという。

俄には信じがたいかも知れんが、数トンにも及ぶこともザラやという話や。もちろん、何でそんなことになるのかは伺い知れんことやけどな。

それだけコストをかけて印刷しとるものを処分するくらいなら、新聞の折り込みチラシに入れる方がええというのは、素人でも分かると思う。

それに、そういう広告を打つ企業は、当然やが、それにかかる広告費のすべては、最初からその商品の価格に織り込み済みやさかいな。その計算がなかったら、そういう広告は打てんと思う。

これについても、このQ&Aには今までのところ苦情らしきものも届いてないしな。

『日曜日に、次の木曜日に折り込みチラシを入れますのでご覧くださいというチラシがきました』『その後、木曜になっても、チラシが入ってないではありません』という、あんたの苦情が、その第1号や。

ただ、それについては、その販売店の主張が正しいとした場合、今までのワシの説明では符号せんことになるがな。ワシには理解できんことや。

あんたの質問にはなかったが、『なお今回の件は、店長の私物のチラシを持ってきてくれた』というのは変やないかと、ハカセから疑問を投げかけられた。

本当に、その販売店の言うとおりやとしたら、ざっと500部の新聞には、その折り込みチラシが入ってないということになる。

あんたが、その販売店に苦情を入れたのは、配達後で他の新聞もすべて配達が終了していた時間帯やったはずや。

普通、チラシが足らん場合は、そのチラシは入れきってしまうから、残ってないと考えるのが自然や。

それを『店長の私物のチラシを持ってきてくれた』というのは、あまりに都合がええのやないかと。客には、それがない新聞を配り、自分にはそれが入っている新聞を持っとるということになる。

それが、どうにも釈然とせんから、その販売店の言うことは信用できるのかという疑問や。

これについては、簡単に説明できる。

通常、販売店では、不配などがあって、アルバイトなどの配達員に連絡が取れん場合、従業員が、すぐそれをその家に持って行かなあかんということが起きる。

そのための予備紙を折り込みチラシ入りのものでストックするのが、一般的や。それに、そのチラシが入っていたということやろうと思う。

ワシからすれば『店長の私物のチラシ』というのは、どうも嘘の部分も含まれとるのやないかと考えるがな。客のあんたに向けて、ちょっと、ええ格好したかったからそう言うたのやないかと。

もっとも、「そうや」と言われたら、「そうでっか」と言うしかないがな。

ただ、その販売店の真偽を知りたければ、その店長が言うとおり『○○電機側に強く抗議』すれば、ある程度、それが見えてくるかも知れん。

「誠に申し訳ありませんでした」とその○○電機が言えば、その販売店の言うとおりやろうし、「そんなことはありませんよ」と言うのなら、その販売店の言も怪しくなる。

どちらを信じるかは、あんた次第や。いずれの場合も、その真偽についての証拠というのはないからな。言う言葉を信じるしかない。

まあ、状況的に『○○電機側に強く抗議してほしいと、やたら言われました』というのは、あんたの言うとおり『遠回しの広告獲得営業活動』ということになるやろうから、その販売店の言うてることの方が正しい可能性は高そうや。

もし、そうなら、その地域の折り込みチラシを入れる基準というか、やり方は他とはかなり違うということになる。少なくとも、全国一律ということやないのだけははっきりしとる。


この相談者からの返礼メールがすぐに届き、回答文中で『ただ、それについては、その販売店の主張が正しいとした場合、今までのワシの説明では符号せんことになるがな。ワシには理解できんことや』と、ワシが言うてた疑問が解けた。


ご回答ありがとうございます。

その後の報告ですが、○○電気にいってみたら、印刷遅れのため、一部配達できなかったと言われました。印刷遅れは胡散臭いですが、部数不足は事実のようですね。

チラシについては予備紙を引っこ抜いたんですか。予備は新聞のみでなくチラシも含まれているんですね。シェアは、1位か2位かよくわかりませんが、二紙が争ってると思います。

まあチラシがないならある程度はインターネットで見られますが、不定期のチラシや、存在さえ知らないチラシは泣き寝入りしかないようですね。

1割減らし自体はこの地域のみということですか。押紙を勘定に入れれば、チラシが抜かれている家庭は数%、かなり運が悪かったようです。それでは失礼します。


ということやった。『印刷遅れのため、一部配達できなかったと言われました』というのは、そのとおりやなかったのかなと思う。

回答文でも言うてたが『そのテレビ放送をした地域全域の当該新聞社の販売店には、過不足なくチラシが配布されとるはずや。チラシの1割減らしというのは考え辛い』というのが同然やろうからな。ミスなら、そういうこともあるということや。


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