新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.412 アンケート募集の件で、質問があります


投稿者 S.Aさん  投稿日時 2007.6. 1 PM 2:35


お久しぶりです。いつもメルマガとHPを楽しみにしています。

今回のメルマガでの「新聞の価格について」のアンケート募集の件で、質問があります。

その前に、私のアンケートへの答です。

現在の新聞代について
1.の高いです。
これだけネットで新聞のニュースが流れる時代に、現在の新聞代は高すぎると思います。もっと安くするか無料にする道を模索するべきではないでしょうか。

今後の新聞代の値上げについて
5.のその他です。
無料にすべきが私の意見です。

メルマガの「第144回 ■無料新聞とフリーペーパーについての話」で、日本では無料新聞 の台頭が難しいと話されていましたが、既存の新聞のなかで無料化を考える新聞社はありませんか?

個人的にはS社あたりがしそうに思うのですが、ゲンさんの意見を聞かせてください。やはりそれも無理ですかね。

変な質問で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。


回答者 ゲン


早速のアンケートへの回答、本当にありがとう。感謝する。

今回のメルマガ『第147回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞代の適正価格って、いくら? アンケート募集』を見ておられない方のために、そのアンケート募集内容を言うとく。


アンケート募集 新聞の価格について

現在の新聞代について

1.高い……そう思う理由(あれば自由に発言して頂きたい)
      例、新聞代は2000円程度が妥当、など。 

2.安い……そう思う理由(あれば自由に発言して頂きたい)
      例、情報量からして安い、など。

3.今のままで妥当……そう思う理由(あれば自由に発言して頂きたい)

今後の新聞代の値上げについて

1.反対

2.賛成もしくは容認

3.値下げすべき

4.現状を維持すべき

5.その他(あれば自由に発言して頂きたい)

アンケート送付先……Mail hakase@siren.ocn.ne.jp 管理人 ハカセまで

アンケート募集期間……2007年6月1日〜6月15日まで


これについての参考事項は、そのメルマガにあるので、よければ先に見て貰うたらええ。もっとも、それほど難しいアンケートでもないと思うから、これだけでも答られとは思うけどな。

今回、このアンケートを募集しようと考えたのは、読者の方の新聞代に関する意識を知りたかったからや。

勧誘しとると「新聞代は高すぎる」と言われることが、ここのところ増えてきたように感じる。そういう報告もたまにある。

そこで、本当にそうなのかというのを知りたいと考えた。

ただ、当メルマガやサイトの読者には、一般読者、拡張団関係者、販売店関係者、新聞本社関係者といろいろな方がおられるから、それぞれの立場で、さまざまな意見を持たれておられると思う。

おそらく、こんなアンケートを他で集めとる所はないやろうから、かなり有意義なものになるのやないかという気がする。

その意味でも、ご協力を頂き感謝している。あんたの他にも、メルマガを見て、ぞくぞくと意見を寄せて貰っている。いつものことながら、本当に有り難いことや。

『既存の新聞のなかで無料化を考える新聞社はありませんか?』ということやけど、これは、また面白い質問をされるもんやなと思う。

正直、そういう動きは、まだ聞いたことはないな。ワシ自身、考えたこともない。

事は密なるをもって成る。という故事がある。

計画を実行させようと思えば、その秘密を徹底して守らんと成功はおぼつかんという教えや。

万が一、そういうことを計画しとる新聞社のトップがおったとしても、業界全体を揺るがすことやから、人に知られ、また悟られる愚を犯すとは考えにくい。

もし、そういう動きを本気でしようと考えてたとしても、よほど実行間近でもなければ表に出ることもないやろうと思う。

話としては面白い。確かに、外国では実際に既存の有料新聞が無料化しとる所もあるようやから、それを考える新聞社が現れてもおかしいはないというのも良う分かる。

全国紙のS紙は、真っ先に値引きを敢行したり、夕刊を廃止したりと他紙とは違った動きの多い新聞社や。

勢力的にも、他の全国紙に遅れを取っとるというのもある。

このままでは、経営的にも危機感を募らせる可能性もあるから、ここらで起死回生の手を打つのやないかと、外からはそう見えるかも知れん。

しかし、S紙の経営基盤は、それほど貧弱なものやない。

他紙もテレビ局を支配下においとるか、または影響力が大きい所も多い。新聞社の意向が大きいとされとる。

その点、S紙の場合は少し違う。上位にテレビ局がある。そのテレビ局は、日本でもトップクラスと目されとる有力局や。当然、経営的にも安定しとる。

まだまだ、報道メディアのなかでは新聞社の社会的地位も高く、利用価値も大きい。

S紙は全国紙のなかでは下位に属してはいても、その巨大なグループ企業が、その利用価値を放棄するとも思えんから、全力で支えるものと考えられる。

実は、新聞社関係者の間で「例え、新聞で食えんようになっても、テレビがあるから大丈夫や」と、まことしやかに囁かれとるという。

つまり、テレビ局とつながっとる限りは、いくら経営的に危機に陥ろうと、心配はないというわけや。もちろん、その真偽は、ワシには良う分からんがな。納得はできそうやが。

あんたの『個人的にはS社あたりがしそうに思うのですが』というのも、その劣勢を跳ね返す起死回生の手段と考えてのことやろうが、S紙にそんな危険を冒す必要はどこにもないと思う。

それが、ワシの見方や。

それに、現在の再販制度の中にある新聞業界から脱退せんことには、そんな無料化ということはできんさかいな。

普通に考えて、新聞を無料化するのやったら、再販制度の恩恵も必要ないということになる。いくら何でも、新聞業界と敵対してまでは良うせんやろうと思う。

話としては面白いが、現実性ということでは、限りなく低いと言うしかない。

せやから『既存の新聞のなかで無料化を考える新聞社はありませんか?』という、あんたの質問には、「それはないやろうな」というのが、ワシの答になる。

ただ、将来的に、その再販制度が撤廃され、新聞業界が諸外国並の状態になれば、そういうのは十分考えられる。そういう事態が、あるかないかとなると、何とも言えんがな。

最後に、このQ&Aを見ておられる方々にも、『新聞の価格について』のアンケートへの協力をよろしくお願いしたいと思う。


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