新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.415 何か解決策があるようならアドバイスをお願いします
投稿者 acses さん 投稿日時 2007.6. 7 PM 9:55
新聞拡張に関することで、困っています。
前に拡張員が来たときに契約を迫られ長時間粘られました。バイトの時間も迫っていたので「あとでクーリングオフすればいいやと思い」契約して数日後クーリングオフしました。
その数ヵ月後その拡張員がまた家に来て「お兄さんクーリングオフしたでしょ!? あんたのせいでこっちは違約金一万二千円払ってんだよ! 上の人が今日来てるから」と言われ、やくざみたいなおっさんに「こっちだって生活かかってんだ!ビール券もらっといて筋違いなことしてんじゃねー」(ちなみにそのビール券は腹が立ったので売ってしまいました)と言われ再契約させられました。
その後もその拡張員はそれに付け込み何回か来て、渋々契約してしまいました……。しまいには「お兄さん携帯番号教えてよ!また来るとき連絡するから」といわれいけないとわかりつつ教えてしまいました……。
出来るだけ遭遇しないように拡張終了間際の七時以降に帰宅するようにはしているんですが、大学も卒業するまであと二年あるのですごく心配です。
何か解決策があるようならアドバイスお願いします。
回答者 ゲン
一番の解決策は、その拡張員が来たら、きっぱりと「僕は新聞をとるつもりはありません」と、言うことや。
それでも、しつこく迫るようなら「帰ってください」と言う。これは、結構、大事な一言なんや。
これを言うて、その拡張員が、しつこく居座れば、刑法第130条の不退去罪になる。それを理由に警察に通報すれば、警察も放っておかんはずや。
現在は、昔と違うて、警察もこういうことは厳しく取り締まるケースが増えたさかいな。
一度でも、そういうもめ事に持っていけば、その拡張員も、あんたのことをあきらめると思う。こいつはもうあかんなと。
それができたら苦労はないと思われるのは良う分かるが、そのくらいの気持ちがないと、そういうたちの悪い拡張員を追い払う、あるいは縁を切るというのは難しいと考えるがな。
はっきり言うて、その拡張員は、あんたをええカモやくらいにしか思うてないはずや。
せやから、その契約時期が来たと思うたら、あんたの想像どおり何度でも来るのは間違いないやろな。あきらめることはまず考えられん。
まだ二年もそこにいとるつもりなら、毎日おびえて暮らすことになる。どこかで、ケリをつけん限りはな。
冒頭の言葉を言えば、その拡張員は怒るやろ。脅すかも知れん。しかし、それまでのことや。それ以上の心配をする必要はまずない。
そういう脅して契約をとるような奴は、相手が怖がると思うからそうするだけのことや。
あんたは、その挙げ句に暴力を振るわれるという恐怖心を抱いとるのやと思うが、心配せんでも、そこまでするようなことはほとんどない。
そんなことをすれば、警察沙汰になって逮捕されブタ箱に入るはめになる。何ぼ、その拡張員がアホかて、そのくらいのことは分かるはずや。
僅か1本の契約のためにそこまでする拡張員はまずおらん。あんたが、よぼど挑発でもせん限りはな。
これは、NO.413の人にも言うたことやが、僅かな勇気をふりしぼるだけで、簡単に撃退することができると分かってほしい。
そういう人を脅すようなあこぎな真似をする拡張員は、はったりだけの人間が多い。本当の意味での根性なんか持っとる奴は、ほとんどおらん。
そういう人間は、それこそ腐るほど見てきたから、ワシには良う分かる。
良う考えてほしいが、何ぼ、その拡張員が怖そうな人間でも、ヤクザ相手に同じように脅して契約をとると思うかな。少なくとも、ワシは、そんなことをした拡張員は聞いたこともない。
つまり、そういう連中は、相手が弱いとタカをくくっとるから、そんな真似ができるだけの話なんや。相手がやばいと見れば簡単に尻尾を巻く。そんなもんや。怖がる必要は、どこにもない。
もっとも、どうしてもそうは考えられん。怖いということなら、消極的やが、逃げ回らなしゃあないかも知れんがな。
極希に、何の後先も考えんような、理屈では計れん奴も世の中にはおるさかいな。
逃げる方法も一応はある。
『しまいには「お兄さん携帯番号教えてよ!また来るとき連絡するから」といわれいけないとわかりつつ教えてしまいました……』ということやが、ワシには何でそんなことを聞いたのか良う分からんな。
普通に考えて、その拡張員が、わざわざ、あんたにそれを聞く必要はないと思う。契約書には、あんたの電話番号は必ず書いとるはずやから、それを見れば済むことやさかいな。
契約書の番号が携帯やなく一般電話やったのなら、分からんでもないがな。
いずれにしても、そういう個人情報は、契約した限りは、相手に握られとると考えとかなしゃあない。教える教えんのレベルやないからな。
これの対処法は、一般的なことやが、まず、その拡張員の番号を着信拒否に設定することやな。ただ、その拡張員の番号だけを着信拒否にしても、仲間の携帯からかけるということもあるから、キリがないかも知れん。
完全を期するのなら、携帯電話番号そのものを変えることや。電話番号を変えると、どうしてもまずいことがあるのなら難しいやろうがな。
次に考えられることは、夕方5時から10時くらいの間のアルバイトを探すことや。これは、実際にそうしとる人がおられる。
その人も、そうする動機が、拡張員と顔を合わせんためやったということや。それに、これは考えようによれば、一石二鳥やわな。
大半の拡張員は、その時間帯に活動するから、アルバイトをしとったら帰るに帰れんさかいな。
アルバイトが無理なら、そういう時間帯までやってる大学のサークルなんかに入るのも一つの手や。
ただ、これも絶対やない。しつこい拡張員は、いつ行っても合えんとなれば、もっと早い時間に押しかけるということも十分考えられるさかいな。
逃げ回るだけでは限界があると思う。
これは、苦言になるが、あんたの話やと、クーリング・オフをした際、『ちなみにそのビール券は腹が立ったので売ってしまいました』ということやが、それはまずかったと思う。
クーリング・オフをするのなら、その契約時に貰うたものは返しとくべきやった。
民法545条の原状回復義務というものがある。契約が解除されたら、双方、その契約以前の状態に戻せというものや。それからすると、契約時に、その条件として貰うたビール券は返す義務があるということになる。
普通に考えて、クーリング・オフをするというのは、契約を守る意志がないということやから、そのために貰うたものを独占する権利もないわな。
良く譲渡とかプレゼントで貰うたもんやというバカげた解釈をする人間もおるようやが、営利目的の拡張員が、何の対価もなしにそんなことをするはずは絶対にない。
あんたもそれくらいのことは分かってたはずや。それにつけ込まれたというのは、あんたにも落ち度はあるわな。分かっておられるやろうけどな。
ただ、その拡張員が、あんたにしつこく迫るのは、それがあったからだけやない。口実には違いないが、一番大きな要素は、あんたの性質を見抜いたからやと思う。
つまり、あんたを甘く見て舐めたということやな。この学生やったら、こう言うて脅かせば、簡単に言うことを聞くてなもんや。
それに対して、あんたが腹が立たんのやったら、逃げることを中心に考えたらええけど、バカにするなと思うのやったら、ワシが冒頭に言うたみたいに立ち向かうことや。
もっとも、いずれを選ぶかは、あんた次第や。それ以上のことは、ワシからは何も言えんさかいな。