新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.399 どうしても、拡張の仕事がしたいのですが


投稿者 love さん  投稿日時 2007.3.19 PM 3:19


先日は大変有り難いアドバイスをしていただき誠にありがとうございました。

実は電話アポでの拡張に将来的に不安を感じてしまい、先日、やめてしまいました。しかし、どうしても、新聞の拡張で生活し、生きていきたいと言う思いが強く、今度は訪販での拡張と思い、新聞の求人を見て、ある団に面接に行きました。

そこでの面接では「明日からでも寮に入って仕事はできるか?」と言われ、入社させていただけることには大丈夫だったのですが、なにか、給料体系についても話しが曖昧だし、雰囲気もよくなく後日、返事をしますと言うことで、その団で働くことは止めにしました。

そして、次の日に同じ新聞社系列でとても条件も雰囲気もよく、ここでなら仕事をしたいと思える団があったのですが、そこの団には断わられてしまいました。と、言うのもその団には「以前、他新聞でテレアポをしていましたが嫌になり辞めてきました」と、面接の時に話してしまったのです。

でも、どうしても、拡張の仕事がしたいので、今度も同じ新聞社系列の違う団に面接に行こうと思っているのですが、違う団でも、同じ系列なら面接時に渡した身分証のコピーや履歴書も残っていて、そういった僕のいろんな情報を共有してしまうものなのでしょうか?

次に面接に行く時に新聞業界は初めてだと話しても、バレてしまうものなのでしょうか?


回答者 ゲン


『違う団でも、同じ系列なら面接時に渡した身分証のコピーや履歴書も残っていて、そういった僕のいろんな情報を共有してしまうものなのでしょうか?』

ワシの知る限り、その可能性はかなり低いと思う。

情報を共有するというのは、その団が、パソコンなどにあんたの履歴書情報を入力した場合ということが考えられるが、まだ入団の決まってない人間をそうするというのは普通は考えにくい。

そうしたとしても、その団には何のメリットもないと思うからな。せいぜい、紙としての履歴書の保管をしとるくらいや。

あんたも、それを返してほしいと要求すれば、返してもらえてたはずや。その個人情報の使われ方が気になるのなら、再度行って返してもらうように要求するのも手やと思う。

もしくは、手紙でそれを依頼するかやな。そのときは、返信用の封筒に宛先を書いて切手を貼るくらいのことはしとかなあかんで。エチケットや。

絶対の保証はできんけど、そうすれば、普通の所やったら送り返してくれるはずやと思う。

『以前、他新聞でテレアポをしていましたが嫌になり辞めてきました』と、面接時に言うたことが、断られた原因やとすれば、それは他新聞でテレアポをしていたということより『嫌になり辞めてきました』という一言やった可能性の方が高いと思う。

その面接官が「この人間は長続きせんな」とでも考えたのやないかな。

あんたは、その団に断られた主な原因が、その言葉にあったと考えとるようやが、それだけやないと思う。

通常、会社が求人広告で人材を募集する場合、無尽蔵の採用というのはないはずや。それなりに、定員のようなものがある。

今回、あんたには分からんでも、他にも募集があって、そちらをすでに採用していたとしたら、断るというのは自然にあることや。

その口実として、あんたの言葉があったとも考えられる。

ついでに言えば、その拡張団があんたの履歴書や身分証などの個人情報をその場で返さんかったのは、本来の採用者が来んかった場合に、万が一の予備として残したという可能性もあると思う。

それと、これは拡張団の採用基準にもよるから、その団に当て嵌まるかどうかは分からんが、現在、業界では、なるべく経験者の採用は排除しようという流れがあるのも確かや。

昔なら、経験者は優遇されていたが、今は紹介以外の人材でそういうのを採用する拡張団は少なくなったと聞く。経験者と未経験者が同時に面接にくれば、未経験者を雇うケースの方が多いということや。

特に、あんたの住む地域やと、不法行為が発覚して辞めさせられたというのが多いから、経験者は信用ならんと思われとるようや。

不法行為を嫌う拡張団ほど、そういう傾向にあると聞く。

それに、未経験者は一から教えたことは素直に聞きやすいが、経験者はどうしても、自分のスタイルを固持するという傾向にあるし、人によれば、それを同じ団の人間に吹聴して廻るということも起きる。

それが、良からぬやり方なら、団内に蔓延するおそれも出てくる。当然、拡張団としては、そういう事態は避けたいとなるわけや。

あんたも次は『以前、他新聞でテレアポをしていましたが嫌になり辞めてきました』とは言わんやろが、例え、新しい所で採用されたとしても、そのことは仲間内にも口外せん方がええと思う。

そんなことを言うても、あんたの値打ちが特に上がるわけでもないし、何の益にもならんからな。

『次に面接に行く時に新聞業界は初めてだと話しても、バレてしまうものなのでしょうか?』

バレる可能性は、ほとんどないと言うてもええ。

世間一般では、同新聞社系列、同地域の拡張団同士は親交が厚いと考えがちやが、表向きは別にして内面はかなり違うのが普通や。

それも当然で、同じ客を取り合うもっとも熾烈な競争相手になるわけやさかいな。

そこで、お互い仲良くするというのも考え辛いということや。当然のことながら、そういう所への自団の情報流失を避けたいというのが普通やろうと思う。

せやから、次に面接に行く場合は、堂々として行けばええ。「この仕事は初めてですか」と尋ねられたら「そうです」とだけ答えることや。

実際、訪問営業をしてないわけやから、そう言うたのが、後で分かったとしても嘘にはならんしな。

単に「稼ぎたいので、この仕事をしたいと考えました」と言う方が、この業界の面接官の受けはええはずや。やる気の動機づけになるさかいな。

まあ、あまり、よけいなことを言わなんだら、定員オーバーでもなければ断られることはないと思うよ。


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